福島のお子さんに関して、複数の医師からお話を頂きました。
小児の血液疾患専門医からではないため(一般の内科医や外科医の方)、このお子さんにやはりこうすべきという対処に関しての具体的な答えではありません。
それでも、こうした血液疾患がおきている時の考え方として、読者の皆さんが、一般的には参考になる話があると思いましたので、掲載しておきます。
特に「血球貪食症候群」という状態に関して、どう理解すべきなのかということが書かれています。
====================================================
福島のお子さんの病気についてですが、血球貪食症候群は、病名というよりは、現在のお子さんの状態を指す言葉だと言っています。
「症候群」とつくことからもわかるように、おおざっぱに、今の状態をグループ分けしたに過ぎず、病気を特定できたとは言えないと思うと夫(医師)は言っています。
どうして、このような状態に至ったかの具体的な詳細な情報がないため、よくわからないとしか言えないそうです。手術後にこのような状態になることはありうるとは言っています。何の手術をしていたのかなあと言っています。
もし、こちらの地元でこのような状態になったとしても、地元の国立大学病院か国立病院の医療センターで小児の血液内科を受診するようにとのアドバイスしかできないとのことです。それも、ここまで大きな病院であれば対応できるはずだとの理由からで、専門の先生がいるかはわかりません。
福島県に専門の先生がいるかはわからないので、もしいないなら、東京に行き、大きな病院である小児医療センター等に行くようにとのアドバイスしかできないとのことです。
---------------------------------------------------------------------------------------------
マクロファージ活性化症候群 ≠ 血球貪食症候群ですね
症候群なのでいろんな病態を総合した名称ですね
マクロファージ活性化症候群はむしろJRA(若年性リウマチ)などの自己免疫疾患の経過中に出現するものでやや予後はよいみたい
JCO事故の被害者が血球貪食症候群になったとWikipediaに書いてあります
====================================================
僕も思い出していなかったのですが、東海村JCO事故の被害者が、血球貪食症候群となり、その対処が大変な状態であったことは、間違いない話です。
勿論、東海村の事例は尋常でない高線量の外部被曝をしているケースですから、今回とは様相が全く異なります。
次は、参考記事としてご確認下さい。
放射能の捨て場は本当にあるのか?特に日本のように山岳部と平野が隣接し、降水量が一定あるエリアでは、地下水も豊富にある場合が多いです。こうした地下で放射能の置き場は作れるの? こうした話が書かれている記事です。これはわかりやすい記事なので、一読を。
「地層処分」見えぬ候補地 岐阜・瑞浪研究所、地下水に焦点当たらず 福島民友新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160202-046868.php
福島第一原発での地下水問題を取材している感覚があると、こうしたところに意識が向く記者がいるということなのかもしれません。
しかし、こうした視点に立脚すると、いよいよ捨て場はないという現実にわれわれは直面することとなります。
放射能を使った発電など、ありえないということしか結論にはならないのですが。。。
==========================================
ブログで書けないことは、メールマガジンだけで具体的に書いています。
遂に100号となりました。一歩一歩が大切です。これからも宜しくお願いします。
「木下黄太メールマガジン」 (毎週金曜・月4回)
被曝関連の健康症状等、重要情報はメルマガでのみ配信、ぜひ購読を⇒⇒⇒
===========================================