malのあっちこっちブログ

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2016夏 北海道の旅 屈斜路湖へ

2016-11-19 10:13:38 | 2016夏 北海道旅...
悪い予想通り前夜からの激しい雨降りも5時半の段階では止んでいた。

しかし、雲行きは絶望的、それでもコーヒーを淹れ、朝食を食べ終わったころに再び管理人のおばちゃんが集金に訪れた。

「オバチャン、昨日払ったでしょ二日分」と言うと、「そうだったわねえ」と覚えていないから来たのに、そこからナント1時間も話し込んでいった。

付き合ったアタシたちも根気があるけど、、、オバチャンも暇なのねぇ・・・・・


荷物を積みこんで9時半出発。

途中、食材の買い物を済ませ「道の駅 足寄」「道の駅 摩周湖」に寄りながら14時半 和琴温泉キャンプ場に到着。

この日を見込んで和琴ではバンガローを頼んでいたのだが、大正解。

強風と運ばれてくる雨で屈斜路湖は大荒れ



まるで、時化の海のよう。



夕飯の支度をしようと炊事場へ行くと、隣で若いお兄ちゃんがバケツ半分ほどのザリガニを洗っている。

どこで捕ったの?と聞くと、島に一杯いるとのこと。

屈斜路湖には一か所だけ突き出た場所があり、それを和琴半島と言うのだがその先端に小さな島がある。その島の湖との境目の岩陰に沢山いるらしい。

どうするの?食べるの?と訊くと、そうだ、という答え。今どきの若者にしては逞しいなあ・・・なんて話をして別れた。



食事の後、露天に行こうと相方が誘うので寒空の中、露天に向かう。

去年、この露天に入ってどうやらお気に入りの様だ。そのための湯あみ用の入浴着を買ったくらいだから相方も本気、誰が居ようが気にしない、気にするのはアチラとアタシってわけ。。。

この日の露天には地元の能書き親父と旅行者が2名、そんななかでも相方は堂々たる体躯に入浴着を羽織って「ごめん遊ばせ」ってな感じで入っていた。

この能書き親父、「ウルサイ!」、何十年も通っているだとか、温度が高いとか低いとか、、我が物顔。。。

そのくせ、後からやって来た連れの地元の親父ともども平気で石鹸を使って体を洗っていた。

モチロン、そんなことをする旅行者は誰もいない。

我が物顔の地元の無神経おやじ、ここに極まれり。。。。。


露天に入っていたとき、炊事場であった兄ちゃんが上下合羽に長靴履いてバケツをもって島に向かっていった、食材の補充に向かったのだろう。


実は翌朝、露天に入るために兄ちゃんたちのテント脇を通りかかったら、今度は魚を料理していた。

「それ、ナニ?」と訊くと「鯉です」と答え。「釣ったの?」「そうです」「サバイバーだね、絶対生き残るね、、たいしたもんだ」

彼ら3人は、どうやら米だけは持って副材を調達しながらの旅っぽい。

それも調達班はどうやらあの炊事場の兄ちゃんで、あとの二人はコメを炊いたりする準備班らしい。

ザリガニを捕ったのも、鯉を釣ったのも、、あの兄ちゃん、、、あいつマジできる。

数年前、アタシたちも米だけをもって沢に入ったことがあった。

イワナとミズとヒラタケ等のキノコをおかずにしようと言う目論見だったのだが、山菜はともかくイワナの収穫が少なくてマジで塩やミソで食べることになってひもじい思いをしたことがあったけど、

この時代に、あの若者がこういう旅をしているなんて、、なんだか凄く応援したくなった和琴キャンプ場だった。。。