「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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福島空港7時間滞在で韓国テレビ監督148ミリシーベルト被曝についての新情報

2011-05-20 03:48:35 | 福島第一原発と放射能

 墨田区東向島のギャラリーでの集会は八十人以上が参加し、熱気に包まれました。僕の中では、「想定外」のスピードで事が展開している感覚です。僕の意思もありますが、それ以上に、何か大きな動きがはじまっていて、その列車が走り続けていて、そこに自分が乗っている感覚なんです。だからこそ、どんなに速度がはやまっても、為すべきことを為していく事しかないと、強く思います。

 討議の内容は、具体的な行動をしていこうという意志が、さらに前回以上に強まったということです。まず、首都圏での土壌調査をまとめて行おうと言う事で、かなり意見がまとまりました。これは、経費も個人負担でかかりますが、首都圏で幅広く行いたいです。一箇所、一万五千円程度は必要です。まとめてやって、結果を公にするという話です。希望する方は、表明してください。壌調査を数多く、検査機関で行う事が、ガイガーカウンターでの計測よりも有効度が高いと言うのが、討議での結論のため、土壌調査を優先して行います。ガイガーで表明していただいた方には当面すいません。ただし、ガイガー隊も今後出来る事はまだまだありますから。

 さらに、6.11のデモについても、積極的な発言が多く、これまで一度もデモをしたことのない人がほとんどなのに、皆、思い切った行動を取るべきと言う意識をつよくもっていることに、僕の方が、ちょっとびっくりしました。ここは、今後もいろんな展開が考えられますが、いろいろ考えていく必要があると思います。積極的に出て行くことはもちろん大賛成です。

 

 

 さて、韓国のテレビ、KBSのカメラ監督が148ミリシーベルトも被曝したニュースについて、僕は当初、「いくらなんでも」と思い、事実関係の確認が必要と言いました。というか、うそじゃないのかと疑っていました。しかし、今、もう一度考え直す必要があると思っています。下記のニュースです。まずご確認下さい。

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震災取材のKBS撮影監督ら、被ばく許容限度超える

聯合ニュース 5月11日(水)17時1分配信

【ソウル11日聯合ニュース】3月に発生した東日本大震災の取材に当たったKBS映像制作局の撮影監督らが、基準値を超える放射線量を被ばくしていたことが11日までに分かった。
 KBS新労働組合の全国言論労組KBS本部によると、3月15~17日に東京付近を取材した撮影監督を検査した結果、放射線被ばく量が103ミリシーベルトと推定された。染色体の分析結果では、1000個の細胞のうち、5個の細胞に異常が見つかった。
 これに先だち、3日には別の撮影監督が放射線被ばく(148ミリシーベルト)によって1000個の細胞のうち、7個の細胞が損傷を受けたと診断されている。同監督は3月12~15日に福島付近で取材した。
 放射線防護基準などを決める国際組織・国際放射線防護委員会(ICRP)は原発事故の緊急時に被ばく線量限度を年間20~100ミリシーベルト、事故の収拾段階にある時は年間1~20ミリシーベルトと提示している。
 東京付近を取材した撮影監督は、「見えないことが一層恐い。日本に滞在する時に地震はむしろ恐くなかった。被ばくが恐かったが、現実となった」と話した。
 一方、KBS広報室は、「こうした事態が起きたのは非常に遺憾で、必要な措置を講じる。しかし、検査結果値をどのように受け止めるかに対してはまだ慎重な立場だ。精密検査が必要だと把握している」とコメントした。

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 きのうはじめて判明したのですが、実はこの韓国KBS取材のコーディネーターは僕の知っている人でした。信頼できる人です。このコーディネーターから僕にもまわしてとメールが来ました。このメールを見ると、ことはどうやら何かが起きていることは間違いなくて、推定148ミリシーベルトの被曝の数字が完全に適合するのかどうかは、見解が分かれるところですが、きちんとした韓国の検査機関での診察による推定だと言う事です。もちろん、推定がはいるため、厳密に正しいかどうかは分かりませんが、全くデタラメということではないものと思います。韓国の「国家放射線非常治療」というところからの診断結果、推定被爆全量が0.148Gy(グレーの誤差範囲は0.027~0.322)位で、細胞 1000個で、7個の染色体が損傷ということだそうです。染色体に損傷が出ているのは事実。現況の状況から考えて、推定なので最小値は27ミリで最大値は322ミリのゾーンの中の被曝であるということでしょう。幅は大きいですが、どうやらかなりの被曝です。福島空港に七時間いてこの状況。しかも彼からのメールで、韓国の検察も一部調べている状況もあるようです。

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 私が知っている限りの事実を書きます。
 11日に地震が起きて、その日の内にKBSの『追跡60分』では日本に取材チームを送ることを決めました。一番近い被災地に入る方法は、韓国からは福島空港でした。仙台空港は津波で流されていたし、新幹線も東北道も封鎖されていました。その日の内に出発することは不可能だったので、12日の午前10時にソウル仁川空港を出発し、12時10分には福島に着きました。ところがそこから先、行動を共にする迎えの車が来ません。東京を朝6時に出たのに、高速が全部通行止めで、一般道も大渋滞の中、当然なことです。携帯も、なかなかつながらなかったようで
す。車が着くまで7時間余も待たされたというので、スタッフは夜の8時近くまでずっと空港にいた筈です。移動手段もなく、他の場所へは行きたくても行けません。12日のこの時間に空港で被曝した筈ですので、内部被爆ではない筈です。
  彼らは夜を徹して仙台まで移動し、13日には名取、気仙沼、南三陸で撮影しています。ガソリンがなくて大変だったとも聞いています。14日は仙台に戻り、韓国に帰る人たちの取材をした後、もう一度福島から新潟に入ります。東北道が使えず、磐越道も基本的に駄目なのですが、領事館が政治的に動いて、何とか15日の明け方には新潟に着きました。この頃は東京で取材している私のチームと携帯で直接連絡取り合っていましたので、リアルタイムで知っています。そしてまた関越から東京に向かい、15日の夕方の飛行機でソウルに戻りました。そして16日に放送されました。
  私は当初12日に青森に入って、八戸の取材をしてくれと頼まれましたが、地震の翌日はすべての交通手段が遮断されていて、唯一飛行機だけ三沢か青森に行く便がありましたが、全部満席で、まったく不可能でした。それでソウルからまっすぐ青森に入るチームの通訳と車の案内、つまりいつも私がしているコーディネーターの仕事は、韓国語が話せる人が居る民団組織に頼みました。民団の各地方本部の電話番号や連絡先は、私がソウルに知らせました。
それで私は東京、千葉の様子を取材に来た女性プロデューサーと共に、13日から15日まで市原の製油所が炎上しているところや、浦安、千葉の液状化等を撮影しました。
   その後私は26日から4月3日までソウルに滞在し、親しい『追跡60分』の司会者に地震、津波だけではなく、福島、そして浜岡、六ケ所の原発の危険性を訴えて来ました。『追跡60分』では一月後に浜岡の危険性を訴える番組を流しました。  その頃KBSの社内では、労働災害だと仙台に派遣されたプロデューサーから、匿名の訴え記事が労組の新聞に出ていました。放射能で危険な場所に派遣されたのに、ガイガーカウンターも装備も薬も何もなしでは危険過ぎるという訴えでした。朴監督に同行したこのプロデューサーの被爆も心配です。
  それが5月の3日にもなってから初めて精密検査をして、驚くべき数値が出てショックを受けたというのが、今回の記事です。私もインターネットの記事でこのことを知った日本人の友人から、心配の電話を貰って初めて知ったほどです。すぐソウルに確かめましたが、担当司会者は業務上過失障害にあたるのか、検察から呼び出さたと聞きました。
  でも一番心配なのは、たった半日飛行場にいただけで被爆したのなら、ずーっとあの附近で暮らしている人たち、避難していても特に若者や子どもたちが、どれだけきちんと検査や治療を受けているのかという問題です。
  学校や幼稚園の運動場からどんどん放射性物質が検出されている中、安全だ、健康に心配ないと主張し続ける文部省の態度には非常に疑問どころか怒りすら覚えます。
  以上です。

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 茨城の主婦の投稿からも、最初の段階から、考えられないくらいの放射能が出ていた疑いがぬぐえません。メルトダウンし続けていたことを、当初から、政府や東電が明確に認めていれば、避難ゾーンは、当初から最低アメリカと同じ80キロか、100キロくらいの圏内におくべきだったと思います。これは、僕が何回も主張している通りですし、テレビスタッフがこの距離でこのレベルで被曝している可能性を考えると、僕自身が取材ゾーンを100キロと主張した事は、遅い話だったかもと、反省しなけれければならない気もしています。

  一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。現在、福島県内より三箇所からお問い合わせがきています。
 
この日曜日の午後は東村山市の市民センターで、「福島第一原発の真実」
13:30開場14:00開始 16:00終了予定 ほぼ満員。参加費は二百円(部屋変更などで使用料等増えたため)。
来週月曜日は茨城県小見玉市で講演会をおこないます。
5月23日(月)18: 00~21:00で講演会。小見玉市美野里公民館(小見玉市役所美野里 庁舎横)。
参加費未定(最大数百円程度)。
 
 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

 参加者が三千人に迫っています。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。
 http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863
 

原発震災に追い込まれ続ける主婦の訴え、茨城県常陸太田市より。

2011-05-19 03:18:13 | 福島第一原発と放射能

 

 3号機は危険な状況が継続中。2号機は水蒸気だらけで作業不可能という、きつい状態は続きます。
 茨城県常陸太田市の主婦からの衝撃的な投稿です。一部編集いたしましたが、ほぼ原文のまま掲載いたします。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」には、このような衝撃的な情報が届いています。
 参加者が二千六百人を超えました。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。 

  http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

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 茨城県常陸太田市に住んでいます。市町村合併で
隣町が福島県の矢祭町です。
福島県境までは車で1時間以内に行けるロケーション。

自宅は隣が東海村の臨界事故現場も遠くにかすんで見える距離。
遠くに東海村の原子力発電の施設も目視できます。
主人の転勤がきっかけで、臨界事故の数年後に
この土地に引っ越してきました。
99年の東海村の臨界事故当時、
近所の奥さんの子どもが4歳児くらいでした。
(事故当時日立市在住で引越して常陸太田へ)
現在高校3年生くらい。
その子の同級生のお子さんが2人も白血病との事。
(小さい頃からのお知り合いでこのエリアの方)
今回の事故をきっかけに耳に入ってきた情報。

茨城県常陸太田市の真弓に設置してあるモニタリングポスト。
いつもその小学校の先生方が数字を見ているから

異変に気づいた。
震災後に通常時の約10000倍の放射能を記録したのを
知識が無かったのか、壊れたかと騒動になったらしい。
平常時0.02μSv/hr→200μSv/hr
くらいだったらしい。
(聞いた話ですので、平常時のほぼ10000倍との事)
ただし、3月12日の何時かは不明です。


この値がどのくらいまで続いたのか、モニタリングポストの
数値探しましたが、データが無いのです。
(文科省無し、茨城県モニタリングポスト平成22年度データ無し)

冷静に判断すれば、それは真実なんでしょう。
私たち家族は停電と断水。
地元ラジオ局の情報しかなく、
福島第一原発の様子はわからなかった。
その間、我々は生きるために外で水を汲み、外を歩き
電話ボックスに走った。長蛇の列で外で外気を吸っていた。
家族3人が喉が痛いという急性症状があった。
(私は焼けるような、喉の痛みが2週間続いた。)
電気が来てテレビをつけたら原発が爆発していた。
生命の危機を感じて、3月15日21時半過ぎ、逃避行の旅に出た。
私は完全に思考が停止するくらいの衝撃でしたが、
旦那が断水続きで風呂に入らないと気持ち悪いという理由の方が当時強かった。
しかし、そうでもして、引っ張って
行ってくれなければ、私は思考停止していたので、動こうとしなかったかもしれない。
その時は放射能もそうだけど、
この地域の事情、逃げたくても逃げられない
状態であったのです。
地震で地滑り地割れと橋の段差の増大で
通行止めが各所にあり、
第一にガソリンが無く、思考が停止してしまう要素が
たくさんあった事は記憶に新しい。
心身ともに痛めつけられている感覚。
茨城県の現状はテレビ報道される事もほとんどなく、
どんな惨状かは、いまだに知られてはいない。
運よく脱出に成功した我々家族も冷静な判断ができるようになるまで、
しばらく時間がかかった。
確かに津波現場に比べればとても小さな被害だったかもしれない。
今、生きている事に感謝するだけです。

当時を振り返り、こんな事が・・・
震災直後、プロパンガスが使えた。
水さえあれば、温かいコーヒーがうちでは飲めた。

うちは、冬でも青カビが生える家。
コーヒー豆をフィルターごと 乾かして、
土に返すだが、
震災後、
カビが全く生えていない。
それが何を意味するかを考えた時・・ハッとした。
医療用具工場に勤めていた時、滅菌という仕事をしていた。
厚生省に申請するデータを作成していた時、
滅菌のD値まで出さないといけない。
その時の事を思い出した。
これは、もしや、
自宅がガンマ線滅菌器状態なのではないか。
カビを殺す難しさは知っていたので、
これが本当なら恐ろしい事である。

スーパーにはガイガーカウンターを持って行くようにしている。
埼玉の友人がやはりガイガーカウンターで
野菜を調べたところ、産地偽装も埼玉ではあるようだ。
という話も聞いていて、チェックしている。
たとえば、地元の野菜である程度信頼できる農家の
野菜であっても、天候風向きに左右されるわけで、
毎回ガイガーカウンターの反応が同じではないのだ。
それは、買うたびに傾向を取っていけば、おのずと
見えてくるものがある。
(雨、風向き、育った期間、ハウス栽培は露地物か)

常陸太田市で
水田の作付が始まる以前は地上1mくらいならば、
0.16μSv/hrくらいの線量だったが、
トラクターが入り作付準備をしたとたん、
0.45μSv/hrくらいに上昇。
(放射性セシウムが土の中にあって、
それがかきまぜられた事によって出てきた。と仮定)
その後、田植えが始まり水田には水がはられ、
現在0.2μSv/hrくらいになった。
おそらく雨に流された
セシウムは地下水や川を汚しているようです。
空中線量はあまり上がらなくなりました。

今の方が水道水が危険と思いますが、
自治体は分析していません。
常陸太田市役所ホームページでは5月2日以降
分析の記録はない。

5/17大子のお茶からセシウムが出てきているという事は
川の上流だから、セシウムが出てきて数値が出せないのか・・・

昨日は八郷のブルーベリー農家を訪ねた。
私に何かできないかという事で、被災地の農業など、
オーナーがサーフィンをする人なので、茨城の海側の事も
含め、今の現実を語りあってきた。

私の行った、農家は本当に消費者の笑顔を見るため、
農薬を一切使わず、ブルーベリーを育ててきた。
毎年我々もお世話になっている家族のような存在だ。
その方が、農業をやっているサイドから見ても
近所のよその農家を見ていると、農協の特に指導もなく、
放射線検査はしないで出荷しているのが現状。
出荷は無法地帯化しているようだ。

同じ農家としてのポリシーが無い事については
非常に落胆されていた。
私は、何か自分にできないかと思って行ったけれども、
逆に子どもの事を心配してくれた。
その農家では、キチンと分析先も依頼済みで、
ブルーベリーができてから、サンプルを送り、それを、
住友化学系の分析会社で緻密な年代測定レベルの
放射線分析を行い、その結果を見て、
今後の進路を決定するという。
実に潔い言葉だった。
また、その方、海をきれいにするために、
毎週、海のがれき処理のボランティア活動をされていて、
茨城県の北側にも行きたいと思うと話したところ、
自衛隊の関係者より、
「北には行くな。本当に危険だ。」
と止められたそうだ。
海の汚染の深刻さは、言い表せないだろう。
正直、魚業というのはこの先、原発エリア、太平洋側は
アウトなのではなかろうか。
もっと、しっかりとした生データがほしいところだ。
しかし、想像してみれば、
サンプリングは命がけということを意味するんだろう。
ブルーベリー農家の方とは
日本の現状に関してお話ができて本当に良かった。
確かに農家は被害者ではあるのは十分理解できるのだが、
農作物の作者としての個々の農家の考えや取り組み方の
意識の違いというものは、ハッキリ分かった。
安易に何の疑問も持たないで出荷できる人も多い。
その行為は、結果、消費者にとっては加害者になりうる。
(消費者を無意識に内部被ばくさせているという
重大な事実を知らずに、生きるためのお金を
得る事に走っているという究極の選択ではあるが
破滅への序章でもある。)

未来を作る子どもたちのために
大人がしなければならない事がある。
子どもを守らなければならない。被ばくから少しでも。
また、未来に少しでも美しい環境を残してあげたい。

関東の農業の現状を改善するためには、
現場の農家の方に、事実がハッキリわかるように
指導してあげる必要がある。
分析をして、出荷をする仕組みを構築する。
日本全国でこのような取組が必要ではないのだろうか。
このような仕事を作ることで雇用を創世できないのであろうか。

真剣に取り組んでいらっしゃる農家の皆さまは
結局、自分たちで分析費用を自腹で工面して、必死で
取り組んでいるという不公平な現状をもう少し
クローズアップした方が良さそうだ。

真摯に取り組む農家はどれだけいるのか。
不明だ。
この状況を打開しなければ、我々は食べる物を失う。
いや、もう関東では農業は無理なのでは?
いろんな事が巡る。

帰り、水戸のイオンショッピングモールの
野菜売り場に行ってガイガーカウンターで測定してみた。

昨日の水戸は食品売り場の野菜売り場から離れると
濃度が低く
0.08μSv/hrくらいまで落ちる場所があったので、
割と感度良く傾向が見られた。
「方法」
野菜にガイガーカウンターを近づけ、
バックグラウンドよりも上にカウントするかを
目視する。

旭村 ミズナ アウト
なめかた さつまいも アウト
(↑いつ取れたものか?保管方法がまずかったのか?)
産地不明ちんげんさい アウト
ホウレンソウと小松菜もグレー。
産地不明4種類あって、単に埼玉とかいているものも。

が今日の状況。
野菜売り場が比較的汚染濃度が濃いのがそれを
物語っている。

もちろん、きれいな野菜もまれにあるのだが。
この計り方はあまりガイガーカウンターを使い慣れていない人には
おススメしませんが、参考程度にはなる。
地名を出した農家の皆さまあしからず。
このような消費者もまれに居るということです。
食中毒のお肉が話題になる昨今、食肉のチェックも
怠ってはいけない。基本的には国産と書かれている肉は
我が家では買わない。

青森でも経験したが、青森のスーパーでも
怪しい野菜も魚もある。
青森県は福島、群馬、茨城の野菜がたくさん置いてあった。
正直、原子力疎開をしている自分にとっては、
不快な気持を正直持ったのだ。(ごめんなさい。)

茨城県にいつしか、茨城の野菜しかならばなくなった。
事故直後は関西からたくさんお野菜が入って来て、
助かっていた。
現在、関東で食べられる物はないのかもしれない。

被災地の農業を救おうという消費者意識に
つけ込む不可抗力でもあり、故意でもある
野菜の放射能汚染の無法地帯化。

魚はもっと厳しいかもしれない。

4月中旬、鶏卵の異変に気付いた事もあった。
卵を調理する際、殻を割って、かき混ぜて
焼いた瞬間に
ガイガーカウンターの数値が跳ね上がった。
0.16が0.25へ。
子どもがまさに食べようとした瞬間奪い取って
ゴミ箱に捨てた。
犯人はおそらく、黄身なんだろう。
放射性物質が中心にあって、まわりを白身が多い
殻が覆っていると、さらにポリのパックに
入っていて、それをガイガーカウンター当てても、
なかなか数値が判別できない。
当時、鶏卵は大丈夫と報道されているが、分析しているのか、
どうかは不明で、私は全く信用していない。
(まるで戦時中のどさくさに紛れるっていうのと同じような気がする。)
あの頃は放射性ヨウ素がまだあった時期に
オーバーラップするので、あれだけ跳ね上がるのは
ヨウ素か?とも考えている。
近所の卵は避けるようにしているが、
遠い産地のものはなかなか手に入らないのが現状だ。

豚や牛に比べると鶏は体が小さい。
小さいものから被ばくする。いずれ食物連鎖で
必ず人間に帰ってくる事を忘れずに。
うちの子どもが鳥のから揚げが好きだけれども、
外国産と国産鳥取の大山の鳥が入ってこないと
鶏肉は食えない。

原発から約108キロに位置する自宅。

京都大の小出先生のある日の講演会の動画で
東京の空気を
サンプリングして測定された生データがあり、
1.76μSv/hrという結果で組成まで出ています。
ペーパーフィルターにてエアーサンプリングをして
ヨウ素は紙に吸着されにくいため、
ヨウ素は少なめに検出される傾向がある。
そのため、この1.76という数字は
実際より低い値ではないかと考察していらっしゃる。
実際この濃度の空気をを呼吸により取り込めば
内部被ばくは17.6μSv/hrとなる。
とのことだった。

その話を少々乱暴ではあるのだが、
常陸太田の真弓のモニタリングポストの数値に
置き換えてみると

仮に、本当にそのデータが当たりだったとして、
200μSv/hrだから
内部被ばく
2000μSv/hr→2mSv/hr
2mSv/hr×24時間=48mSv/day
3月12日~3月15日ざっくり4日
48mSv/day×4日=
192mSv/4日
4日で192mSvも呼吸で内部被ばくしたのか?
我々家族。

真弓のモニタリングポストの数値を
今回の自宅付近にあてはめれば、
以上のような計算式になり、
この地域の人は、
たった4日で原発作業者並み以上の内部被ばくを
しているのか?

この件については、
木下 黄太さんからの指摘もあり、
高濃度だった時間はもっと短かったのではないか。
というお話もありました。

真相は・・・? 不明だ。

3月27日、東名富士のあたりで、
富士山の向こうの空気がねずみ色に見えた。
利根川を越えて北に入った時、空気が重かった。

濃度が分からない茨城県に3月27日夜から3月29日
昼まで滞在している。
主人は、その後、ずっと常陸太田にいる。

私と子どもは青森に行く。
4月6日夜、常陸太田に戻る。
それから、23日間常陸太田に滞在。
4月29日から5月7日学校を途中2日休ませ
青森に再び疎開。5月8日から現在は常陸太田。

子どもの内部被ばく線量をある程度、親としては、
計算して健康管理する必要がある。

したがって、地域のモニタリングポストの
データが必要だ。

しかし、この状態では年間20mSvは軽く超えるのであろう。

今回の事故の初期から、現在までの、
内部被ばくの積算量を計算したいのに
モニタリングポストの数値が4月以前のデータが
どこを探してもない。

先日も4月24~25日頃、一斉に近所の複数の
モニタリングポストの数値が上昇した事があった。
埼玉の友人から数値が急激に上がっている
チェックしてと悲鳴にも似た連絡があったのだ。
翌朝になるとデータは消え、何もなかったように平らに
なっていた。

誰かが情報操作していると思った。
だから、何も信じられないのです。
一応、公に見られるモニタリングポストではありますが。
その本来の役目は果たされていないという事になる。

先に記述したモニタリングポストの件だが、私の目で
確かめたわけではない。
小学校の運動会を欠席させる事を担任に伝え、
その件について、校長先生と話合いが持たれた時に
耳に入ったつい最近の話である。
全校生徒でたった一人運動会を欠席する我が子。
同級生に「お前のお母さん気にし過ぎなんだよ」とか
揶揄される事もあるようです。
小学校6年生の最後の思い出になる運動会ではあったが、
思いでよりも
少しでも被ばく量を抑える事を選択してきたつもり。
だが、これでは、すでに決着がついているかもしれない。
(病気になるとか命に関わる量の被ばくをすでに
十分越えていて多少被ばくを避けたとしても無駄ということかも)
そんな風に思うと悲しい気分になる。

内部被ばく量を自分で解読するすべが無い。
おそらく、我々茨城県北(お隣の町は福島県)に住む人は
桁違いの放射能を浴びている事になり、
もう、生きていても死んでいると同じとも考えられます。
症状が出ていないだけで。
生き続けるためには何らかの奇蹟を待つしかない。
ある意味、命に対する執着が消えた。
福島の皆さんがこれを読んだらとても傷つくと思うけど、
政府が今まで我々にしてきた事はこういうことだとは
思われませんか?

政府が本気で誠意があるのなら、
直ちに避難しなさい。とあの時に言うべきであり、
今であれば、
子どもを疎開させて、
汚染地域の子どもから始まって、希望者全員、
ホールボディカウンターで
緊急調査を死に物狂いで今、するしかないでしょう。

いや、もう、死ぬ人間なんかにお金使いたくない。って
政府が思っていれば、全く期待はできませんが。

そこで、本当にこの先、どうやって生きて行こうかと
意志決定のための重要な情報になると思う。

私が今、児童疎開を断念した理由は
子どもが、今いる小学校の友達と一緒に学びたい
(卒業までいたい。)という意志に負けた。
そのまま、青森にとどまって転校させようともしたのだが、
常陸太田に帰って来てしまったのだ。
家族一緒が一番に決まっている。
離婚したり、別居したり、奥さんが子どもを連れて
関西に引越すケースが増えているようだ。

そういう意味では我々はとても今、幸せなんだと思う。
恵まれている。
子どもの未来を考えていない母親であるかとは
反省している。
子どもを思うと胸が痛いのだが。
3月は四国(主人実家)青森(私実家)では
3月末から5月と飛び石疎開していました。

小学校の校庭に行って、
ガイガーカウンターで表土の放射線量を計測。
校庭のおよそ40か所を測定
地表に置くと高いところで、0.45μSv/hr
低いところは0.17くらい。
平均してあげても0.25は下回らない。

校庭に出るなという事は子どもに伝えた。

しばらくして、子どもが言いました。

「運動会が5月にあるけれど、
どうしても僕は放射性セシウムが
怖いので、素足で組体操ができない。」

私は言いました。

「それは、正しい選択だ。
小学校とはお母さんが話をつけてくるから
お前は何も心配しなくていい。
運動会は欠席しなさい。練習もでなくていい。」

それで、担任の先生と
校長先生との話し合いがもたれた持たれたわけです。
担任の先生とは、家庭訪問の時に1時間以上も
放射能汚染の件で話をして、よくわかっていただいた。
私も現場の先生方の立場を尊重し、それ以上は
突っ込まなかった。
教育委員会に校長先生は私の測定したデータを
持って行ってくれたが、
「これ、一ケタ多くない?」と言われたそうだ。
その裏を取ろうとはしていないのだろう。
校長先生も私に何か直接来ないようには
防波堤になってくれたようで、感謝している。

学校を休ませるたびに、教育委員会から、休んでいる人の
名前と避難している地域を報告しろと現場の先生方から
何度も電話が避難先にあった。

角度をかえれば、世の中の皆さんに
「あなたは自分の子供だけ助ければいいのか?」
そういう行動に私の行動は見えるかもしれない。
だが、私は思う。
あの時、政府が直ちに避難して下さい。と
一言、言えば、もう少し、多くの人が、被ばくで苦しむ事は
防げたかもしれない。

この2カ月の生き方がみんなそれぞれ違っていたはずだ。
震災直後、なすすべが無かった茨城県の被災地で、
無理だったかもしれないけれども、
少なくとも無駄に出校日に小中学生を学校に通学させて
高濃度の汚染にさらす事もなかったであろう。

私は究極のマイノリティだ。常陸太田市の中では、
それでも、何とか抵抗し続けて、私も少しづつ全容が
見えてきたようにも思いました。
私をこれまで支えてくれたのはママ友のブログだ。
ミクシィでしか見られないが、ものすごい機動力で
私を支えてくれた。
ニュースよりは、信頼できる人の個人のブログであったり
ドイツなど海外の情報の方がよほど冷静に日本を捉えており、
正しい情報が詰まっていると感じる。

私はこの2カ月の間、内閣や各省庁も含め何通もメールを
送っている。だけど、政府の出す答えは、みんな違う方向性ばかり。
いつからか、そこに労力を割く無意味さに気付き、
メールするのをやめた。
福島を中心に、放射能汚染が広がる関東、近隣の東北の
お母さんたちの子どもを守りたい気持ち、
離れたくない気持ち、いろいろなせめぎ合いが
私の中でもあります。ストレートに割り切れたら
どんなに楽な事でしょうか。
この事故で涙を流しているお母さんが何万人いるかと
思うと思考が停止してしまう。私自身も同じです。

子どもも私も不可抗力に高濃度の被ばくを受け、
ある意味、もう、すでに命は取られてしまっている
とも考えられる。
だったら、この命を無駄にすることなく、
日本の未来のために
何かを動かせるような形にしたいと思っています。

ハッキリ人類に言おう。
地球とか宇宙の摂理には勝てない。
地震津波で、原発が破壊される事も今、ご覧に
なられていますね。
原発は人類とは共存できないもの。
そういうことでしょう。
私が、この先、何らかの放射能汚染に起因する、
また引き金になるような病気で死んだ時、また、
私の大切な家族に何かが起きた時、
さらにリアルにくみ取って下さい。
北海道や、西日本の皆さま、そして、世界の皆さま。
普通に汚れていない空気を吸う事と
汚れていない食べ物を食べること、
普通の事のようでとても、尊い事です。
たった一瞬の原発事故で我々はささやかな自由を
奪われています。
普通にこの地球という名の星に生まれて
一生物として最低限平和と言われるような時間を
持つためには、我々は核という次元の違う物質を放棄し、
今後、一切関わらない事が重要なのではないのでしょうか。
それでも、長い年月を子孫の代まで現在使ってる核の灰を
お願いする事に罪の意識を持ってもう、止めましょう。
ソフトバンクの孫さんが東日本ソーラーベルトの
提案してくれた時、ものすごく感激した。
原発を無くするという事が難しいのは、
原発関係で働いている人たちがいられる新しい職場を
用意する事がなされていれば、
皆さん不安なく新しい道に進める事ができるのだ。
原発というものが無くなっても、電力というものを作ろうとなると、
今後、自然エネルギーなど、違う方面のインフラの整備や
技術開発、また、現場の物づくりも必要になり、
雇用は絶対に生まれるはず。
そういう時代を先取りした構想が同時に生まれないから
みんなはどんどん不安に陥るんだ。←これは日本政府に
言っている言葉だ。

未来は長生きする人と、子どもたちに任せます。

大切なのは命。
正しい判断と正しい知識で、
放射能から、子どもを守ろう。

人間として生きるべき道を間違わないように。
祈るような気持ちで
寄稿させていただきます。

2011年5月18日 東 路子
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   ありがとうございます。一緒にがんばりましょう。こういう現実を、政府が見続けない事を僕はゆるさないです。一緒に立上がりましょう。
 一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。
 
 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 




「東日本のこれからのリスクをどう考えるのか」火山学者、早川由紀夫教授との対話

2011-05-18 03:22:35 | 福島第一原発と放射能

  まずこのブログをご覧いただいている皆さんにお願いです。このブログの読者やフェイスブックのグループで、空間の放射線量を複数種類の計測器で、ほぼ同一条件(高さなど)で測り、その数値がどのような状況であるのかを具体的にあきらかにしたいと思います。場所は、茨城、千葉、東京をまず優先して、できましたら関東全域に行いたいです。協力していただける専門家の方や、信頼度があるガイガーカウンターや計測器を複数種類使いたいと思います。一週間程度で計測を行い、まとめた結果をデータにして、公にする事も考えています。官房長官会見で、枝野長官が民間でもきちんとしたデータがあがってくれば対応すると言い始めましたので、これを巧く使って、関東の調査をきちんとおこなえないのかという趣旨です。福島のみならず、関東でどのくらい汚染が広がっているのかを確認したいのです。コストを比較しての考えになりますが、場合によっては土壌調査もおこなえないのかと思います。その類の専門家の方、もしくは、ガイガーカウンダなどの機械をお持ちでご協力いただける方のお申し出を歓迎いたします。お名前と携帯明記してメールを下さい。

  きょうは火山の専門家である、群馬大学の早川由紀夫教授と二時間話しました。なんで、原発で火山学者と話をするのかと思われる方もいるかもしれませんが、早川先生は、火山灰の調査もかなりされていて、火山の噴火が起きた際に、実際に大気中にどのような形で噴出していくと言う事を研究しているお立場です。つまり、火山で物質が拡散していく状況のメカニズムと比較して、今回の福島第一原発での状態のメカニズムを考えられないのかということです。ツイッターでかなり著名な早川先生ですが、ツイッターで知っている人が想像するよりも、はるかに丁寧でかつ真摯な学者です。僕は少し考え方のポイントを訂正しなければならない話もありました。彼の話をまとめて書きます。

 一つは放射性物質の拡散のポイントは、地表の風(風向き)とレインアウトでほとんど説明がつくということです。風もかなりの部分、地上十メートルくらいの風で決着しているとしか思えないと。もちろん数キロの高さに放射性物質のかたまりが多少あるのは、バルーンの調査でも確認されているけれども、高濃度の放射性物質というのは、たぶんそんなに高く舞っている形跡がないということです。火山学者の感覚としては何十キロと吹き上がるものに比べても、チェルノブイリでさえ高度は1キロ程度で高くなく、あれでさえ、たぶん地表の風で実はほとんど説明がついていて、高濃度の汚染は、三百五十キロのエリア内で決着している事から見ても、妥当だと言われます。そうすると、風向きと地形が重要なファクターになる可能性があって、福島第一原発から山があればさえぎられるのが、関東の場合、直接平野で繋がっている状況があると、風向きによってはそのままきてしまうということではないのだろうかと。実は立場を問わず、原発の方々と話をしているときの安心材料として、爆発高度が高くならないと、放射性物質の拡散は比較的距離が伸びないだろうと言う認識を聞かされていました。早川先生の意見は、これと正反対で、高度はほぼ関係なく、放射性物質は地上十メートルの高さの風でも説明がつくということです。そうすると、一つ思ったのは、実際に放射能をガイガーカウンターで計っている有志から、高速道路沿いで高くなると言う傾向をよく聞いていた事です。地上風の通り道として、確かに高速道路は考えられますし、高速道路は山の間の比較的低い部分をすり抜けている感じがありますから、高速道路沿いにたまりやすくなっている傾向があるかもしれません。さらに、早川先生的には、汚染の拡散が、大体、箱根の関で一定程度とまるかもしれないし、そうすると足柄付近の茶葉が汚染されていた度合いが高く出たことも説明できるかもしれないと言う見解でした。

 もう一つの方が、認識を新たにしたのですが、これまでおきた高濃度の汚染は、爆発事象に起因するかもしれないが、爆発事象の直後に噴き出たものによる汚染ではなくて、その後の何かの事情によって出たものなのかではないのかという指摘です。たしかに十四日の午前に爆発があった後に、近いMPの数値が顕著に上がり始めたのは、翌日未明から。東京には、その後午前中から上がり始めています。近い距離のないエリアに到達するのに半日以上かかるのは確かに考えられないことですし、そうすると爆発と高濃度の放出がきちんとリンケージするかどうかがわからないということです。先生の推定だと、十五日の高濃度は、3号機の爆発よりも、4号機で何かが起きたことによるものかもしれないという事から始まり、僕らが最も気にしている爆発事象ではなくて、静かに気づかないうちに高濃度の放射性物質が放出される可能性を示唆されました。僕の頭の中では、「爆発=大量放出」という図式が割とあったただけに、そうでなくて大量に漏れているという現象がおきうる可能性は、きちんとうけとめなければならないと思いました。さらに二十一日や二十二日に大量に降下している原因が、はっきりしないこともきになるところです。

 「火砕流は、音がしないんですよ。本当に怖いものは、それがわからないまま来ますから。だから怖いんです。」と火山にたとえてお話されます。勿論数値が現在突然上がる現象はほぼおきていません(四月中旬には一度すこしだけなりかけたようですが)。官邸は「爆発に伴って、大量の放射性物質が降下したから、もう大気中への放出は大きくはおきない。だから大丈夫。」と言うムードだと聞きます。勿論ほとんど水に溶かし込んでいるから、大気中にはこないという感覚なのでしょうが、本当にそれで大丈夫と言う担保になるのか、僕にはわかりません。

 「火山学者は可能性が一割でもあれば、それを現実に考える仕事です。その感覚で言うと、僕は、何らかの理由で、また汚染が広がり、首都圏に深刻な影響があるというリスクは、現実に考えられます」と話す早川先生。「政府が何かやってくれるという発想は無理です。僕は雲仙岳(1991年)と三宅島(2000年)の噴火危機に、在野の火山学者として深くかかわりました。いまの日本の行政対応には問題が多いし、地元住民に本当のことを話しても、なかなか理解してくれない。三宅島のときは東京都が住民避難をずっと認めませんでした。8月18日と29日の噴火があの程度ですんでほんとによかった」ともおっしゃいます。

 「そして結局、この原発危機を個人個人でどう受け止めて、どう判断するかでしょう。ツイッターでは限界がある。リスクをちゃんとテレビが伝えれば、本当は被害はもう少し減ると思う。」とまで言われました。僕自身にも突きつけられている言葉にもなるのでしょう。

 シビアな福島の状況についての認識。関東での現状の本質的な深刻さ。さらに、原発に更なる深刻な事象がおきうるかどうかの可能性への感覚。そして、結果的に日本にどういうことが数年単位でおこるのか。僕のパトスでは非常に響く話が多かったのですが、これは、別のときに違う形で書きたいと思います。このジャンルは本丸でなかった僕が、覚悟のある火山学者の本質を見せつけられた思いがします。もちろん地震の危機も深刻という認識は当然です。

 火山学者だから、町や国が、噴火によって終わっていく様子は、ほかの人よりもよく知っていて、時間なく終わるケースもあれば、徐々に、ある程度の時間をかけて終わっていくものもあるということですが、そして、原発は、段々と時間をかけて深刻な影響が出るものという認識です。中の放射性物質が閉じ込めきれずに、徐々に出続けていく状況が継続した場合は、どういう結末になるのかがポイントと考えて、いらっしゃいました。

 原発危機という状況についての感覚が、火山の専門家とシンクロしているジャーナリストの自分がいるのかは、合理的には、説明できません(一番親しい人に電話して話しましたが、うまく伝えられませんでした)。実は、早川先生との間でさらに話した、今後の原発に対しての見立ても、極めて近い感覚の自分がいて、さらに話した、危機的状況に気づいていない大半の人々に対しての感覚も、そして政治的な方法論としての具体策まで、実は見解にほとんど違和感がないことがはっきりしました。僕の中に、本質的な解に繋がるファクターがあると思うのですが、はっきりとはわかりません。もう少し、考えたいと思います。

 

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19日(木)、木下さんにお話を伺うとともに、来場者で原発に関する意見交換を行う会を開きます。今回は東京の下町・
墨田区での開催です。お近くの方は、どうぞ来場ください。

日時:5月19日(木)19:30-21:30
会場:現代美術製作所
   東京都墨田区墨田1-15-3
※東武伊勢崎線・東向島駅より徒歩約4分
  (半蔵門線・押上駅より直通、東武曳舟駅にて乗り換え1つ目で下車)
   会場MAPは、現代美術製作所サイトのAccess欄を参照ください http://www15.ocn.ne.jp/~g-caf/
   ※車でのご来場はご遠慮ください
参加費:無料
お問い合わせ:03-5630-3216 (現代美術製作所・曽我)
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ジャーナリストの木下黄太さんが福島原発の真実、
そして東京で今まさに起きている原発による影響について基礎から教えてくださいます。
みなさんはそもそも原発がどういうものか知っていますか。
テレビや新聞で報道されている内容をうのみにして大丈夫なのでしょうか。
ぜひ福島第一原発の真実を知り、日本の将来について真剣に考えましょう。
■日時:5月22日(日)13:30開場14:00開始16:00終了予定
■場所:東村山市 市民センター 第1会議室
■定員:50名
■会費:100円
■講師:木下黄太
ジャーナリスト。プロフィール詳細については、下記ブログをご確認ください。

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できるなら、一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。
 
 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 参加者が二千六百人を超えました。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。首都圏グループもはじまります。行動する皆さんの参加を期待します。

  Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。


「放射能恐怖症」をでっち上げようとする文部科学省へのある精神科医の抗議

2011-05-17 00:50:59 | 福島第一原発と放射能
 Facebookに精神科医の方が投稿されています。僕自身、オウム真理教事件の取材などを通して、PTSDについて、できる限り、きちんと考えなければならないという認識を前からもっています。そしてこの投稿は、放射能をどうとらえるのかという政府の考え方が、いかにおかしなことかをきちんと伝えられています。僕自身、チェルノブイリでおきたことが、同じように今の日本で起きていることは間違いないと再三書いています。民主主義国家の日本と社会主義国家のソ連という体制の違いに関係なく、本当の現実をはっきりと伝えることが如何に行われず、事態を矮小化するために、病気を理由としているのは、同じ構造です。PTSDというものを、誤用する事によって、放射能を恐れる事を否定すると言う論理は、まったくまともな話ではありません。お読み下さい。
 
 
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Kurumizawa Shin
大阪で精神科医をしています。

原発問題には以前から関心があり、今回の福島原発の事故も気が気ではなく、
事態の展開を見守っていました。
最近になり、精神科医としても黙っていられない状況となり、
以下のようなメールを友人の精神科医たちに送っています。

************************************************** ************
文科省が教育関係者に向けて「放射能を正しく理解するために」という文書を
4月20日に発表しています。
精神科領域に関係することが書いてあるとのことでしたので、
目を通してみたのですが、なんてことだと頭を抱えてしまいました。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detai l/__icsFiles/afieldfile/2011/04/21/1305089_2.pdf

前半は、あの「年間20mSVまでは安全」というとんでもない基準について
述べられていて、これだけでもかなり不愉快なのですが、我々精神科医に
直接関係してくるのは後半です。12ページの一番下に
「放射線の影響そのものよりも、『放射能を受けた』という不安を抱き続ける
心理的ストレスのほうが大きいと言われています」と書き、
13ページ以降にその説明として、心理的な強いストレスの受けたときの子供
の反応を解説し、「PTSD」について述べ、「放射能のことを必要以上に
心配しすぎてしまうとかえって心身の不調を起こします」と結論付けて、
「からだと心を守るために正しい知識で不安を解消!」と結んでいます。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は過去の心的外傷が原因で発症しますから、
現在進行形の事態に対してPTSDを持ち出すことはそもそもおかしな話です。
また、あたかも「放射能を心配しすぎて」PTSDになるかのような説明は
間違っています。「心配しすぎて」PTSDになったりすることはありません。
PTSDはレイプ、虐待、戦争体験、交通事故などなど、生命が危険にさらされる
現実の出来事の後に生じる疾患です。

今、原発被害に関してPTSDを論じるのであれば、PTSDの予防ですから、
「安全な場所に避難すること」と「事実を伝えること」が必要です。
ところが文科省のこの文書は「年間20mSVでも安全という間違った情報」を与え、
「避難の必要はない」と言っていますから、PTSDの予防としても間違っています。
そもそも放射線の被曝による生命の危機を認めていません。
あまりのお粗末さにあきれてしまい、開いた口がふさがりません。

福島原発の事故の責任は国にあります。
この文章は加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が
被害者側にあるかのような論述を組み立てています。
これは、レイプでも幼児虐待でも加害者側がよくやるやり方です。
このやり方を繰り返されているうちに、被害者は被害を受けたという事実が
見えなくなり、自分を責め、PTSDであることすらわからなくなってしまいます。
PTSDという疾患概念は、被害者が自分の症状と過去の出来事との関連に
気づくためのものです。
それを被害者の口封じのために利用していることに腹立ちを感じます。

こんな内容の文書を信じる人はいないだろうと思っていたのですが、
先週末に福島出身の作業療法士さんと話をしたら、
「そんなことありませんよ。信じてしまいます。肩書のある偉い先生や、
政府の人が言ったら、一般の人はそうかなって信じてしまいますよ。
福島は混乱しています」と言っていました。事態は切迫していて、
黙っていたら加害者側に立つのと同じになってしまいます。

時間も気力も限られていますので、まずは伝わりそうな人に伝えています。
この文書の作成に協力している小児心身医学会とメールのやり取りをしている
のですが、なかなか動こうとしません。

トラウマティックストレス学会には原発事故の際の心のケアについてちゃんとした文章が載っていました。
http://www.jstss.org/pdf/konishi0324.pdf

************************************************** **************

以上です。

福島の皆さんにこのことを知らせたいと思っています。
文科省に文書を撤回させることはできなくても、
知識を広めることで文書を無効化してしまえたらと思います。
転送等していただけたらありがたいです。

チェルノブイリの事故の後、心身の不調を訴える人々に対してソ連が
「放射能恐怖症」という精神科的な病名をつけて、
放射線被曝の後遺症を認めようとしなかったことがありました。
それと同じことが日本でも起こるのではないかと心配しています。

放射線被曝の被害を矮小化しようとする国の態度は正さなければなりませんし、
そのために精神医学が利用されることを防ぎたいと思っています。
=================================================
 
 さて2号機も3号機も東電の膨大な資料で当初からメルトダウンしていたことがわかりました。また、1号機のメルトダウンをはやめたのは、冷却装置を手動で一時停止していたことではないのかという疑惑もおきています。地震に対する対応を誤った部分がこの手動停止に端的に顕われているとすれば、過去の海外の原発事故と同じ構図になりますし、さらに廃炉覚悟の注水が遅れた部分については、いったい何を東電は優先したのかという疑惑が再認識されます。さらに、こういう場合、官邸がこちらがケツを持つと言って、東電に無理やり注水をさせなければならなかったのですが、それも機能していなかったと可能性も高いです。しかも、現場でポンプも機能しないというお粗末もでています。東電を主犯として、政府官邸が従犯の犯罪としか思えませんし、二重三重の人災である事は間違いありません。こうなってくると、最悪想定がゆっくりと現実化してきている危機感をもう一度持つしかありません。さらなる大量被曝がおきないという緩い感覚は捨てなさいと僕は言いたいです。もう一度爆発がおきての被曝も想定できますし、そうでなくて更に被爆していく状況もありえます。官邸内は「二度の爆発以降、東京の放射性物質の降下は少ない。だから東京は大丈夫」という感覚しかありません。僕は爆発がおきればたぶん大丈夫ではないと思いますし、問題は爆発しなくても大丈夫でなくなる状態が想定されなくはないと考えます。とにかく、しんどくても緊張を保つしかないのです。
 

2・3号機もメルトダウン 東電データで裏付け(朝日新聞) - goo ニュース

冷却装置、津波前に一時停止…東電詳細データ(読売新聞) - goo ニュース

    
できるなら、一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。
 
 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

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 参加者が二千五百人を超えました。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。首都圏グループもはじまります。行動する皆さんの参加を期待します。

  Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。


原発事故で、福島県内に直接、お話しに伺いたいです。

2011-05-16 02:35:28 | 福島第一原発と放射能

 きょう三十人近くの皆さんといろんな意見交換をして、いろいろと考える事が深まりました。僕の予想を超えて、「何かしなければならない」という思いが強い人がかなりいらっしゃいました。皆さん、政治的な運動の経験が皆無な人ばかりで、こうした人々が自覚して、行動していきたいと強くおもっているのは、僕にはちょっとした驚きでした。特に活発な意見は、圧倒的に女性に多く、いろんな世代の女性たちが、変な社会的なプライドをまるで気にすることなく、この原発の問題への対処を考えていこうと言う感覚は、ある意味凄いものがありました。このパワフルさは、僕よりもアグレッシッブな感じも見受けられて、ちょっとびっくりしています。どういうことなのか、この混迷した事態を、切り拓く感覚は女性の方が強いかもしれません。

 下記の講演会の呼びかけをして、東京・北関東・信越など複数のエリアからお問い合わせをいただいていますが、 一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。「安全だ」と政府が言い張る状態が続いていますが、私は「安全」の担保はないと考えています。福島県内の団体の皆さんもいろいろ行動をしていますが、僕は、この状況でこどもたちを置いておく事の危険性を伝えたいと考えました。直接現地へ出向き、県内でそのことについて心配している方々とお話ができればと思います。福島の方で、このブログをご覧の方とお話ができればと願っています。ご連絡をお待ちします。

 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

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お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

さて、3号機の状況は圧力容器の下部が若干下がり気味ですので、これは悪い傾向ではないと思います。一進一退の攻防が続くと思います。また、1号機のメルトダウンは地震翌日の朝におきていたという話にもうなっています。聞き取りなどから判明したと言う事ですが、だったら最初から分かっていたのだなと、突っ込みを入れるしかないかもしれません。もはや全ての号機がメルトダウンしている事を前提に、その後何がありうるのかを慎重にみなければならないということです。

 

 


1号機も2号機も3号機もメルトダウンしているなら、政府はウソを言い続けていたことになる

2011-05-15 06:03:30 | 福島第一原発と放射能

 東京電力が1号機のみならず、2号機も3号機もメルトダウンしている可能性を言い始めました。落ち着いているように見えていた1号機がメルトダウンしていて、水棺は何の意味もない作業であった事が公になりました。その上、2号機も3号機もメルトダウンしている可能性をようやく認めはじめました。当事者たちはわかっていなかったのでしょうか。いいえ、わかっていたとしか思えません。僕らが指摘するよりも、直接分かる場所に居続けている彼らが分からないはずは、ありません。少なくとも、いくつかの可能性の中でこういう状況も想定できるレベルです。こういうことから考えると、彼らはメルトダウンしている可能性があるにもかかわらず、それに対して口をつぐんでいた事はまちがいありません。政府が間違いなく、国民に対して、メルトダウンしている疑いが強い事を言わなかった、否、メルトダウンしていなかったと事実上、ウソをついていたのです。これは、大変な事です。こんな根幹の事をウソをついたのか、隠蔽しようとしたのか、ふれないようにしたのか、いずれにしてもひどい話です。政府や東電を信用できないと言う声は、いろんなひとからいただいていますが、僕自身もここまでくると、本当に何一つ信用できないかもしれないと言う疑いを段々ぬぐえなくなってきました。

 私は当初から、この爆発事象の連鎖に悩み、特に3号機の異様な爆発後に、この状態では、取材を近距離で続ける事はままならないと強く思い、当初四十キロエリアをボーダーにしていたのを(これも僕が政府の境界よりもいちはやく線を引きました、東海村でも政府は大体出遅れましたので)、百キロまで下げるように進言し続けましたが、全く聞き入れられませんでした。さらにこのまま制御が出来なければ、東京も高濃度の被曝になる可能性、特に再度の爆発事象を伴う可能性も鑑みて、更なる進言をしましたが、全く聞き入れられませんでした。そのため、相当な逡巡を繰り返した挙句に、上には、通告した上で、自分の中でのかなりの覚悟をして退きました。周りに理解されないと言う認識は当初からありましたが、なぜぎりぎりの戦いをする僕が、今回は退いたのか、その意味を周りにはくみ取ってほしいと考えていました。東海村の臨界被曝事故で、最も最前線に出て、二週間現場キャップを東海村でおこなった僕が、どうして今回はこの直感しかないのか、僕の中でも悩みに悩みに悩みつづけました。今でも完全に答えは出ていませんが、今回の福島第一原発でおきていることは、これまでとレベルが全く違うものであると言う事しか言えません。その事を未だに理解しない人々が、不確かな知識のまま、国民を傷つかせる行為に加担している報道を平気で続けている事は、毎日毎日、信じられない思いばかり、胸の中に押し寄せてきます。相手側がどう思っているのかは知りませんが、僕の中では彼らは、全く異世界の住人なのだなというあきらめに似た気持ちしか芽生えなくなりました。僕は別にレベルの高いジャーナリストでもなんでもありません。ですが、多くの人が傷つく結果になることに対して、口をつぐむ事はどうしてもできない人間だと言う事です。このことについて、口をつぐんでいる、否、そんな認識すらない人々とは、決定的に人間として分かり合えない立ち位置にはっきりいるということです。このために、僕はこのブログを書き始めましたし、退避を最低八十キロ(アメリカ基準)、出来れば百キロ退避を主張する事から、始めました。少なくとも、自分個人で出来る方法で、少しでも多くの人に僕の危機意識を伝えるべきだと考えたからです。

 関係者や週刊誌、元新聞記者などから執拗な攻撃を受けていたのは、皆さんもよくご存知の事ですし、その中身は「ありもしないことを木下は考えて、怯えて逃げた」という話でした。ありもしないこと、妄想を僕が抱いていたのなら、いくら非難されても仕方がないかもしれませんが、現在の状況は果たしてそうと言えるでしょうか。政府は当初レベル4とか5とか言っていたのに突然、先月のレベル7発表、そしてメルトダウンはないと断言していて、今月は1号機はメルトダウンしてましたと発表。さらに2号機、3号機もメルトダウンと言う事になってくると、極限的な状況は、地震の3.11から十日間ほどはまず最低でも続いていて、さらにどうやらその後も本質的にこの大きな崩壊をくいとめる状況には今も至っていないと言う事がはっきりしてきたとしか言えないのではありませんか。いまでも水を入れる事以外に何もできないということです。制御できていないと言う事です。どうなるのかはおまかせでしかない危険な状況です(継続する3号機の温度上昇など)。そして、二回の爆発事象の影響も当初よりもどうやらおおきく広がっていて、福島県内のみならず、東京を中心とした関東全域に降り注いでいる放射性の降下物は尋常な状況ではないと言う事です。これは、大変な状況です。こうした事がおきている状況は僕が当初から懸念していた事の反映でしかありませんし、福島市や郡山市の子どもたちがおかれている苛酷な状態こそ、本来避難ゾーンが広く設定されていればありえなかった事象です。すべての判断が間違っています。

 官邸内部の通り文句は、「二度の爆発で出たものしか大気には放射性物質は大量に出ていない。だから大丈夫だ。東京も大丈夫。」というものばかりです。この二度で本当はどのくらい出ているのか、さらにその後も継続している放出では、本当はどうなのか。今後の爆発はありえないのかどうなのか。実際、各地のエリアの細かい汚染状況は厳密にどうなのか。こうした疑問に答える態度とは全くいえない感じです。そして、メルトダウンを想定していなかったと白を切り続ける状態です。こんなの、どうやって信じられますか?二度の爆発で致命傷になっているのは、本当に福島の一部だけなのですか?

 ウソをついているのか、隠蔽しているのか、見ないようにしているのか、どの可能性もありえます。汚染の本当の状況を調べないようにしているのか、調べてもまずいデータは隠蔽しているのか、データの解釈を捻じ曲げているのか、どの可能性もありえます。政府と東電がどれをおこなっているのかは分かりませんが、どれかはおこなっていると思います。僕の不信感は根底から強くなっています。こうした中で危機は去っていません。警戒を続ける以外の方法は何もありません。爆発はおきないと言い張れる根拠もありません。

 原発の作業員が亡くなったニュースがありました。被曝ではないですが、防護服での現場の作業が、月がすすむにつれて、気候的な意味からもきつくなっていると言う事だろうと思います。限界ということをしつこく確認しておきます。皆がそうした中で追い詰められているのが、原発内部も、福島も、東北も、関東も段々シンクロしてきていると思います。シビアな現実です。

 

 

 

この福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。何件か申し込みがきはじめましたので。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

参加者が二千三百人を超えました。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。

 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

「We think about Fukushima Daiichi.

 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

 


宮城農家より寄せられた悲痛な手紙と僕から皆様への提案

2011-05-14 01:07:42 | 福島第一原発と放射能

 きょうドイツ人ジャーナリストと意見交換をしました。実は、このブログを立ち上げて以来、中身についてきちんとした見解をたずねてきた、ジャーナリストは(知人友人でなく)、このドイツ人がはじめてです。僕の話をごく当然と聞いていました。日本のメディアよりも、ドイツ人ジャーナリストが、普通にやってきて尋ねる感覚が逆に凄いとおもいました。日本で起きていることなのに、きのうメルトダウンという状況まではっきりしたのに、何の問題もないように語り続けている日本の日々。 自分がどこの国の住民なのか、分からない中で、生きつづけている感じがまた強くなりました。このブログやフェイスブックのやりとりを見て、感激したり、勇気づけられたりします。しかし、日本の現実社会にどうしていくか、考え続けています。

そこで一つ提案ですが、

この福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

ブログに頂いた書き込みの中で、宮城県南部の汚染状況を伝え、良心的にぎりぎりの対応をされている農家のお手紙を記載されたものがありました。書き込みなので、読み落とすとおもいましたので、重要な情報も多くあるので、是非読んでください。

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宮城県南部の放射線量 (光鼠)
2011-05-13 14:03:55
私がずっとお野菜をいただいている方から野菜と一緒にお手紙が届きました。

宮城県では、検査をしません。
大丈夫!基準値以下ですと言い張っています。

皆様にご覧頂ければ幸いです。

以下原文のまま・・・・

 みなさまへ

地震以来ごれんらくもせずに長い間お休みをつづけ大変申し訳ありませんでした。
また心配してくださった皆様から、とても暖かいお便りもいただき本当にありがとうございました。
当初はライフラインも整わず、また原発事故の様子もつかめなかったため、
2カ月くらいお休みをいただく予定でおりました。
ところが原発のことを勉強し情報をあつめるにしたがって
事態の重大さがわかり見通しがつかなくなりました。
「本当にこの地で農業を続けられるのか、
続けるとしたら、どういう方法があるのか」を自問自答する日々が続きました。
そこで同じ不安を抱える仙南地区の農家仲間と勉強会を始めました。
仙南は福島の北西ラインにありながら、ほとんど検査をしていません。
まずは田畑の土壌や農作物の状態を具体的に知る必要があるとわかり、
関係諸機関(宮城 国の農政局 大河原農政局)に検査をお願いにいきました。
でも思う様な回答はいたたけませんでした。
それで自分たちで計測し、自分たちで判断するしかないと思い
土壌調査を民間の測定会社にお願いしました。
またガイガーカウンターも借りて、仙南地区の空間線量や枯れ草群の
線量を調べ土壌汚染図も作ってみました。
その結果仙南地区は、福島北西方向の延長図をきれいに描いている事がわかりました。
また5月7日の朝日新聞に公開された土壌汚染蓄積量の地図と、
チェルノブイリの汚染図と比べ、本当に驚きました。
桁を間違えたのかと思い、いろいろな方に確認をとりましたが本当にその通りでした。
つまり宮城県南部の地区はチェルノブイリの管理ゾーンから一部は希望移住ゾーンに入る可能性もみえてきまし た。
数値計算からの類雑なので確定はできませんが、
やはりこのことをきちんと確かめ、
野菜についても検査を受けなければいけないのではないかという見解に達しました。
この原発事故の「真実」を知りたいというのが今の一番大きな課題です。
今後は、仙南の方々とつながりを持ちながら、継続的な検査体勢を整え、
この汚染の「真の姿」を知り伝える努力をしたいと考えています。
そのような体制が整いましたら改めてみなさまに御知らせしたいと思います。
ただそれがいつになるかは見通しがつかないため、
もし他のルートで野菜を入手できるかたは、どうぞそちらを優先してくださいますようにお願いいたします

平成23年5月9日

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宮城南部で5キュリー以上、チェルノブイリの希望避難地域相当が出始めているとしたら、かなり悲痛な話です。千葉の土壌調査でも、1キュリーを超える放射能管理区域相当が出ている情報もでまわっていますし、東京も千葉と同様の管理区域水準という見方でてきています。

このブログの関係者で、首都圏でかなりの地点数をガイガーで測っている人によると、高さ1メートルで都内の平均は0.2マイクロシーベルトといいます。高いエリアでは0.5マイクロシーベルト。さらにアスファルト地面の直接は、大概、1マイクロシーベルト。幼児の高さだと、平均0.35マイクロシーベルト。

 都内も一定程度は、あきらかに被爆しているという現実です。しかし、これを見ない人々という存在もまたしても明らかで、政府や官僚、マスコミに多いことは間違いありません。これも日本の現実です。この現実に立ち向かう方法を探す日々が続いています。このブログを見ている皆さんの力しか、実はないとおもいます。

二千人が参加しました。

 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。

 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

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 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

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メルトダウンしていた1号機は「想定外」の東電。さらに心配が強い3号機の現状。危機深まる。

2011-05-13 01:47:38 | 福島第一原発と放射能

  きょう、はっきりしたことは、東京電力が従来から話していた危機認識はまったく形を成していなくて、最低限このくらいは考えているのだろうということさえ、全く考えていなかったと言う事です。1号機が危機にあるのではないのかという認識は何回も伝えていますし、実際、核燃料は溶けているのではないのかという指摘はずいぶん前から専門家に聞いていましたが、彼らはずっと損傷が七十パーセントといい、次は五十五パーセントと言い、核燃料はある程度水に浸かっている、データは-1700ミリはあるといい続けていました。これを一応信用する立ち位置で小出先生などは「配管の損傷」などに言及されていました。そもそも、もともとのデータが違っていたと言うか、はっきりいって全くデタラメの話を真実であるかのごとく東京電力が言い続けていた事がはっきりしました。ですから、今、東京電力が話している内容をどこまで信じられるのかと言うジレンマにありますが、それだけを言い続けても仕方ないので一応、きょうの発表を前提にして進めます。

 ただ、今日の展開で、「一号機のこと、もう東電はどうしようもないですね。これだと、話しにならないよね」と親しい記者からもあきれかえった声で電話で言われました。このように、あきれかえって、嫌になる感覚が蔓延しているとおもいます。しょうがないですが、こういうことは「慣れ」になりはじめています。ただ、この「慣れ」が危ないのです。注意してください。本当の危機はこれからです。危機がおこる手前でこういう「慣れ」が蔓延すると、緊急時に対応が遅れますので、変に「慣れ」ないようにしてください。

 小出先生とも話しましたが「もういったい、東京電力の言うことをなにを信じていいかわかりませんが、データで-1700ミリ言っていたのが間違いだったと言う事です。現場は混乱していて、計測器が修理してそうだと言うのでしょうが、もう本当かどうかわかりませんね。何が正しいかは無意味ですよ。まあ、でも本当なら圧力容器に穴が開いているんですよね。炉心が溶け落ちているわけだから、本来何が起きてもおかしくなかったんだけれども、うまいぐあいに格納容器の底の方で水がたまっているあたりにある感じなんですよね。水蒸気爆発がおきずに、そうなってとりあえず落ち着いているなら、最悪の事態は一号機に関しては当面避けられるのではないでしょうか。たまたまですが。」と。メルトダウンになっていても、爆発事象につながらず、たまたまうまくいっていたことを説明していただきました。勿論、想定の工程表はそのとおりに進む可能性はどんどん低くなったと言う事です。1号機は「想定外」のメルトダウンが確定し、この想定外の事態の中で、懸念は続くと言う事です。今の東電の説明を完全に信じられない気持ちも含め、1号機の危機も去っていません。

 そして、3号機の懸念は継続しています。とにかく温度変化が激しい部位があることなど、圧力容器の中で「想定外」の事態が起きていることを、今まで以上にチェックを続ける必要があります。1号機のことが「メルトダウン」と言う言葉まで出てくる状況だとすれば、さらに深刻な三号機で一体何が起きるのか、「メルトスルー」という破局もおきうるということを、強い危機意識を、あらためておもってください。安全の担保は、最後は皆さんの行動にしかありません。政府や東電が守ってくれると言う感覚が無理だということを、きょうからさらに強く認識してください。

ブログの読者から、福島の母子が新潟に脱出している話をメールでいただきました。まずお読み下さい。

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 出かけたのは、3.11の後からメールのやりとりをしていた母子が福島を脱出するまで、支援(というか、実質的にはハラハラ見守りながら励ますだけでしたが、背中を押すくらいの力にはなれたようです)するためです。着の身着のままの彼女に交通費を手渡す必要が出る可能性も考慮して、近くに行くことにしました。実際は旦那さんが車で送ってくれることになり、彼女の周りの理解をもとめる努力が一部報われたかたちです。彼女には震災後に生まれた赤ちゃんがいるので、今まで動きがとれずにいました。旦那さんは仕事があるからと福島市の自宅に帰って行かれました。しかし本当は大人も脱出する必要がある状況なのも彼女は理解されているので、新潟からご家族や友人に呼びかけておられます。
 母子は今、新潟の支援団体にお世話になっています。新潟も安全とは言えないと思いますが、福島市内などよりはマシなので、そこで一息ついて、次を考える感じです。新潟の避難者に提供されているホテルが、一般の宿泊も受け付けていたので、そこに三泊していっしょに過ごしました。ホテルには百人ほどの人が避難しています。多くは母子です。家族など周りの人が温度差があり、離婚しないと避難できないような境遇の方が一時避難でここに来ているようです。一人のお母さんとお話しすることができました。
 「危険なのはわかっているが、離婚して幼い子供を預けて働いて、事務員で収入が10万円くらい? 生活していけると思えない。戻りたくないけど戻るしかない」と話しておられました。一度は京都まで避難して家を確保したり、離婚を決意したりされていましたが、生活できないから戻るしかないと。
 全てを捨てて避難しても、野垂れ死んでしまう可能性が、放射能汚染地域に人を縛り付けています。放射能から目をそらしている人も多いようですが、危険を認識しながら動くことができない人もたくさん残っています。福島県全体が飯舘村と同じような状態で立ちすくんでいます。
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こういう状況に追い込まれている人を救う方法がないのかと、いろいろな人々が立ちあがっています。
このブログで学童疎開の調査をしてくれている皆さんもいます。
さらにhttp://portal311.jimdo.com/というサイトがあって、そこのボランティアスタッフの皆さんとも話しましたが、子どもたちを中心に一人でも多く、救うために、移住できる情報をかなりあつめていらっしゃいます。こういう人々が連携して、福島の子どもたちをかなり被曝する環境におき続けないためにできることはなにかを探して欲しいです。
 政府や文部科学省の「問題ない」という虚偽の説明を鵜呑みにさせないために、皆さんの声を強くするしかないと僕はおもっています。

 

二週間たっていないのに、二千人が参加しました。

 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。

 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

「We think about Fukushima Daiichi.

 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。


この夏、できるかぎり多くの原発停止をすることから、どのくらい電力が必要かを見極めるべきです。

2011-05-12 03:19:39 | 福島第一原発と放射能

 現在、運転している原発は22基、停止は32基です。浜岡原発を停止する代わりに、他の原発を運転すべきだと言う言説を垂れ流しているマスコミが複数あります。夏の電力不足を容認するなと言う論調です。だまされてはいけません。本当に、止めなければいけない原発は限定されているものではありません。全国全ての原発を、廃止にしていく動きを進めることが、最も大切な事です。原発は簡単には廃炉は出来ません。ここから、その動きが具体的に始まっても二十年くらいの年月日が必要になります。危険の高い炉。老朽化している炉。優先順位をつけて、一つ一つ廃止していくことが、最も求められている事です。

 そうした場合、この夏に全国にある原子力発電所の炉を、できるかぎり多く止めてみて、一体、電力需要に本当はどういうことがおきるのかきちんと見極めるべきだと思います。計画停電と言うのが、電力会社自体でさえ、送電が地域で細かくどういう状態で、どういうふうになっているのかが、きちんと分かっていない実態の中で、トラブルもありましたが、実際一定程度のことを行えば、電力と需要というのが、ある程度は維持できる事も、実は分かりました。今まで、ブラックボックスだったことが少し見えてきたと思います。本当に夏場のピーク時に必要な電力はどこまでで、その電力を維持するために、原子力発電所は一体何基、まだ動かさなければならないのかということです。ここは、電力会社が作ってきた伝説に惑わされてはいけません。本当に必要な電力を維持するために原発を最低まだ何基動かさなければならないのかという事実を明確にするべきです。そこから、原発を全て廃止するという国としての道筋が見えてきます。そのためにも、この夏、恐れずにできるかぎり多くの原発を停止するべきだと思います。

 これは、各電力会社が、地域独占という形をとりながら、株式会社として別々に機能させる事が、日本全体のエネルギー政策として妥当かどうかと言うことも考えていかなければならないと思います。原子力発電という、事故がおきれば、広域な社会全体の存続にまで大きな影響を与えるファクターを、個別の民間会社が、民間ベースでおのおのおこなっていくというスタイルは、本質的にはおかしいと僕は考えます。これは、国策として、日本政府が進めさせたわけですから、国策として、日本政府が、各原子力発電所の運営を、全体として国がどうしていくのか考えなければならない状況と言う事です。

 

福島の子どもたちについては、作業を進めていただいてるケースはこのような感じです。地域ごとに、受け入れる体制がどのようにあるのかを具体的に調べていただきたいとお願いしたところ、札幌からこのようなご連絡が来ました。

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こんにちは。いつも、ブログ、Facebookのグループ、早く、有益な情報が多いので活用させていただいております。ありがとうございます。
昨日のブログで各都道府県の受け入れ態勢について書いておられたので、微力ながら札幌市に電話しましたのでご報告いたします。
札幌市(市役所・教育員会療法からの回答を要約)
住宅戸数は市営、道営、雇用促進住宅あわせて1350戸 うち140世帯入居済み
子供だけでの受け入れ(ホームステイなど)の受け入れ態勢はなし
避難してきた家庭に子供がいれば、もちろん市内の学校どこでも受け入れ可能。とくに受け入れ可能な人数の制限はなし
「避難してきた子供が小学生、中学生であればもちろん受け入れます。」とのこと。
市内受け入れ校 小・200校 中・97校 高校・市立8校 
入居した住宅のある学区内に登校する。
ちなみにあくまで予定ではあるが、被災地からの学校単位での受け入れを検討中
廃校の校舎を利用し、その近くに空き室のある市営住宅に入居してもらう。
場所の条件が限られるので、検討中である。
以上です。道にも問い合わせるつもりですので、数日の間にまたメールさせていただきます。
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 具体的で的確な報告に頭が下がります。このような形式で、お住まいの自治体、近接の自治体、都道府県に問い合わせをしていけば、ある程度の情報は集積可能と思います。本来こうした事は、政府がやればはやいのでしょうが、協力していただける人がいる中で、できる限り多く情報を集めて、つないでいく作業をしていきたいと思います。引き続き宜しくお願いします。
 
 きょうの3号機の状態に大きな変化はありませんが、引き続き注意が必要です。海中には3号機から一万八千倍のセシウムが流出していることがわかりました。海洋汚染は、どうにもとまりません。
 
 また、気になるのは神奈川県の南足柄の茶葉からセシウムの暫定基準を超える570ベクレルが検出されています。関東の西の端になる、足柄でも検出されていることは、放射性物質の降下量について、少なくとも関東全域でもっとシビアな調査が必要であると僕は思います。ここまできているということは、関東の農作物全般について、安心できるレベルではないということです。関東平野全域は、この流れの中で、最終的にどこまで被曝するのか、僕は大変憂慮しています。これは、今後の爆発の有無ということだけを考慮する構図だけをみるのが有効ではないのかもしれません。実は今、事態は深刻になりつつあるのかもしれません。

南足柄の茶葉から基準超えるセシウム 出荷自粛要請(朝日新聞) - goo ニュース

 

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Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。1900人を超える方々が集っています。行動する皆さんの参加を期待します。

 

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もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。

 


同一県内でも地域的な差が大きい放射能の危険、及び福島の学童疎開についての作業

2011-05-11 00:11:29 | 福島第一原発と放射能

  危険をご自身の地域でどう捉えるのかと言う事について、前の記事に書き込みが複数あったので、まず書いておきます。結局放射性物質の蓄積降下量でみるしかありません。県内全域が同じではありません。場所によって危険は変わります。それを前提に聞いてください。福島はもちろんの状態です。特に浜通りと中通りには、すさまじく汚染されている地域があります。チェルノブイリの避難地域のレベルを超えているところも少なくはありません。ご存知の通りです。続くのは茨城です。茨城のエリアでは、チェルノブイリの時の放射線管理地域に近くなっている場所は複数存在するとみています。ここまでがまず明確に問題があります。もちろん、県内全域ではなくて、地域ごとにより差があるということは前提です。県内でも場所によって様相が異なる事は前提です。

 またデータが不明ですが、ある程度は高いと類推されるのは宮城です。地理的に福島中通りと近く、一定の降下量がある山形。ホットスポット的に高いと見られる東京。ここまでの県には問題のある場所が点在していると思います。宮城、山形は理解できますが、実は同じレベルの危険が、都内にあるということは、いい加減に認識を深めてください。新宿の数値だけでわかります。東京にホットスポットがある理由は、風向き、東京湾からの風の吹き返し、高層ビルやアスファルトばかりという複数条件にもよると思います。

 他の関東全域は、降下量が明確にあります。他地域とは異なります。ご質問の山形はどのエリアかで差は大きいと類推します。神奈川は茅ヶ崎での降下物の採取は低いですが、東京に近い川崎、横浜の都市部は、都内と同様の注意が必要である事は、言うまでもありません。これ以上の細かい点について、お話がされたい場合は、連絡先明記の上、メールしてください。

 「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」http://kofdomofukushima.at.webry.info/という団体が現地で、立ち上がっていて、そこの中手聖一代表と話しました。子どもたちをこの原発事故から守るべきと言うことについては、同じ認識です。元々、反対運動をしていた人達でなく、今回の事故以降に、ネットを介して繋がっていったグループのようで、このブログ読者やFacebookグループと同じような感覚をお持ちでした。

 「とにかく、政府にまず言いたいのは、何か手をうつ姿勢を示して欲しいということです。福島では、みんな危機感をもっているし、それでも温度差がありますから。不安はつよいですから、まずはやるという姿勢を示す事が必要。何もやらないことに怒りを感じます。やると言う方向に転換するためには、20ミリシーベルトが壁なんです。」と話す中手さん。

 続けて、「ハッキリ言うと福島では混乱がおきている。街を帽子、マスク、長袖で可能な限り肌を出さずに動いている人の横を、何もしていない人が歩いている。街で違和感のある光景です。みんな、どこまで怖がればいいのか分からない。本来自立判断すべきなのに、皆できないのです。当局が、適正に、安全をより守るためにこうすると、アナウンスすればうけとめて従う感覚はありますよ。安全を守ると言う観点で話せば。20ミリシーベルトは考えられません。仮に10ミリあるいは5ミリというラインも考えるのは、安全を守る姿勢を政府がまず示す事で、受けいれていく可能性もないわけではないのです。特に防御を固めるのは悪くないと政府が言うべきでしょう。逃げた人が悪く言われる構図は本当におかしいです。むしろ、自主避難にも政府が支援があってもおかしくはないと思います」と。

 福島の自治体が、県レベルや市町村レベルの首長が積極的な反応がなかったことや、郡山の土壌についても、ある小学校の親たちが市長に詰め寄ったのが大きな流れになったという話も伺いました(土壌の入れ替えが、長期的なプラスマイナスの判断は別として)。

 こういう情勢の中で、具体案としての学童疎開というテーマを考えるべきだと言う見解も同じでした。どこで、線引きをするのかという問題はありますが、十五歳以下で十数万人に及ぶレベルではないのかと言う事です。福島は出生率も高いため、世帯数は半分よりは、多い程度かもしれません。十万を切る世帯数であれば、全国の自治体で引き受けることは可能だと思います。

 「結局、何らかの政治決断があれば望ましいし、無理ならシンドラーのリストではないが、助ける事のできる子どもたちだけでも助けたい」と言われます。どこまで、できるのかはわかりませんが、全国の実感のない人々がどうしたら、こういう心情を共感してくれるのかと思います。

 具体的には、このブログの読者の中で、各人が引き受けて、全国の自治体に対して、引き受け可能な子どもの人数や引き受け可能な学校を、お住みの都道府県内の自治体に問い合わせてもらう事はできないかと考えます。数十人の人が手分けしてやれば、数日で、できる作業です。そういう具体作業ができる方から、手をあげていただけないでしょうか。こういう具体作業が始まると状況が変化する場合があります。よろしくお願いします。メールでお申し出下さい。

 

 さて、3号機のプールは、映像公開で、がれきだらけの状況である事がわかりました。3号機は圧力容器の胴フランジの温度だけが、かなり下がっている事(5/9 23:00 → 5/10 5:00 RPV胴フランジ:300度 → 132.4度)をどう考えるのかが、よくわかりません。 圧力容器の底はある程度高いままで変化なし。ただし、まだものすごく高くはないです。給水ノズルはやはり高いです。数値が急速に上がったフランジが、急速に下がっている状況。フランジの二百度近いこうした温度の急速な変化も金属疲労をまねく可能性もあり、下がったらといって手放しかどうかはわかりません。いずれにしても不安定のままなので、3号機は当面警戒するしかないとみます。なお、書き込みにあるここ数日前の「爆発」はありません。

 菅直人氏はエネルギー計画を白紙に戻すと言い始めました。原子力政策の抜本的見直しができるかどうかが焦点ですが、どこまでの覚悟があるのかということです。これは引き続き注視していきます。また、工程表の見直しも言われ始めています。一ヶ月の節目で、工程表が見直しというワードが飛び交いはじめています。見直すなら、はじめから出来もしない事を言うなという気になります。東芝や日立のプランを、東電が書き直しただけの工程表を、政府が日程ありきですすめている状況なのだということは、認識したほうがよいと思います。

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もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。


日本の全ての原発を段階的に廃止するべきであると僕は思います。

2011-05-10 00:08:19 | 福島第一原発と放射能

 これは、言うまでもないことですが、日本の全ての原発を段階的に廃止する事を僕は主張したいと思っています。菅直人氏は、浜岡原発のみを一時停止することしか主張されていない事がはっきりしましたので、僕は、これでは根幹からまずいという判断をしています。今回の福島第一原発の事故は、今もシビアな状況が続いていますが、深刻な影響が福島県内に出ているにとどまらず、茨城、山形、宮城、栃木、千葉、東京、群馬、埼玉、神奈川にも強い影響が出ています。この影響が、今後どれだけ深刻度を増すのか、断言できる専門家はきちんといないのが現実です。現在三月以来はじめて、明確に数値的に注視が必要となっている3号機の状態から判断しても、次にどうなるのかは、誰もわかりません。こんな状態がここまで続く事を考えると、原子力発電所から受けられるメリットとこうしたデメリットを比較すると、メリットがほぼないのは明らかだと思います。原子力発電所の推進が国の基本方針とか、会社の社是とかいう妄想を言い続ける中高年が政府中枢や経済界、マスコミなどに、いまだに数多くいることが全く信じられません。社会変革的な意味合いではなくて、保守的な感覚から話しても、現況の資産を個人個人がどうまもるのかという卑近な視点に立っても、原子力発電所を日本国内で数十箇所も置き続けるメリットがどこにあるのか、僕にはさっぱりわかりません。自分たちの今の暮らしを少しでも維持し続けたいのなら、その暮らしを根底から否定することになるリスクが明確に存在することが、今回の事態で赤裸々になった原子力発電所は、全国全てにわたって、段階的に、廃炉にしていくしかないと思います。トラブルの多い炉、耐久的に見て年月日がたちすぎている炉、人口密集地に近い炉、地震に弱いと考えられる炉から、段階的に廃止していく作業プロセスを今からはじめていく決断をしないと間に合いません。ここからスタートしても二十年程度の月日はかかるのですから。もちろん、代替エネルギーをどうしてゆくのかと言う事と、日本のエネルギー利用のシステム転換という大きな変化がこれはリンケージしている作業になりますから、大変な話です。しかし、After福島で、日本国内で原子力発電所を残存させておくメリットはまったくありません。菅直人氏や海江田氏が主張しているように、緊急安全点検をしたので大丈夫と言う話は机上の空論です。浜岡だけが問題ではありません。とっくの昔に止めなければいけなかったものを、ようやく止めると言い出して、後は大丈夫と言い張る構図です。どうやら、こういう当たり前のことさえ、きちんと見つめなおさない人々が、日本社会の中核に多いという現実をきちんと踏まえたいと考えます。これは、今後継続した形で問いかけていきますし、中心テーマとして、社会的な意味でも政治的な意味でも、ムーブメントになる可能性があると僕は思います。あの優秀なゴルバチョフでさえ、ペレストロイカが失敗した理由は、チェルノブイリが決め手とも言われている訳ですから。

 さて、まず僕の目先は3号機です。3号機要注意はそのまま。僕の友人で、福島第一原発を担当していた技術者は、「推測だが、燃料の一部が溶けて飛び散ったような状況だろうか。圧力容器の内壁にくっついている可能性もあるかも。このちかくに洞フランジではかっているところがあるのでは。フランジは蓋の外でねじ止めしている接合部分。なぜここを温度を測っているかと言うと、熱とか力をかけると最ももろくなる部分。だから、熱破壊をおきないようにこの部分の計測をしている。内壁はステンレス、中に鋼材。鋼材温度が上がったり、下がったりするともろくなってくる。一部だけあったまり、残りは冷えたりすると、金属疲労がおきやすくなり、割れ目ができやすくなる。付着しているところの部分が量があり、特に崩壊熱が出ているような状況ではないのか。そこの局所的な鋼鉄が溶けないような耐熱温度だけは四百度くらいまで考えられるので、それだけならまだなんとかなるかもしれないが、接合部分だから心配。また、燃料棒の崩れ方が恐らく激しく、ほぼ原型をとどめていない。この燃料棒の崩れが激しいのは問題になるかもね。容器内でのメルトダウンを顕している状況でしょう」と。安心材料はなく、さらに圧力容器下部の温度推移が要注意になりそうです。

 また、1号機の扉の開閉は、思ったよりも飛散がなく、結果的には外部はよかったみたいです。それは、ほっとしました。しかし、1号機の原子炉建屋の線量が、天井部分で毎時700ミリシーベルトだったり、二桁のミリシーベルトになっていることはかなり多く、作業の進展が予定通りにいかない可能性が、早くも出ています。これは、僕には想定内でしたが、東電も保安院も想定外と公式にはコメントしています。冗談も度が過ぎた話と僕は思います。

 さらにストロンチウムが原発敷地内からも通常より高濃度に、また三十キロ圏からは微量見つかっている事がようやく判明しています。検出の手順が難しいため、ストロンチウムについて、ほとんどやっていなかったことを会見で認めはじめていますから、これが一定程度、外部で検出されるとさらに深刻になります。カルシウムに近い動きをするため、歯や骨につきます。骨のガンなどが心配される物質です。炉心が壊れて、物質がさらに大量に飛び散ると危険は増幅します。

 

Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。行動する皆さんの参加を期待します。

すでに1800人近い皆さんが参加しています。 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

「We think about Fukushima Daiichi.

 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。


懸念される3号機の状態。また福島の子どもたちを救うための具体的な提案についてのお願い

2011-05-09 00:54:10 | 福島第一原発と放射能

 名古屋でのミーティングの最中から、注意されていた1号機の情報がオープンになり、さらに深夜になってから3号機の状況が懸念される状況になっていたことは、このブログやFacebookのグループの皆さんには、自明の事かもしれません。深夜に大量に水蒸気が上がっていた事から始まり、ここ数日3号機のいろんな部分が温度上昇を続けている事。注水量を増やしても、止められていない事は間違いなく、このままの状況が一両日続くと、シビアな局面も想定される事態になっています。とにかく、3号機はもともと、爆発の状況からも、最も破損がひどいと考えるほうが、ごく自然な見方であって、一ヶ月以上、外部から大きな変化が見えない事が、安心材料になっていました。今回、そうした安心材料が消えて、突然温度上昇が始まっていることは、懸念するしかありません。何か事が起こるのかどうかを、事前に予知できませんが、数値を毎日、チェックし続ける事と、周辺のモニタリングポストや個人のガイガーカウンターの中継、緊急のニュースが流れるかどうかなどの情報を、精査し続けるしかないと思います。

 小出先生とこのことは話しましたが、「とにかく、冷えていない事が一番問題で、黒い煙が事実なら簡単な火事とも思いましたが、水蒸気ということであれば、慌てることはありません。何度だからどうと言うよりも、冷えていないことが継続している事が問題で、それが続くとよくないですから」と、簡単にこたえていらっしゃいます。

僕の友人の技術者は「3号機の解はまだないから、リスクの高い3号機よりも、可能性がある1号機から作業を始めるのは技術屋の常道。ただし、1号機が終わるまで、3号機が持つ担保をどう見るのかは、難しいね。ただ、3号機から手をつけて、いきなり詰んだらそこで「終了」だから。そうするよりは、先が見える可能性がある1号機から着手したい。ゴールデンウィーク明けから、本格作業の流れじゃないと現場のモチベーションもあがんないだろうし」と。

 1号機は、扉を開ける時間が夜になりましたので、周辺のモニタリングポストは、深夜早朝から注意を継続するしかないと思います。GWへの影響は、遅れたため結果的に少なくなりましたが、周辺のエリアの一時帰宅の日程を前にして、この状況が展開するスケジュールの感覚はある意味、僕には、すごい感じさえしています。何が大切のでしょうか。

 さて、ある筋からの示唆があって、福島の子どもたちを救うための具体的なプランを考えています。基本資料として、年間10ミリシーベルトの場合と、年間5ミリシーベルトの場合を考えて、おのおの幼稚園、小中高校などで、何校が該当し、何人の児童生徒が該当するのかと言う基本情報をまず確認できないのかと思っています。その上で、被災地を除く全国の自治体で、一体どのくらいなら、受け入れていくことが可能かと言う情報を集積できないのかと言う事です。これについて、具体的な協力をこのブログやフェイスブックで呼びかけたいです。とりあえず情報のある方は、メール下さい。

 

 また、懸念される魚、貝、海産物についての摂取について三重大学の勝川准教授のブログをご覧下さい。大変参考になります。http://katukawa.com/?page_id=4304 

 

このブログの書き込みで、個別具体的な相談をされる方がいらっしゃいますが、問題提起であればともかく、そうした書き込みは反映できません。どうしても、そうしたことを何かおっしゃりたい方は、必ず連絡先を明記して、メールしてください。対応できません。

 

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すでに1500人を超える皆さんが参加しています。 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

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 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

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きょう午後1号機の扉を開くことは、事実上のドライベントと同じです。念のため、警戒を怠らないで下さい。

2011-05-08 00:26:59 | 福島第一原発と放射能

 各社の報道内容がわかれているので判断に迷うと思いますが、警戒をしないわけにはいかないと思います。小出先生と空気清浄機についてだけ、以前トークしましたが、全く期待されていませんでした。何人か理系の研究者とも話しましたが。どうして空気清浄機で高濃度の放射性物質が大幅に微量になることなど考えられないと話していました。空気清浄機で本当に減るというよりも、見掛け上、空気中で放射性物質が一定程度吸着されたことで、一瞬減らしているようにみせかけているだけだと言います。

 僕の知人で、東京電力と関係の太い人は「一般の人にはわかりにくく、相手は言っていますが、一号機の扉をあけると、空気の流れができますから、上にどの程度舞い上がるかはわかりません。これは、事実上、ドライベントと同じ作用が想定できます。やってみないとどこまで、数値が上がるかは分かっていないでしょう。まあ、扉を閉めれば、とめられるから、いいかなと思っているのではないでしょうかね。」と。さらに「きょうの午後からのあさっての朝まで、私は家に閉じこもります。」と。

 もちろん、どこまで、そうなるのかは分かりませんが、警戒を怠るべきではありません。8日に高濃度放出と言う事前に流れていた話は、当たっていたことになります。僕はゴールデンウィーク最終日に、こうした危険がある行為を平気で政府や東京電力が行うことに疑問を感じています。日程ありき、スケジュールありきで、このようなことを行う感覚は理解できません。きょうやらなければならない理屈が、もしかすると何かあるのかも知れませんが。

 1号機、8日午後にも放射性物質放出の可能性(読売新聞) - goo ニュース

 

 福島の20ミリシーベルト問題について、頂いたお母さんたちのメールや悲痛な声を、ある人を介して、菅直人氏に直接伝えています。万が一、何か進展があればこのブログで伝えます。本人は、浜岡原発を止めると言い出したことが、外国や経済界からも好評だったとして、喜んでいるそうです。それについて、皆さんがどう感じられるのかはおまかせしたいと思います。

 本日、名古屋でミーティングをおこないました。Facebookによる僕のはじめてイベントになりました。特に東北や関東から避難しているお母さんたちの声をさらに聞いています。また、名古屋でもこの原発事故を自分のこととして受け止めている方が複数いることを嬉しくおもいました。

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 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
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 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。

 

 

 


「浜岡原発停止」菅総理会見に喜ぶ官邸スタッフとの会話

2011-05-07 00:09:13 | 福島第一原発と放射能

 「ほら、どうですか。菅は今回はじめてまともな事をやった。これは大きなことだろう。支持率も十パーセントは上がるよ。この決断は大きい。世論は支持するだろう」と。官邸の菅に近いスタッフから僕にさっき電話がかかってきました。

 「これで、政権は持つよ。原発について積極的に判断しなかったのが、イメージが大きく変わる。諫早の時よりもインパクトが大きい。お前もこれは積極的に評価できるだろう」と、さらに言われました。震災以降はじめての上機嫌です。

 僕は「もちろん。浜岡は一時的でも、稼働中のものも含めて、止める判断をしたのは大きいですよ。彼は、震災と原発事故の処理ではじめて意味のあることをしたと思います」といいました。

 「お前が評価するなら、本物だな。よかったよ」

「ちょっとまって下さい。浜岡は止める事がプラスですが、これは遅すぎた話でしょ。本当はいちはやく止める話でしょ、最低、福島が起きた時点で。本当は全国の原発を、震災直後にすべて完全に停止しなきゃいけなかったでしょう。さらに、福島は今、継続していますよ。今、おきていることに明確な事が示していない中で、この話です。話の中身は望ましいですが、今、やるべきことは他にもある。これを放置して、浜岡だけ止めるのはおかしい。止めるのは型が似ていて問題もおきている敦賀なども含めて全体にならなければいけない。本質的におかしくないですか」と僕は言いました。

「ちょっと不安なのは、それはある。さあ福島がどういうことなのかだよな」

「三号機の原子炉のおととい位から温度が上がっていて、注水を増やしても下がらない。まだ150度前後ですけど、一ヶ月くらいは上がっていませんでしたからね」と僕は言います。

「つまり、福島の解決メドが難しい認識の中で、浜岡の話が出てくる構図がないとは言えないからな」と言われます。

「そこの政治判断はわかりませんが、イメージのアドバルーンをあげて一時、成功しても、福島で致命傷が別に出てくるとこわいものがありませんか?」と言います。

「確かに、福島の処理がどうなるのかで、また情勢は変わるだろうな」と言われて、話はだいたい終わりました。

 小佐古辞任の影響もあり、世論から子どもを見捨てたと言う非難を減らすために、浜岡停止を選択した可能性も考えられますし、今、まさに危機がある福島第一原発の状況からの考察もしているとは思います。浜岡を止めた事だけならば、普通に評価すべき事ですが、それだけで手放しで賛同できない感じはします。止めるなら本来は震災直後に全部止めるべきでしょうし。未来に起こるかもしれない危機を避ける努力は評価いたしますが、今、目前にある危機に目を瞑るスタンスは評価できません。僕の中では、事は単純ではない気がしています。菅直人にとっては、政権浮揚の感覚と、首都圏での危険でのバランス判断ともいえるでしょう。まあ、自民党政権では、できなかった事でしょうが。この点では、はじめて菅直人を評価できる事かもしれませんが、これが最初で最後にならないように、願いたいものです。

三号機の原子炉温度上昇はここ日続いていて、注水効果が出ていないとアナウンスされています。この上昇がどこまで進むのかは要注意と思います。二百度を超えることがあると本当に要注意です。

 1号機の水棺について僕の友人で、過去に福島第一原発に携わっていた技術者は「もしかしたら、格納容器を水で満たす事で、圧力容器から出てくる放射性物質をその水をくぐらせて、ウェットベント的な効果も狙っている気がする。格納容器にいくら水を入れても、圧力容器の中はなかなか冷えないと思う。八日にも高濃度放出と言う想定の情報が正しければ、この水棺作戦は冷却が主目的と言うよりも、ウェットベント効果が主目的で、冷却はサブではないのかなあ」と。ウエットベント的になるまでにどのくらいの時間、注水が必要なのかは、はっきりわからないため、断定はできませんが、ありうる見立てなので紹介します。格納容器が充たされるまでには二十日ほどかかるようですが。

 

 

Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は六日半で1400人程の皆さんが参加になりました。大変活発な論議が始まっています。

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

「We think about Fukushima Daiichi.

 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。