「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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チェルノブイリ25年目の真実、バンダジェフスキー博士最新著作のヤプロコフ博士前書き紹介、訳者から懇願。

2015-04-01 08:46:04 | 福島第一原発と放射能

メールマガジン最新60号のタイトル。 

【 「福島県民健康調査」中間取りまとめに関して、僕が疑問に思うこと 】  

【 「放射能お化け」」「放射能恐怖症」と平気で言い張る自称「愛国者」は、本当に愛国者なのか?  】
【 娘の首におきた奇妙な疾患について、ホットスポット柏市からの報告 】  

 木下黄太メールマガジン毎週金曜配信(原則月4回)。 被曝関連、他の重要情報はメルマガでのみ配信しています。 是非ご購読下さい。⇒http://www.hoshanobogyo.com/

 なお、4月の最初となる61号は、4/5(日)夜の配信となります。ご了解下さい。

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バンダジェフスキー博士の新刊が発売になっているそうです。

その新刊に関しての依頼が、翻訳者の久保田氏よりありました。

以下のメールです。

『放射性セシウムが与える人口学的病理的影響、チェルノブイリ25年目の真実』2200円は1300部印刷され、そのうち300部を久保田が売りさばくことになりました。この本を買っていただきたいのです。」

バンダジェフスキー博士から、この著作に関して、僕のところに特にこうして欲しいというお願いは、現在ありません。

このメールを読むと刊行するために、訳者が一定部数を事前買取することで、公刊している模様です。こうしたことをおこなう出版社はたしかに泥沼の出版不況では最近は聞きますが。。。こういうやり方を平然とおこなう合同出版に関しては、前々からの経緯も含めて、僕は関わりたくはありません。

そういう出版社が刊行している著作物を、バンダジェフスキー博士の本とはいえ、僕が率先して紹介する必要も、義務も、義理も全くありません。むしろ無視してよい感覚に近いです。しかし、訳者である久保田氏が、300冊を個人で販売するのは、相当に厳しいと思います。そこで、もし、この『放射性セシウムが与える人口学的病理的影響、チェルノブイリ25年目の真実』を読みたい方がいるようでしたら、アマゾンや書店での注文でなく、久保田氏に直接注文して頂きたいです。

 この本に関して、チェルノブイリレポート、翻訳『チェルノブイリ被害の全貌』の代表編纂者であるヤプロコフ博士による前書きを御紹介しますので、確認してみて下さい。

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まえがき

歳月が過ぎ、過去の実績と今後の活動意図が総括して評価される。重要性が過小評価されないこの本を読者が手にすれば、現代技術史上最大の惨事であるチェルノブイリの結果を深く理解し評価できる。
この惨事について何千もの本が書かれ、さらに何千も書かれるであろう。しかし、本書はチェルノブイリ文献の中で特別な地位を占めている。それは放射性核種を取り込んだ結果について、Yu.I. バンダジェフスキー教授が公表した新しい研究のおかげである。
この研究はチェルノブイリ放射能汚染の特質と結果を理解するのに極めて重要である。研究はバンダジェフスキー教授、彼の同僚、研究生によって20年前にベラルーシではじまった。その研究はバンダジェフスキー教授の逮捕と6年間の長い冤罪投獄で悲劇的に中断された。ベラルーシ政府のかくも恥ずべき判決の真の動機は、疑いなく、少量なら安全とする政府の立場を覆し、ごく少量の放射性核種でも体内に取り込まれると健康に良くない重大な結果を招くとバンダジェフスキー学派が結論したからである。
発表された論文は、体内に取り込まれた放射性核種に関する研究の実績と今後の研究方向を示している。これは原子力産業の無責任な発展による被害者たちが効果的な放射線防護法を確立するのに極めて重要である。チェルノブイリで放出された放射性核種で侵されたキエフ州イワンコフ郡における学術的研究と具体的対策の促進が重要で将来性がある。この集中研究によって、1、2の病理研究だけでは見落とされがちな医学的、生物学的な惨事の結果を統合し、全状況を把握できる。この統合された状況の把握が惨事の結果を最小化する効果的な方法を見出す手立てになるにちがいない。
私は、ユーリー・イワノビッチ・バンダジェフスキー教授と彼が理事長を務める統合分析センター「エコロジーと健康」が、チェルノブイリ原発事故の惨事を克服する新しい重要な学術的業績をあげることを切望している。

アレクセイ・ヤブロコフ(ロシア科学アカデミー顧問、核と放射線安全計画指導者,国際社会エコロジー連盟、欧州放射線リスク委員会員)

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 久保田護氏のメールアドレスは下記のとおりです。ここに、お名前と送付先住所、注文冊数を明記してメールされれば、ご本人より振込み先などについて返信が来ると思います。もしくは、本が送付されて事後振込みのいずれかと思います。この本の取引に関して、僕やこちらの団体などは、この紹介記事以外、一切介在しませんので、万が一のトラブルなどを僕にメールしたりはしないで下さい。訳者である久保田氏と購入希望者との間で、社会的な良識の範囲内で、通常の商取引の慣習も守って、適切におこなって頂くようお願いします。

バンダジェフスキー博士書籍購入⇒mkubota925@yahoo.co.jp(久保田) 

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現在は満員・キャンセルまち(定員230席)です。定員が少しは増やせるかどうか、週末に検討し、週明けにご報告します。現況は椅子を並べるスタッフがいません。スタッフ追加の見通しが立っていません。

 汚染地の東京開催不可能! 木下黄太vs有名国立大学X教授。! 

 【4/18(土)京都「放射能汚染最新報告とホットパーティクルの危険」】

 13:30開場 14時開演 京都ひとまち交流館

バスは河原町正面すぐ、清水五条駅歩8分、地下鉄五条歩10分。
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/273537

 X教授は2013年にもゲストで登壇しています。前回からの時間経過の中で、更に判明したことを話します。汚染地の東京で話すことは、いろんなパワーバランスで、彼が無理と言う話を京都で敢えておこないます。

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沖縄開催も決定しました。

【5/17(日) 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄】

12時30分開場/13時開演(15時15分終了予定)
開催場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール
(沖縄県那覇市西3-11-1)
参加費 1,000円  定員 250人(先着順)

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/

なお基本はこくちーずによる申込をお願いします。それが難しい方は、メールなどでの対応も致します。

メールでの申込先:houshanoubougyo.okinawa@gmail.com

「こくちーず以外のお申込みの場合は、①お名前(ふりがな)、②お子様連れの場合の人数、③託児・母子観覧席の希望、をお知らせください。」

なお、問い合わせの電話番号も設定していますが、こくちーずやメールなどネット上で対応可能な方は、その手段で極力、問い合わせてください。

電話:080-1107-0876(受付10時から17時)

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原発を巡る問題が知事選でも争点、北海道で開催! 

【5/24(日)三田茂医師&木下黄太講演会 IN 札幌】

 2015年5月24日(日) 13:00開場 13:30開演 

 JR札幌駅南口前すぐ 佐藤水産文化ホール 

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/270078/

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  東京電力福島第一原子力発電所の事故から丸4年が過ぎ5年目を迎えました。事故から29年目を迎えようとしているチェルノブイリを振り返ると、4年を過ぎた5年目前後から、被ばくによる身体への様々な影響が、大きく顕在化したともいわれています。 

 今まさにその時期を迎えた日本は、すでに何らかの症状をお持ちの方もたくさんいらしゃいますし、将来に不安を抱えている方は決して少なくないと思います。いずれにしても、これから来るであろう大きな健康被害の波に備えて、放射能防御や健康被害に関する情報を、北海道の地で共有いたしませんか? 
 健康被害の症例や血液像の観察など、三田先生からは医学的で重要なお話を伺うことができると思います。また、放射能防御の見地から、日本で最もコアな取材と情報収集、発信を続けている木下氏に、他では聞くことができない貴重な情報をお話いただけるかと思います。 
みなさまの参加をこころよりお待ちしております。 ※座席数が少ないので、お早目にお申し込みください。 

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