ストーブを焚かない生活

2008年01月24日 | 住まいづくり
山茶花や椿は暮から初春に咲く花だが、信州はこの花蕾は冷凍保存されるので、3月4月を待たねばならない。咲いても霜で花弁が茶色に変色するから、まことに土地にあわない花であるが、葉の光沢が美しいのが好まれるのだろうよく見かける。

 暮に屋際のひだまりに山茶花のつぼみが、今にもほころびそうな状態で寒さに耐えていた。その手折って活けた山茶花が今も可愛らしく咲き続けている。我が家は寒い家なので花の持ちだけはいいようだ。

 このところの灯油の高騰で、お客様も自衛をなさっているようだ。80坪のセントラルヒーティングのお客様は、子供たちが家を離れて今はご夫妻とお母様だけになってしまったので、暖房をやめましたとのこと。日中はお母様お一人、日当たりのいい居間にお炬燵で、充分過ぎるほど暖かいとのこと。

 もっとも器が良いから、それまでだって日中は暖房がいらなかったはず。
それが夜も大丈夫だと、誇らしげに話された。

 このところ毎朝マイナス10度位の日が続いているが、人が住んでさえいれば、この寒冷地でも暖房を焚かなくても朝10度以下にはならないし、太陽光を取り入れればかなりいい室温が維持できるということなのだろう。
 
 会社の近くのお客様は、建てた時から暖房を焚かなかった。それまでの家の居間は朝から2台のストーブを焚き続けて、さらにお日様の力を借りても、日中10度にもならなかったから、朝起きて10度もあるのになぜ暖房をたく必要があるのでしょうと話された。

 今までの家ならば、ストーブを消した途端にスーッと温度が下がるが、ソーラーサーキットはそれがない。そして家中の温度差が無いということが、暖房を焚かなくても充分満足ですという感想になられる。

 今までだって、灯油の量はそんなに要ったわけではないが、この際だから試してみたんです、とのこと。・・・・二酸化炭素削減に貢献ですね。

 会社の木材の端材がひっぱりだこだ。「ご自由にどうぞ」と書いた置場は、すぐに無くなる。「この次は何時ですか?」と匿名の電話がこのところしきりに入る。
勝手知ったる人は直接工場に持ちに来るから、溜まる暇がない。
薪ストーブよりもお風呂の兼用釜に焚く方が多いのではと思う。灯油が安かった時代は見向きもされなかったのに、世の中の経済状況を反映している。
資源の有効利用だ、石化燃料を燃やすよりいいに決まっている。

 石油の高騰は大変だけど、私たちの生き方や生活を見直すきっかけになればいいなーと思う。・・・自分でもこんな生活をしていて地球がもつだろうかと感じたことありませんでしたか。

                         依田美恵子
 
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