20年前の掃除機

2015年04月22日 | 家族
 一階の本棚の一部に蒐集していた「独楽」を展示すべく置いていたが、孫たちが好きに持ち出して遊ぶようになり、コレクションの存続があやぶまれるようになった。

 遊んで使っての物であるからそれはそれでいいのだが、細かい部品がバニバラになったり破損が目立つようになった。

 ここはひと整理をして遊んでいい物と、二度と手に入らないものと分別の必要性があると思い、古い桐たんすにそっと移動した。

 空いた本棚にちーちやんの部屋の置いてある本が入るかもしれない。

 漢字辞典が必要だと学校からの通知。こんな日がくるなんて思っていなかったから、ママのもおじちゃんのも全部処分してしまった。さすが大人用では字が細かすぎるものね。

 我が家物が見つからないと、「かーちゃんが」と思うらしい。

 母の物までは、了解なしに処分したつもりがないんだけどなあー。知りませんよといいきれないところがねえー。

 そんな訳でそんな探し物までが加わるのでした。

 納戸の物陰から掃除機の棒が一本でてきました。

 20年前娘の成人式用の振袖を見るべく、会場のニューオータニまで行った日のことが思い出されました。

 最初はペラペラの生地の物から試着させていくのですね。だんだん上等になって行って金額もどんどん上がっていくのです。

 最後にたどり着いた某有名な作家物。娘ならず私だっていいと思いましたもの。その頃になると試着の連続で疲労困憊状態、高かろうが安かろうがヤケノヤッパチという境地で決めたのでした。

 決めてやれやれと思っている私たちを置いて、呉服店の店主は娘を福引に連れていったのでした。娘が「お母さん1等が当たったの」と顔を輝かして報告です。

 あーあそれは当ったんではなく、当ててくださったのよ。

 それはドイツ製のゴミ受けが水になっている掃除機。その金額が分かるだけに、振袖をほぼ定価で買った私たちです。

 その掃除機最初は重宝したのですが、軽い掃除機を使い始めると日の目を見る機会も減り、しばらく前処分したはずなのに、まだ残っていたのですね。

 あの振袖、ちーちゃん是非来てほしいわ。絶対に身長170㎝超えないでほしいんだなあー、とバーバは願うのだけど・・・・無理かな(笑)

                                          依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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