ウォールストリートジャーナルのインタビューで小沢一郎氏がかなり踏み込んだ発言をしています。重要部分の み引用しますが、もちろん党内抗争をしかける目的と言う政治的スタンスを認識した上で、慎重に読まなければな りません。菅おろしが目的とはいえ、与党の民主党内の実力者がここまで明確に意思表明しているのは、僕らも知るべき話です。僕は小沢一 郎氏について、政治家として、支持する立場でも、支持しない立場でも、どちらでもないことを再度明記した上で、この発言はまず読む べきと思います。
「Q:小沢氏が指揮を執っていれば、最初の段階でメルトダウンが起きて危ないということは国民に大きな声で 言っていたか。
A:言うだろう。隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を考えねばならない。当面は福島 の人だが、福島だけではない、このままでは。汚染はどんどん広がるだろう。だから、不安・不満がどんどん高 まってきている。もうそこには住めないのだから。ちょっと行って帰ってくる分には大丈夫だが。日本の領土は あの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブイリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。」
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242207?mod=LatestCoBrand
「Q:小沢氏が指揮を執っていれば、最初の段階でメルトダウンが起きて危ないということは国民に大きな声で 言っていたか。
A:言うだろう。隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を考えねばならない。当面は福島 の人だが、福島だけではない、このままでは。汚染はどんどん広がるだろう。だから、不安・不満がどんどん高 まってきている。もうそこには住めないのだから。ちょっと行って帰ってくる分には大丈夫だが。日本の領土は あの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブイリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。」
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242207?mod=LatestCoBrand
こういう認識が有力政治家が示し始めた事で、状況の変化と言うのは大きく始まります。間違えてはいけないのは、そうしただれかに期待する事ではなく、こういう発言をした方が、社会に受け入れられると言う損得計算が、こういう人たちの間に始まっていると言う事です。損得計算がなぜはじまっているのか、それは、皆さんの危機意識が正当で、危機は続いていると言う当たり前のことが、ようやくわかりはじめている状況に社会がなりはじめているということです。
こうした事は、文部科学大臣が、福島の子どもたちに対しての20ミリシーベルト基準を完全に変えてはいないものの、1ミリシーベルトに極力していく旨の発言が為されている事にも反映しています。1ミリシーベルトが、やはり子どもを守るべき水準と本当になってくると、実は外部線量のみで考えても、毎時0.2マイクロシーベルトを下回る必要が出てきます(原子力安全委員会の換算)。これは、あるエリアで厳しい水準です。実効的な線量として、高さが18メートルもあるモニタリングポストの意味のない数値でなく(子どもの高さではありません)、子どもの高さで地面からどのような数値になるのか、計測して、この数値を下回らない場合、実はそこに子どもがいるべきなのかどうか考えなければなりません。そうすると、僕らの危機意識というのは、まさに正当なものであったと、考えるべき話なのだろうなと思います。
きょうの政治家から伝えられる二つのニュースは、どれもそもそも僕らが主張していた原発事故の危険性をそのまま示しているだけの事です。こういうことを口にしたり、行動に移すことで、攻撃されていた人々が多くいた、二週間くらい前から、時間は大して経過していないのに、こういう形になりはじめていることは、少し不思議な感じさえします。
ただし安心はできません。この危険の認識を徹底的に、進めていくしかないと僕は思います。本当の事実がどこにあり、どういう危険があるのかをはっきりと、させなければなりません。私たちの歩を止めてはなりません。政治家のごまかしは関係ありません。あきらかに、今回の事故の真実をあきらかにし、危険のレベルをきちんと公表させなければなりません。最終的には全ての原発を廃炉しなければなりません。これは、私たちの意志を明確に分かる形で見せつけなければなりません。そのためには、皆さん一人一人の意志をはっきり示してください。これからが大切なフェイズです。よろしくお願いします。
ホットスポットになってしまった松戸で講演会です。主催者は自宅近辺でよく遊んでいる公園が、市の調査で、0.5マイクロシーベルトを超えたため、ショックを受けています。
松戸は、きょう土曜日に「環境を考える勉強会」(木下黄太講演)
福島第一原発のことについて、講演と対話集会。
本日5月28日(土) · 17:30 - 20:30 松戸市民会館301会議室
主催者より注意事項「松戸市民会館には直接問い合わせはしないでください。実費のため、二百円をお願いします。」とのこと。申し込み先 hanabisaku777@yahoo.co.jpお名前と人数をメールしてください。フェイスブックでの申し込みの方は必要ありません。
一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863
福島でも6/2(木)に講演会をおこないます。
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。
●日時6月2日(木)
●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html
●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html
●参加費用お一人様300円(会場費として)