子どもは国の宝

2009年09月23日 | 読書
 上伊那郡の「北沢みち子」さん、一度もお会いした事もない方であるが、この方が大好きである。

 信濃毎日新聞の「私の声」の投稿欄でしばしばこの方のお名前にであう。10数年前から、この方の書かれたものが、あんまり「私的」なので、切り抜いて保存している。

 年齢も同じ・・・でも学年は微妙だな・・・。同時代を生きてきたという共通もあるけれど、この方の感性とすばらしくうまがあう。

 9月15日の投稿は「試されている有権者」だった。

 「先の衆院選で、民主党の得票率は小選挙区で約47%、比例区で42%だった。ところが小選挙区制度のなせる技で、議席数は308と、64%を占める結果となった。
・・・・中略・・・まずは、今行なわれていることを正しく知る努力をしなくては・・・。

 ・・・・・第二に「待つ」寛容さを持ちたい。マニフェストのすべてが即実行できるものではないだろう。公約が果たされていくか厳しい目を向けるのは大事だが、性急に批判するだけであってはならない。優先度に応じて実現されていく過程を肝要に見守りたい。

 第3に、私欲を捨て広い視野を持ちたい。例えば子ども手当ての財源を配偶者・扶養者控除の廃止に求めるとしたら、我が家は確実に増税となる。しかし、それが少子化の歯止めになるとか、子育て真っ最中の家計を助けるのなら、私は増税を厭わない。大多数の人々の不利益を、自分の少々の不利益で改善できるならそれも良し、みんながそう考えられる成熟した社会ー。実現したらどんなにいいだろう。

 ・・・・・試されるのは新政権だけではない。選ぶという権利を行使した私たちもまた、真に民主主義を掲げられる選挙民になれるか、試されているのだと思う。
(終)

 長いこと、選挙なんて行っても何にも変らないと大方の人が思っていたはず。

 民主党に入れた人も、入れない人も、これからは観客ではいられない、全員が役者になれるのだと、308席という数字を見た時感じた。
 良くなるという保証があるわけではないけど、自分の国という認識を持つきっかけにはなるだろう。
 
 人は国の財産である。子どもはその国の底力である。私たち世代が多少増税になろうと、親が子育て中の子に補填をする代わりに、国が子どもを社会の宝として育ててくれる手伝いをしてくれるなら、うれしいことだ。

 あたらしい政権への注目度が高い・・・・・いいことだ。批判ばかりでなく腹を据えて育てる気概も必要だと、私の中の「年の功」が言う。

 依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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