malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

水根沢

2010-06-14 15:09:00 | 
昨日は水根沢に行った。

今週末に予定されているPの上越の沢での山菜山行で懸垂があるとのアナウンスで、練習も無しで

一発ドンはイヤだと言うPの要望で、近場で安全で懸垂のできる水根沢にした。

それにしても奥多摩は遠いので、08:35のバスに乗るために06:21の電車に乗らないと間に合わない。

大菩薩方向との分かれ目の水根ロータリーで下車、水根キャンプ場まで15分ほど歩く。

水根キャンプ場で入渓準備をして





出発。



準備をしているときにお揃いの赤いウエアーを着た太鼓腹のオジサンとオバサンが先行していった。


前半の1時間くらいはPも順調、楽しみながら小滝を登ってゆく。



先行する太鼓腹オジサンPもオバサンの経験が浅いらしく、オジサンが声を出して指示をしている。



このゴルジュに着いた時、先行太鼓腹オジサンPはまだオバサンが登り切っていなかった。

水深も深く岩伝いに行かないと、恐らく背が立たないくらいある。先行するアタシは丸太の下に着く。

手を岩の上に掛け、足場を探すが水中に中々見つけられない。なんとか懸かりを蹴って半身を揚げ、

片腕を丸太に回して力仕事でなんとか身体を上げた。

当然Pには無理な仕事で、上からお助け紐で引っ張りあげた。





沢の前半で、小学校の低学年くらいの男の子を連れた、下降中の親子に会った。

丁度2mくらいの滝の下降が終わった直後らしく、お父さんがロープの片づけをしていた。

こんな時期から沢の訓練を受けたら、日本を代表する遡行者になるかもしれない。


沢の醍醐味が登攀だとすると、その緊張を癒してくれるのがジャブジャブ歩けるところだ。





とくに空が開けている沢などでは、そういうナメに出逢うとホッとする。

前半は割りと順調にゴルジュや小滝をこなしたPだったが





途中で巻きに失敗してロープのお世話になったり、去年ロープで確保されて登った岩の斜面で、

今年は大丈夫とロープ無しで挑戦して絶叫する騒ぎになったりと、本人曰く「もう、ヘトヘトや~」

って嘆くほど神経、体力を消耗したらしい。。。

まっ、それでも終わってしまえば無事で何より、終了点で誰もいない事を幸いに、上から下まで

着替えてサッパリして約80mくらいの急登を登って登山道に乗った。



この水根沢林道の新緑はいつも本当にきれいだ。

林道の暗さと沢の明るさとが暗転して木々の緑をよりキレイに見せてくれる。



真っ直ぐな杉の植林が現れてくると、下にはキャンプ場の建物が見えてくる。

樹林帯から一歩出ると









こんな群落があった。

そういえばバス停から林道に入ったばかりのところに「ジギタリスが咲いています。」と書いてあった。

だから、これがそのジギタリスなのかもしれない。