防災気象学者 倉嶋厚さんと映画「フラガール」

2008年01月28日 | 日々のこと
 「男女共同参画講習会」は「妻と歩んだ人生で考えたこと」で、防災気象学者の倉嶋厚さんだった。

 昨年秋に講師をお願いした時、「生きていたら」という条件がついたが、倉嶋さんはは85歳である。

 つれあいと聞かなくては意味がないとばかりに、会場は中年の夫婦連れがめだった。・・・・もちろん私も・・・・もっとも夫も動員されていたかも。

 奥様を亡くされた後、強いうつ病になられた後、生還された実体験をもとに話された。ひと口に言うならば「自立」である。すべてのことを伴侶に依存している「あなた」のことである。

 AТM使えますか。洗濯機回せますか。これは男性に限らず、やさしい夫を持った女性にもあてはまりますよ。

 かって人生の先輩に、女性の自立は男性の自立次第と教えてもらった。

 お互いフルタイムで仕事を持つ身だから、無理すればできるかもしれないけれど、2割は「お願い」する。・・・・大分成功している。

 後半は映画「フラガール」であった。常磐炭鉱が大幅な人員削減をするに当たって、働き口の確保のために作った常磐ハワイアンセンターのダンサーの話である。
 黒いダイヤモンドともてはやされた時代が、石油に移行して行く昭和40年代、時代が大きく変化し始めた頃である。

 見ていて、たた40年前だったのに、なんと多くの物を忘れている自分がそこにいて、もっと驚いたことに、私たちがなんと多くのものを失ってきたのかと思う自分がいて。・・・・いつの時代だってそういうのかもしれないが・・・・。

 やっぱり謙虚さが無くなった。人に対しても、自然にたいしても。そう一番感じた。

 映画は実話に基づいているので、あの時代を思い出す懐古でもよし、炭鉱で働く女の子たちが、職を失った父や兄の代わりにダンサーになって働くけなげな物語でもよし、さすがにプロが踊るフラダンスも見ものだ。機会があればご覧ください。

 送信する前に1字なおそうと、モニターをクリックしたら、画面が変わりすべてが消えた。同じ文章2度書けないし。・・・・そういうわけで舌足らず、いや筆足らずでごめんなさい。
                          依田 美恵子
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