放射性物質の汚染は、たしかにセシウム134の半減期は2年ですから、徐々に下がることは間違いありません。
しかし、それでも相当なセシウムがそうしたごみに含有されていることは間違いありません。
勿論、他の放射性物質の含有はわかりません。これも一定量あると想定すべきです。
こうした放射性物質を大量に含有するものを処理する方法論がなく、結局一般ごみと一緒に埋め立てようとするのが、環境省の新たな方針と思います。
これは、何が危険なのか。
政府がこうした姿勢を示すことで、民間でも一般ごみとしての扱いに近い状態となり、いろんな形の民間レベルのごみ処分に、現在以上に放射性物質に高濃度汚染されたものが混じる可能性が高まるということです。
汚染が殆どない西日本などのエリアに運ばれるリスクは高まります。
勿論、東日本の汚染エリアで、ごみを埋め立ててているエリア近隣では、更にリスクは高まります。
そして、これがある種の海洋投棄に繋がる可能性が有るという事です。
少なくとも、海洋埋立地で、ごみ処分をしている自治体は、一定数は存在します。
そうしたエリアでは、放射性廃棄物は、海洋埋立地内のごみ処分場に埋めて捨てられるでしょう。
これが、果たして、安定的な環境と言えるのか?
答えは言うまでもありません。
環境省がおこなっていることは、まさに環境"破壊"省であると僕には思えてなりません。
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実質的に意味があるニュースをつぶすために、清原逮捕がこの時期に為されたという陰謀論言説がネットでは飛びかっています。
関係ない犯罪捜査、特に覚せい剤関連のような内定捜査が一定期間必要な類のものは、何かの政治的な判断に併せておこなう芸当を有するようなレベルは、ほとんどありえません。少しでも警察取材をすればわかる話。そんなことを言い募るネット発信者は「基地外」としか僕には思えません。
それが、世間的に著作を出していたり、テレビ出演歴がある人間もが、平気でこんなことをのたまう状態。僕も以前は面識のある人もいます。それを馬鹿なネット住民が推奨しています。 本質とはどんどん遠ざかる状態。日本人の病は、全体的に進んでいる顕れと見えます。
マスコミが優先順位を間違えているという議論なら、まだ理解は可能です。マスコミ批判なら。
しかし、マスコミに重要なテーマを報じさせないために、有名人の覚せい剤事件の逮捕をその日に仕掛けることがどうやってできるのですか???
公安じゃないんですよ。覚せい剤捜査など薬物事案の担当は。ありえません。
捜査機関の仕組みをわかっていなさすぎです。
そして、TPP調印のニュースバリューを下げるために、警察が清原容疑者を逮捕したなんてことを肯定する著名人もいました。
調印式などはすでにセレモニーですから、日本のメディアは型どおりにしか、そもそも報じないのに。
当然ながら、こんなことを平気で言う人は、ジャーナリストでも知識人でもありません。論外です。