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コンサート・・・OZONE&読響

2014-06-18 16:18:18 | コンサート
先週の日曜日、小曽根真と言うジャズピアニストと読売日本交響楽団との演奏会に行ってきました。

指揮者は当初、井上道義だったのでそれも楽しみだったんですが、どうやらドクターストップが出たらしく山田和樹という35歳の代演でした。

でも、良かったです。

今回は小曽根真が主催する「ジャズを始めよう」と言う3回の演奏の内の1回目で彼がラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲イ短調作品43」という曲でした。

小曽根は1983年にバークリー音楽大学のジャズ作・編曲科卒業ですからバリバリのジャズ屋ですが、この難解なラフマニノフを見事に弾き切りまして感動しました。

演奏直後に「気持ちいい!」って言っているのが見えました(今回は最前列に座った)から、本人も手ごたえがあったんでしょう。






アタシはジャズとは中学時代に出会い、何故かその音楽に惹かれて以来の深い付き合いをしてきました。

特に19~22までの3年間は一日に8時間くらい聴いていた時代がありました。

日本のジャズメンは興味がないせいかほとんど知りませんが、この小曽根真はラジオのJーwaveを通じて知りました。

印象は「良くしゃべるやつ」でした。

かれのキャリアの中で、バイブラフォン奏者のゲイリーバートンとの演奏期間が長くあるのですが、このゲイリーバートンが18歳でマイルスデイビスのバンドでデビューしたときの音を聞いていたので、小曽根真と言う人に興味を持ったのです。

あのマイルスは若手を育てるのが巧い人で、ゲイリーバートンもトニーウィリアムスも18歳で採用しています。

ちょうどアタシと同年齢なので、当時から驚きを持って聴いていました。



小曽根真も言っていましたが、「最近は全ての音に興味がある」と・・・

ジャズに拘らずに、と言う意味でしょうか。

今回もその一環でラフマニノフに挑戦したのでしょう。全て暗譜で弾き切りました。

彼のキャリアシートには現在は国立音大の教授とも書かれていましたので、その活躍はどんどん広がっているようです。

次は彼と彼が率いるNo Name Horsesというビッグバンドの演奏会ですがこれも楽しみです。