masaring

自己チューの進行形日記でshow。

それが大事。

2009年06月11日 | 音楽!何でも大好き

Aoazisai

【あなたは知っていますよね。青紫に咲くアジサイの心を。】

Hana2rin

バブル崩壊の兆しが見えはじめた90年代初頭の日本。
巷では「応援ソング」と呼ばれるような歌が
次々と大ヒットしていた。

マッキーの『どんなときも』、KAN『愛は勝つ』…等々。

そんななか、大事MANブラザーズバンドが歌った
『それが大事』も180万枚以上のセールスを記録。

明るい曲調と力強い言葉で、聴く者を励ましたものだ。

Hana2rin

私達夫婦があとにも先にも一度だけ、あるカップルの
結婚式の媒酌人をさせていただいたことがある

ちょうど『それが大事』が巷で流行りかけていた頃だ。
結婚式に続き、披露宴での私達、媒酌人のあいさつ。

その頃は普通、カップルの紹介と幾久しいふたりの幸を
願い、出席者に「ふたりの行く末を見守って欲しい。」と
挨拶するのが常識であった。し・か・し、、、。

♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪

私は「今、巷ではこんなテーマの歌が流れています。
負けない。投げ出さない。逃げ出さない。信じ抜く。

このふたりが、こんな人生を送れるよう
皆さんの応援をお願いします。」
ふたりの紹介も何も無い、短いこれだけの挨拶。

出席者はさぞかしビックリしただろう。
なんと常識の無い媒酌人だろうと思われたに違いない。
でも、バブルは続かないと私はかねがね感じていたのだ。

♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪

そう、応援ソングの数々は、皮肉にも目前に迫る
平成大不況の幕開けへの序曲となっていたのだった。

そして、100年に一度の大不況ともいわれている今。

この歌をうたった大事MANブラザーズバンドの
ボーカルだったTさんが、大事MANブラザーズ
オーケストラとして復活をした。

新録された『それが大事~完全版~』は、
この時代にどう響くのか。それは、私には分からない。

Hana2rin

でも、この歌を引用して挨拶させていただいた披露宴。
私の心に今も深く焼きついている。

そして、そのふたりが今も人生を
負けず、投げ出さず、逃げ出さず、信じ抜いて生きる姿を

見るにつけ、あの挨拶で良かったと思っている。

「わだかまり捨てることで、掴む本当に大事なこと」が
この世にはある。
心に響く歌があること、素晴らしいことだ。そ・し・て、

♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪=♪

そう、人生は!!とんでもなく素晴らしいのだ。

Hana2rin

Kashiwabaazisai

【庭の柏葉アジサイも、そうだ、そうだと頷いているようだ。】

Hana2rin

コメント (4)
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