鍋を磨く

2016年08月29日 | 家事のこと
やっぱりあの台風北上してきましたね。どこかへ消えてしまうなんてことないものね。それにしてもいやな台風です。

 佐久は今プルーンの収穫前なのです。雨除けのシートがあちこちに見えます。

 中井貴一さんのプルーンのコマーシャルみたことありませんか。カリフォルニアのです。

 カリフォルニアは雨の少ないところなのです。プルーンは熟した時に雨に当たると割れてしまうのです。だから雨除けのシートなんです。

 台風が来るとシートが剥がれます。雨に当たると割れますし、落下してしまいます。

 はやばやと箱を組み立てて用意したのですが・・・・・すごく微妙な心境。

 農作物に注意と言われても、なんの対処法もありません。自然の力は偉大ですね。


  いつ頃購入したのかわからないクレンザーが2本あります。休日にこれを処分すべく、すべての鍋を磨きました。ステンレスのボールもです。

 IHになって、鍋底も鍋汚れにくくなって磨かなければならないほどにはなっていません。

 それでも磨けば光ります。なにしろ磨くということは気分のいいものです。

 乾燥させて、敷紙も替えて気分はじょうじょうです。なんたって使いかけの古物物のクレンザーが終わったのですから。

 我が家は田舎の家の造りですから、家は広く収納場所は嫌と言うほどあります。だから溜め込もうと思えばいくらでも収納可能なのです。

 でも今どこを見てもガラガラ状態になってきました。それをさらに減らそうとしています。

 自分の人生の残り時間から逆算して必要な分量にしたいのです。ただたんに捨てるのではなく、使い切りたい物も多いので、ひとつ使い切ると達成感を感じます。

 考えてみれば、日々暮らしていくのに必要な物は、私たちが所有している物の何分の1かもしれません。

 なぜか我が家に入り込んでしまった物に支配されているのかもしれません。

 物を買いたい・持ちたいという意識は、私は年を重ねることに減ってはきました。そういいつつも、ついつい買っている自分に苦笑することもありますが、昔に比べればかわいいものです。

 自分の後始末は自分でしなければならないと思うのです。

 娘が亡くなって2年、娘の残した物を一つひとつ片付けてきました。娘の心に沿うようにと、その物を使い切る度に、私の心も回復に向かえるような気がするのです。

 長いような短い2年でした。まもなく3回忌です。
                                     依田 美恵子

 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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