「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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抗議会見夕方以降のニュースを

2007-10-16 16:22:43 | 署名などの報告(会の活動報告)
先ほど鳥越さん、田丸さん、徳光さん出席の記者会見が行われました。テレビ各社や新聞、通信社の大半が来ていただきました。夕方以降のニュースで流れる可能性があるのでまず皆さんに御一報します。お近しい方にもテレビを見ていただき、是非署名呼びかけてください。後ほど詳細アップします。

長井健司さん殺害に抗議する緊急記者会見

2007-10-15 01:58:35 | 署名などの報告(会の活動報告)
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緊急記者会見のご案内

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」は、
長井健司さんの友人とジャーナリスト関係者が中心となって設立し、
ミャンマー軍による長井さん殺害に対する抗議のための署名活動を、
インターネット等を通じて繰り広げております。
私どもは、真相究明と犯人処罰、そして何よりも
長井さんが死んでも離さなかったビデオカメラと
撮影済みビデオテープの返却を
確実に実現するため、さらに抗議の輪を広げる目的で、
活動を続けており、一定数の署名が集まった時点で、
駐日ミャンマー連邦大使館へ抗議行動を行う予定です。
これに関し、下記のとおり、緊急記者会見を行います。
マスコミ各社などにおかれましても、ぜひ、ご出席賜り、
取材・報道していただきたくお願い致す次第です。

日時10月16日(火)12時30分~13時30分
(開場12時15分)

場所日本記者クラブ(日本プレスセンタービル)10階ホール

東京都千代田区内幸町2-2-1

出席者 鳥越俊太郎、田丸美寿々、徳光和夫



【呼びかけ人】(順不同・2007年10月15日現在)
鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家) 徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント) 綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト) 佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト) 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト) 江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士) 田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者) 前田日明(格闘家)
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
公式ブログhttp://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
メールアドレスnagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp
※公式ブログに掲載しております抗議文等の内容の転載や、
ブログ内容、署名フォーム、アドレス等の映像等による放送は、
報道にお使いになる限り、
すべてフリーとしておりますので、ご自由にお使いいただければと存じます。
(事務連絡先)〒106-0032 港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306
TEL 03-3746-0065 (平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

抗議文を引用しておきます。
======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

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ミャンマー国営紙の大嘘を許すな

2007-10-14 16:52:26 | その他
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読売新聞などによれば
ミャンマー国営紙「ミラー・デイリー」は13日付記事で、
長井さんの非難記事を載せているそうです。
長井さんを殺害しておいて国営紙が非難記事を書くとは。
独裁政権の代弁者の立場なのでしょうが、
形だけは同じような媒体ですが
そういうおもねり記事を平気で出せる人間は、
人として情けないやつらだと思います。
軍政に近いコラムニストが書いた記事だそうですが、
内容は噴飯ものです。

非難したポイントは
ポイント①
「ジャーナリストのビザで入国すべきと観光ビザで取材を行ったことを非難」

ポイント②
 「兵士はデモ参加者とジャーナリストの区別がつかず、偶発的なものだった」

ポイント③
「長井さんのビデオがなくなった経緯を知るのは困難」と説明した。


ポイント①については
まず緊急におきている事態に対応して
取材する場合、ジャーナリストビザが即座に下りることなど
ありえません。
この状況を取材しなくてもいいのならのんびりビザを
待つこともありましょうが、
民衆に対しての独裁政権の殺戮の状況を取材するのなら
ジャーナリストビザなどという選択肢は現実にありえません。
もちろんその国の観光ビザで入国した外国人ジャーナリストを
その国の軍隊が殺害してもかまわないという国際慣習はありえません。
殺害しておいて言うに事欠いて何事かといいった感じです。

ポイント②
このコラムニストは偶発的におきたと説明する理由を明示しておらず
これだけで論外なのですが、
あれだけの近いポイントでの銃撃であれば
ジャーナリストかどうかはともかく、
目の前にいる外国人であったことは明白です。
外国人と認識できる状態なのに、
しかもデモ参加者を治安部隊が一方的に追い込んでいて
武力衝突ではなく、一方的に制圧しているだけで
治安部隊への危険が及んでいないのに
外国人も無差別に殺害することはまったくいいわけできません。
論外でしょう。

ポイント③
長井さんからビデオを治安部隊が奪う映像がある以上、
治安部隊が組織的に隠匿したにせよ、
個人的に隠匿したにせよ、特定はとっても容易です。
あまりにも見え透いた大嘘を見逃してはいけません。
ファシズムは大嘘もつき続ければ、本当に変えてしまいます。
その証拠にきょうの日本の新聞記事のほとんどは
客観的にこのコラムニストの中身を引用しています。
まったく日本のメディアの偽りの中立公正、客観報道が
悪い形で現れています。
同じジャーナリストとして引用まではともかく、
その中身の、その言い訳の稚拙さと拙劣さ、大嘘ぶりを紙面で指摘しないと
わからない人にはわかりません。
現実に起きていることは映像がすべて示しています。
くだらぬ客観報道にこだわって、
丸腰の日本人ジャーナリストをミャンマー軍が
一方的に射殺したという事実から離れてはいけません。

ミャンマー軍政がこんな稚拙な言い訳を続けるようなら
日本国内の親ミャンマー軍政勢力を追い込み
経済的援助などの締め上げも考慮に入れて
精神的に軍政を追い込んでいくしかなくなかもしれません。

まず取っ掛かりは長井さん殺害の抗議文に署名してください。
抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。

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肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。

なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりメールでご連絡をお願いいたします。


「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

なお、このブログはリンクフリーですので
いろいろご紹介してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
       




元ADから長井健司さんへ

2007-10-13 14:13:08 | 長井さんの人柄
長井さんがまだ番組についていたディレクター当時、
長井さんの下でAD(アシスタントディレクター)として
働いていたSさんからメールが届きました。
長井さんがどういうテレビマンだったのかを知っていただくのに
ちょうどよい感じがしたので、
事務局のほうで一部編集して掲載いたします。

その前に長井さん殺害の抗議賛同署名は
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
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=======================


今回の事件は、会社で、長井健司さんと思われる日本人が
ミヤンマーで射殺されたという夜の9時前のニュースで知りました。

その一報は、まだ映像や写真は放送されていなかったのですが、
長井健司という名前がスーパーされた瞬間に、
僕は「あっ、長井さん」だと思い、衝撃を受けました。
長井さんとは何年も会っていなかったのですが、
懐かしい思い出も突然よみがえってきました。
それらのことを書かせてください。

僕が長井さんのADだった当時、
長井さんは複数のディレクターと、
ある役所の不正疑惑を連続して追っかけていました。
ADはテレビ業界では下働きの何でも屋で
ディレクターには絶対服従が当たり前。
この番組は報道だったので、当時の普通の番組よりは
厳しくなかったかもしれませんが
それでもディレクターとADの上下関係ははっきりとありました。
長井さんが中心に取材したこの役所の不正追求企画は、
番組の視聴者からの反響がものすごく、
今に至るまで、この番組の土台になったと思います。
その頃、長井さんが役所にアポなしで取材に突っ込んでいく姿は、
今でも僕らの周りでは伝説となっています。
相手にたいする追求のすさまじさと、
どこまででもカメラをもっていくバイタリティは
その役所の人たちからも「あの長井は・・・」と
要マーク状態だったと、他のディレクターから聞いたこともあります。
長井さんはそれだけ不正が許せなかったのだと思うんです。

僕個人と長井さんのことも少しだけ書かせてください。
自分で言うのも変ですが、当時の僕は、
かなり生意気なADだったと思います。
今、ディレクターをしている僕からすれば
あの頃は申し訳ないと思うのですが
僕は、夜遅くまで残って仕事をすることに、
あからさまに嫌な顔をしていました。
そんなAD本当は許されませんよね。
もちろん他のディレクターからは、そんな僕の態度は
結構、頭ごなしに怒鳴られるばかりでした。
しかし長井さんは、そんな僕に対し、
「資料の整理をしてから帰るから、Sちゃんは先に帰ってね」と
いつも言っていました。
ディレクターをサポートするのがADの仕事なのに…。
ディレクターの長井さんを、逆にADである
僕が気を使わさせていたと思います。

番組のスタッフが全員帰った後に、
打ち合わせ用の大きなテーブルの隅に長井さんが座り、
椅子に両足をのせ、
何かを考え込んでいる様子で、時折はうとうとしながら、
一人、スタッフルームに残っていた姿が
今でも思い出されます。

夜、仕事を終え、長井さんとAD数人が
食事をした時の会話もよく覚えています。
当時、役所への突撃取材などをしていた長井さんに、
僕らADが
「危険な取材ばかりしていると、いつか刺されますよ」
と冗談で話していました。
長井さんは
「もしSちゃんが危険な現場に行って、
いつ命を落とすかもしれない状況になったら
どうする?」と尋ねてきました。
僕は「カメラを捨ててその現場を逃げます」と即答しました。
すると長井さんは、
「またまたー、本当?(当時の長井さんの口癖だったと思います)」と言い、
そして、いつものように、
にこにこ笑いながら
「僕はそういう現場だからこそ、
しがみついてでも、その現状を伝える」と言っていました。
今回の事件がわかったとき、
僕にはこのときの長井さんのことばが
何年かぶりに思い起こされたんです。
=======================
今はディレクターとして活躍されている
Sさんのメールはまたご紹介したいと思っています。

そういえばよく長井さんは
「またまたー、本当?」と語尾をあげてよく言っていました。

「僕はそういう現場だからこそ、
しがみついてでも、その現状を伝える」と言っていてた
長井さんのカメラとビデオテープを
ミャンマー政府から取り戻すための署名に協力してください。
まだまだ皆さんのお力が必要です。よろしくお願いします。
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署名フォームは、https を使っているので、
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」
といったメッセージが署名書き込み時に出ることがありますが
セキュリティ上の問題はありません。
いたずら目的の書き込みを防ぐ目的で、httpsを利用しているため
こういうメッセージが出ているだけですので
無視して先に進んで署名してください。問題はありません。

抗議文を引用しておきます。
======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
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抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
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物理的に手書きの署名の必要はなく、
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「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
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なお、会には電話も一応ありますが、
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長井健司さんの最後の紅茶

2007-10-12 22:50:57 | 長井さん殺害の事実関係
長井さんと最後のお茶をした若い男性とお話して、
東京から離れた町の終電にのっています。
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この方はビジネスの都合で事件当日たまたまヤンゴン市内にいて、
本当に偶然、長井さんと知り合いになったのですが、
ぼくは電話でよくわからなかった
あの日の長井さんの心の流れ方を感じたくて、
このビジネスマンにあうためにきょうは遠出しました。
彼のオフィスの個室などで話ができたのは
全部で一時間半ぐらいでしたが、
長井さんの事件直前の雰囲気が伝わってきました。
まず長井さんは「起きている事態に近づきたい」という気持ちが
強くあったことがわかりました。
やはり当日のヤンゴン市内は一見いつもの日常に見えて
不穏な空気が感じられるようなにおいがしたそうで
お茶をしたカフェの場所でも絶対安全とはいえないと
このビジネスマンは思っていたそうです。
長井さんの取材についての決意を聞いて
「ジャーナリストなんだな」と思ったそうですが、
ビルの屋上や近くの建物内からの取材のほうが
安全面でましじゃないのかと助言をしたそうです。
近づいて撮ることでおきている事象を世界に伝えたいという
長井さんの強い気持ちを聞いて
それ以上はいわなかったそうです。
長井さんはミルクも入ったミャンマーのお茶を何はいも飲んで、
おいしいおいしいと言いながらニコニコわらっていました。
この人はやさしい目をしているし、いい人だなと感じたそうです。

その後、ビジネスマンの彼の知人から
「軍はデモ参加者を無差別に発砲するようだ。近づくな」という急な連絡が
はいりました。
もう一度長井さんに言いましたが、
そこで以前紹介している
「地を這うような取材がしたいから、死ぬ気で」というセリフになり
死んだ場合テープを持っていってくれと
すこし冗談ぽく頼まれたとか。
わずか一時間半ぐらいの邂逅でしたが、
やさしいそうな人柄と裏腹の強い言葉に印象を残したそうです。
そしてこのビジネスマンにとっても
数時間後に長井さんの死が告げられたとき、
本当に信じられなかったそうです。
もう少し聞くと
「ついさっきまで、一緒に紅茶を飲んでいた人が
もうこの世にいないということが信じられなかった」
と話してくれました。
ところどころ沈黙しながらも勇気を振り絞って話してくれた彼。
長井さんとの出会いはひと時だったかもしれないけれど、
本人の心の奥底には強いものを長井さんが残していったことは
残酷でもあるし、救いでもあると思いました。

仏教に対する信仰心が日本とはケタ違いなビルマ人たち。
ものすごく貧しい国なのに、旅人がほとんど窃盗に会わないほど
仏教的倫理が貫徹している国。
そういう慈悲と施しにあふれる人々が多いところに
軍政がおこす不条理をどう救済していくのか。
彼は最後に
「長井さんの不幸な出来事であの国やビルマ人が
すべて乱暴で、暴力があふれるなどと思わないでほしい。
それは長井さん自身もそう願っていると思う。」
と話してくれました。

長井さんは酒よりも甘いものが好きでした。
ぼくは長井さんと紅茶を飲んだ記憶ははっきりありませんが
それでもパフェを一緒に食べた記憶があります。

甘いものが好きで
優しい人だった長井さんが
優しいビルマ人たちへの不条理な出来事が許せなかった。
許せずぎりぎりまでがんばった長井さんの
カメラとビデオテープはミャンマー政府が
隠し続けるべきではありません。
抗議文に賛同する皆さんはぜひ署名してください。
まだまだ、力が結集できていません。よろしくお願いします。
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至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
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長井健司さん殺害に抗議する記者会見(予定)

2007-10-11 23:48:35 | 署名などの報告(会の活動報告)
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皆様のお力で長井さん殺害に抗議するの署名はネット上で五千人を超え、
ファックス、メール、手書きなどをあわせて
6000人になりました。
本当にありがとうございます。
署名はまだまだ必要です。十万人を目標としています。
皆さんのお力がさらに必要です。
長井さんのカメラを取り返すため、力を貸してください。
皆さんの身の周りの人に一人でも多く署名を呼びかけてください。

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集まった署名数の推移が一定数は超えてきたと思っています。
そこで、ニュースキャスター、ジャーナリスト、テレビ関係者が
個人個人の立場で、まず抗議の意思を公に示し、
署名も呼びかけるため、
来週前半には都内で記者会見を行う予定で進んでいます。
会見には呼びかけ人が何人か出席し、
長井さんへの思いや今回の事件への抗議、
そして、ビデオカメラとテープを取り戻すことを訴えるつもりです。
会見の日時、場所、出席者が確定次第、このブログで
皆さんにお伝えいたします。

集会及び大使館への署名手渡しは後日、おこなうつもりです。

メディア関係の方は、会見についての問い合わせは
必ずメールでおねがいします。
たぶんあすはまだ確定していないかもしれません。
メールに連絡の取れる電話番号とFAXをお書き下さい。
こちらから、ご連絡いたします。

ところでこの会では過去に長井さんの取材を受けたり
長井さんと交流のあった方から、
長井さんの取材様子やプライベートな話を伺いたく思っております。
思い当たる方はこのブログのメールアドレスまで
メールしていただければうれしいです。
メールアドレスはこちらまで
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp


ブログの内容、アドレスなどは自由に引用、報道してください。
映像で流していただいてもかまいません。
いろんなお知り合いに知らせてください。

署名フォームは、https を使っているので、
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」
といったメッセージが署名書き込み時に出ることがありますが
セキュリティ上の問題はありません。
いたずら目的の書き込みを防ぐ目的で、httpsを利用しているため
こういうメッセージが出ているだけですので
無視して先に進んで署名してください。問題はありません。

抗議文を引用しておきます。
======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
--------------------------------------

抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。
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肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。

なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりメールでご連絡をお願いいたします。


「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

なお、このブログはリンクフリーですので
いろいろご紹介してください。
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長井健司さんのテレビスタジオ出演

2007-10-10 23:54:56 | 長井さんの人柄
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みなさんが知っていらっしゃる長井さんは今回の事件の際の
ミャンマー取材の映像や
パレスチナ、イラク、タイのエイズなどの取材映像がほとんどでしょう。
実は十年前によく、報道番組の
リポーター兼ディレクターとして
スタジオにも生出演していました。
テレビカメラというのは怖いものでその人が
どういう人間なのか違う角度で写し取るということがあります。
その人間のことを周りの人がきづかないポイントまで
テレビカメラは写し取ることがあるのです。

長井さんは最初苦手そうに
「生のスタジオなんていやだよ」とよくこぼしていました。
確かに良くも悪くもねちっこい取材をする長井さんは
朴訥な感じといい
スタジオばえがするとはスタッフはあまり思っていませんでした。

ところが、実際にテレビに出てみると
よくとおる低音の声が渋みがあり、
朴訥な感じが誠実さに通ずるにおいがして、
少し白髪交じりの堂々とした体格の長井さんが
テレビカメラでものすごく引き立ちました。
それにテレビで男性の低く通る声はものすごく好感が上がります。
長井さんも高感度が高く、
かなり突っ込んだ、特殊テーマを扱っても長井さんに違和感はなく
テレビリポーターとして才能があるよという声が
番組スタッフの間では大きくなっていました。
番組スタッフの声と同じく視聴者からもファンレターが届くほど
好感度は高くなっているようでした。
しかし、それに反比例して長井さんはより地味なネタに集中していきました。
小さな不正の追求などを細かく長時間取材していました。
テレビ報道には不向きなネタが多く、
そういうネタに執着していたこともあるのか、
リポーター的な展開をしていくことからは
長井さんは段々と遠ざかっていました。
いまでもその番組のスタッフは長井さんがあのまま
「テレビに出る人」になっていたらどうなっていたのかと
話が出ることがあります。
でも、長井さんはそういう世俗的な成功よりも
自分の信ずる道を貫きたかったのだと思います。

長井さんが信ずる道の遺産であるビデオカメラとテープを
戻すことを求めています。
抗議文に賛同できる方は署名してください。

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署名は十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まればミャンマー大使館に働きかけることになります。
呼びかけ人による会見、集会も行う予定です。
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長井健司さんとデジタルビデオカメラ

2007-10-09 23:29:20 | その他
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各社のテレビニュースや毎日新聞などが報じている通り
長井さんのデジタルビデオカメラを治安部隊が持ち去ったことは
これで証明されたと思います。
治安部隊の隊員が持ち去っている銀色のものは
たぶん長井さん愛用のソニーのデジタルビデオカメラだと思います。

ぼくらのブログで訴えている
具体的な獲得目標となるのは、

まさにこのデジタルビデオカメラとその中にあるテープです。



実は、ぼくは、あの現場の混乱から
治安当局がビデオカメラを押収せず、
紛失に近い状況になっている可能性を実は一番心配していました。
今回のこの映像のおかげで
ビデオカメラが治安部隊の管理下もしくは、
別のミャンマー当局の管理下に置かれていることは、
ほぼまちがいないと思います。
こういう場合、ビデオカメラを独裁政権は戻したがらないことが多いのですが、
不思議なもので破棄したり、処分して捨てることは
ほとんどないと聞きます。
自分たちに都合の悪い記録であればあるほどなぜか
厳重に隠匿するのが
独裁政権の癖というべきものと思います。

隠しこんでしまうのです。

長井さんのデジタルビデオカメラはまちがいなく
ミャンマー当局が握っています。
これは長井さんのカメラです。
ぼくらは取り戻さなければなりません。
長井さんのデジタルビデオカメラを取り戻すため
署名に協力してください。
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長井さんが最初に良く使っていたデジタルビデオカメラは
ソニーのPC7という機種で、この機種の発売直後に、
96年の秋口にかなりの高額商品だったPC7を
当時、同じスタッフルームの番組ディレクター数人で
まとめ買いをして、値段をちょっぴりまけさせた記憶があります。
このとりまとめをしたの長井さんでした。
「これは今後の取材に必要だよ。一緒に買おうよ」
「アナログのカメラに比べてえらく高いですよ、長井さん」
「俺のつてで少し安くなるから、みんなで買おうよ。」
「長井さん、確かに小さいしデジタルですね」
「グリップもこの方が持ちやすいんだよ。
これがあれば現場に

カメラクルーがいなくても
飛び込んでいけるし、

デジタルだからアナログのビデオカメラの絵とは比較になんないよ。
これからのジャーナリストはこのカメラは
必需品だよ」


いつものようにニコニコしながら話す長井さん。
結構、長井さんは機材好きで、取材に役立つ機材はカメラ、ノートパソコンなど
必要だと思うものは積極的に買い続けていました。
逆に衣服や奢侈品など他のモノを買う長井さんをぼくは、ほとんど知りません。
長井さんのおかげでデジタルビデオカメラを取材に使うようになった僕は
今では別のメーカーのハイビジョン対応の
ビデオカメラで取材しますが、
長井さんはこのソニーPC7の系統のカメラが
手に合うらしく、
この系統の新型のソニーのデジタルビデオを使い続けていたようです。
たぶんぶれないためにビデオカメラを右手に固定させることが必要で、
このタイプのデジタルビデオカメラが長井さんに都合がよかったのでしょうか。

ミャンマー軍が長井さんの手から奪い去った
デジタルビデオカメラとテープを取り戻したいのです。
抗議文の賛同署名にご協力してください。
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現在署名は、フォームやメール、ファックス、手書き、郵送など併せて
5000人に到達しました。
スタートから一週間では驚異的な数字かと思います。
これも皆さんの強い思いが反映しているのです。
でも皆さんのお力がまだまだ必要なんです。

署名は十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まればミャンマー大使館に働きかけることになります。
呼びかけ人による会見、集会も行う予定です。
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また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
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ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
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ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在
増えています。

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田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
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石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
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井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
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苫米地英人(脳機能学者)
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きょうの日刊スポーツに署名運動とこのブログが掲載されました。
テレビでもすこし紹介されているようです。







長井健司さん涙雨の葬儀④

2007-10-08 23:42:42 | その他
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署名は参列者の大半となる600人以上のみなさんにしていただきました。
署名ブースで一番心に残ったことは、
ビルマ人のうちで何人かの方が泣きながら英語で
「申し訳ない。すまない。日本人にお詫びしたい」と話していたことです。
「長井さんはビルマ人にとって英雄だ。
私たちは長井さんのことを決して忘れることはない」とも。
日本とビルマは昔から国も国民も長い友情が続いています。
今回の出来事はもちろん悲しい出来事でありますが、
長井さんがビルマ人の大衆の心に届いていることは
わずかながらの救いでもあります。

東京のビルマ人はほとんど来られたような感覚にとらわれました。
ふつうの日本人はこのビルマ人ほど長井さんの出来事を
想像することができているのでしょうか。
ぼくも、みなさんも、問い直し続けたいと思います。

現在署名は、フォームやメール、ファックスなど
3500人
なりました。葬儀の署名ブースも含め
一日で1000人以上の方に署名していただきました。

でも皆さんのお力がまだまだ必要なんです。

署名は十万人を目標に集め続けようと思っています。
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長井健司さん涙雨の葬儀③

2007-10-08 23:23:33 | その他
ご挨拶の中で一番心に残ったのは
フリーカメラマン嘉納愛夏さんのお話でした。
海外の危険な現場で長井さん取材中に遭遇し、
長井さんからいろんなことをおそわった話をされていました。
危険な現場でいることがいかにぎりぎりのことで
その中での長井さんのひたむきな思いを話されていました。
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長井健司さん涙雨の葬儀②

2007-10-08 23:16:13 | その他
告別式のあいさつは長井さんと番組を通してつきあいのあった
鳥越俊太郎さんや田丸美寿々さんなどのあいさつがありました。
お二人ともこの署名の呼びかけ人でもありますが、
番組を通じてお付き合いがあり、鳥越さんの危険な取材への思いや
長井さんと飲んだこともある田丸さんの涙など胸をうつものがありました。
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長井健司さん涙雨の葬儀①

2007-10-08 23:02:51 | その他
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きょう長井さんの葬儀が青山斎場でしめやかに営まれました。
テレビなどですでに存知かもしれませんが、ぼくが見ただけでも
少なくとも700人を超える参列者が長井さんをおくりました。

けさは青山は断続的に雨が降るような天気でした。
涙雨とはこのことをいうのでしょうか。
参列者がどのくらい集まるのか、すこし不安な気持ちもありましたが、
多くの方がいらしていただき、長井さんもよろこんでいる気がします。







「地を這うような取材がしたいから、死ぬ気でゆきます。」

2007-10-07 23:33:34 | 長井さん殺害の事実関係
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僕は今、通夜から帰宅しました。安らかな長井さんの顔も見てきました。
明日は午前十一時から青山斎場で告別式。
署名ブースも入り口付近に設置されます。
葬儀の詳細はこちら。一般の方も参列してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3b65cd74d4195064a1a708c899d6064b

先ほど新しいニュースがはいってきました。
長井健司さんが亡くなる数時間前のことについて
貴重な情報をいただきました。

長井さん殺害の数時間前
現地時間のお昼ごろに、長井さんが滞在していたヤンゴン市内。
ヤンゴン市内にあるカフェで何人かでお茶をしたんだそうです。
情報をいただいたのは
あるビジネスでミャンマーにきていた若い日本人男性。
他には現地に詳しい日本人男性、
長井さんら数人がいたそうです。
長井さんはミャンマーの甘い紅茶を
おいしい、おいしいと飲んでいたそうです。

ミャンマーに特に詳しいわけではない長井さんが
現地に詳しい男性に
ミャンマーの現地情報をいろいろ聞いていたそうです。
そこに、若い男性の現地の知人から
「ミャンマー政権は誰でも発砲するようだから注意してくれ」
とのメールが飛び込んできたそうです。
若い男性は長井さんに、メールの中身を伝えて
「危ないですよ。注意してください。あまり近づかないで」
と話したそうです。

すると長井さんは少し微笑みながら
「地を這うような取材がしたいから、死ぬ気でゆきます」
答えたそうです。

そして
「もしも死んだら日本にビデオテープを送ってください。」
すこし冗談ぽく、お願いされたそうです。
あの優しい目はやつぱりにこにことしていたそうです。

長井さんはミャンマーの甘い紅茶が気に入ったようで
お代わりをして、
少なくとも二杯は飲んでいました。

若い男性が長井さんが亡くなったのを知ったのは
その日の夕方のこと。

何もすることが出来ず、
帰国してきたと話す彼は、
あのビデオテープもカメラごと奪われたままなのが
本当に悔しいし、
長井さんに申し訳ない気がするといわれていました。


若い男性に一期一会の人となり
ぼくにも大切な友人、長井さんの最後の映像を
なんとかして、取り戻したいと願っています。
皆さんのお力を貸してください。
ミャンマー政府への抗議文に賛同してください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
(クリック→) https://hal.sakura.ne.jp/sign.html

現在署名は、フォームやメール、ファックスなど
2300人を超えました。
でも皆さんのお力がまだまだ必要なんです。
葬儀会場でもあす署名ブースが出ています。
署名は十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まれば来週以降、ミャンマー大使館に働きかけることになります。
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一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
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以下は抗議文です。

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ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
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抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
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殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
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しかも貴国の当局は、
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また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
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返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
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ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在
増えています。

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
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佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
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河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
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田島泰彦(上智大学教授)
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長井健司さんとへぎそば

2007-10-06 21:15:04 | 長井さんの人柄
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少し長井健司さんの思い出を書かせてください。

長井さんと最初にスタッフルームであったのは
もう十年ぐらい前のことなのですが、
物静かなまなざしは当時からかわらず、
それでも白髪は今よりもかなり少なくて
ちょっとナイスミドル風な感じの顔立ちでした。
服装は白のポロシャツにジーンズのいでたちなのですが
古い建物のスタッフルームでいつも夜遅くまで
パソコンで資料整理をしていたり、
何か調べ物をして深夜零時近くまで残っていたことが
多かったです。

よくぼくと長井さんが二人きりで残っていたことが多くて
お互い独り身だった、ぼくと長井さんは、
どちらともなく「飯を食べに出ようか」と
一緒にのみに行くことが多かったのです。
ぼくも長井さんもあんまり酒は飲まなかったのですが
それより、何か腹の足しになるものを求めて
四谷界隈の深夜営業の店に駆け込んだものでした。
一番よく通ったのは、四谷に今でもあるかもしれませんが
へぎそばの店で、お互い西の出身でしたから
海草をつなぎにしたへぎそばにはなじみがなかったのですが、
のどざわりのよさにひかれてこの店に足が向きました。
「○○君、こりゃうまいね」と言いながら
「もう一枚いこうか」「え、長井さんもう一枚ですか」と、
三、四人前あるへぎそば一枚を、
追加注文して二人で七、八人前食べていたのです。
「俺、一旗上げたいんだよ」
にこにこと優しいあの目で笑いながら長井さんはよく言いました。
「海外に出て、大きな事を取材したい、紛争とか飢餓に苦しむ子どもとか」
ある種夢物語のように、ジャーナリズムへの思いを
海外取材への思いを語る長井さん。
当時国内の調査取材は多かったものの、
海外取材はなかなかできない環境を思い切って変えたいという長井さん。
戦場もふくめて、海外取材を中心に活動するジャーナリストの皆さんは
実際、お金などの問題が現実には重くのしかかります。

「長井さん無理ですよ。生活どうするんですか。
いまだって国内取材はできるじゃないですか」

「そうなんだけどさ。ほんとはお金なんてどうだっていいんだよ」

「そんなこといったて、たとえば戦場ジャーナリストなんてなかなかお金が成立しませんよ」

「俺独りだし、親はいるけどさ。でもやりたいんだよ。そういう取材」

当時番組にも良く出ていた長井さんは、
実は女性からのファンレターも何通かとどくような感じで
スタジオでテレビ出演の際は結構かっこよかったんです。
ぼくは内心「この人はほんとはもてるだろうに」と思っていました。
しかし、彼の日常は、取材とそれにまつわる事柄が
ほとんどを占めていて、女性の影さえありません。
そろそろ彼は四十歳に手が届く頃でしたが
浮いたうわさのひとつもなく、いつも取材とその下準備をしていました。

「長井さんそろそろ年だし、健康のこともあるし、
いい加減身をかためなきゃいけないでしょ」
年下のぼくはそんな偉そうなことをへぎそばすすりながら続けました。
「女なんていいのよ。おれなんか。それより外に取材したいのよ。
君もそうでしょう。」
へぎそばをすすりながら、答を返す長井さん。
本当に少年のように目を輝かせて答えるんです。

純粋な思いということの強さをぼくは長井さんから教えられた気がしています。

それからほどなく長井さんは
旧知の山路代表のAPF所属のジャーナリストとして
ぼくらのスタッフルームから去っていきました。

その後でも、たぶんぼくは一度か二度は
四谷のへぎそばを長井さんと一緒に食べたと思います。
そして必ずおかわりもしていました。




ぼくの大切な友人だった長井さんの最後の映像を
取り戻したいと願っています。
皆さんのお力を貸してください。
ミャンマー政府への抗議文に賛同してください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
(クリック→) https://hal.sakura.ne.jp/sign.html皆さんのお力がまだまだ必要なんです。


そのためにも署名は、
十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まれば来週以降、ミャンマー大使館に働きかけることになります。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign

あすは日曜日、長井さんのお通夜です。

また日曜日夕方のTBSの報道特集では
長井さんのミャンマーで、
撮影済みのビデオが流れるそうです。
もちろん奪われたカメラに入っている
最後の映像ではありません。

ブログの内容、アドレスなどは自由に引用、報道してください。
いろんなお知り合いに知らせてください。





以下は抗議文です。

======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/06 2100現在
増えています。

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
--------------------------------------

抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックスなどで署名を頂いても結構です。

なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は
できるかぎりメールでご連絡をお願いいたします。



「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127


なお、このブログはリンクフリーですので
いろいろご紹介してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
       




長井健司さんの葬儀(詳細情報)

2007-10-06 01:47:42 | その他
抗議文の署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign

長井さんの告別式は
10/8(祝、月)の

午前十一時より東京の青山斎場でおこなわれます。

一般の方は
是非この告別式にご参列をお願い致します。
今回の事件で長井さんをお知りになった方、
抗議文に賛同していただいた方も、
参列していただければと思います。
きっと、長井さんは喜ぶと思いまし、古い友人として
長井さんをみなさんが集っていただくことで
盛大に送ることができれば、大変ありがたいと思います。


場所:青山斎場 港区南青山2-33-20

TEL03(3401)3653

【交通機関】
地下鉄 東京メトロ 千代田線 乃木坂(西口) 徒歩3分
          銀座線  青山1丁目   徒歩12分
          大江戸線 青山1丁目   徒歩12分

都バス 品97系統   青山斎場前下車  徒歩1分


お通夜は前日の日曜日夕方で親族、関係者のみとなります。
関係者の方でお通夜の詳細が分からない方は
このブログのメールアドレスに
連絡の取れる携帯電話番号を明記して
長井さんとの関係もお書き添えいただいて
土曜日午後七時ごろまでにメールいただければ
こちらより電話をかけて連絡いたします。
(土日事務局の電話受付は対応していませんので
必ずメールでの問い合わせでお願いします。)
ただし連絡が土曜日の深夜になると思われますので
ご了解ください。

このブログページを見てくださる方、
リンクやトラックバックしてくださる方が増えています。
ヤフーの通常の検索で長井さんのフルネームで検索すると
現在はトップに表示されているようです。
ポータル検索で探すお友達にはそういうふうにお伝えください。
みなさんの関心が反映しています。
もちろん、リンクなどはフリーです。
内容もブログやメール、SNSなどでぜひ転載してください。

また事務局は見ていなかったのですが
5日朝のテレビ番組で紹介していただいたそうです。
署名活動の内容紹介やブログのアドレス紹介、
映像でのブログのとりきりなど
テレビ、新聞、雑誌、ネットなどのメディアで
自由に引用して報道していただいてかまいません。



抗議文の署名は
署名フォームとメールあわせて1500人に到達しました。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
一部の携帯電話ではこちらのほうが入りやすいようです
(クリック→) https://hal.sakura.ne.jp/sign.html
皆さんのお力がまだまだ必要なんです。

長井さんの殺害犯の特定やビデオカメラを取り戻すためには
ミャンマー政府ばかりでなく、
日本政府にも、もっともっと動いてもらわなければなりません。

そのためにも署名は、できましたら
十万人を目標に集め続けようと思っています。
一定数集まれば来週以降、ミャンマー大使館に働きかけることになります。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign

このフォームは、https を使っているので、
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」
といったメッセージが署名書き込み時に出ることがありますが
セキュリティ上の問題はありません。
いたずら目的の書き込みを防ぐ目的で、httpsを利用しているため
こういうメッセージが出ているだけですので
無視して先に進んで署名してください。問題はありません。



以下は抗議文です。

======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人 (順不同)2007/10/03 1630現在

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
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抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックスなどで署名を頂いても結構です。

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電話番をお願いしているだけの状態ですので
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「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
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(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127


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