読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

紅葉し始めた養老渓谷へ

2013年11月12日 | 国内旅行

晩秋の養老渓谷
  10日の日曜日、一泊で千葉県房総半島の中央部にある養老渓谷を訪ねた。
 メンバーは障害者施設ボランティアグループの8人。

  JR船橋駅に集合し五井駅まで。そこで小湊鉄道に乗り換える。昼過ぎで混む時間帯ではないが、
 終点の養老渓谷駅(養老渓谷駅から上総中野駅の間は先ごろの台風で崖崩れがあっていまだに
 復旧しておらずバス連絡になっている)に向かったのは我々のグループを含めて10人のみ。
 今動いている中では一番古いキハ201・202というディーゼル車で、撮り鉄マニアの的になってい
 るとのこと。 

     
    小湊鉄道 五井~上総中野

  迎えの車で宿に着いた間もなく、強風・雨の予報に違わず猛烈な雨が降った。
 ここは「養老温泉」わかし湯になるが千葉県の温泉は大抵黒湯といってヨード系の濃い茶色の湯で
 ある。この宿では「洞窟風呂」と「露天風呂」がある。洞窟風呂は防空壕の跡を利用したものと聞い
 て驚いた。先の大戦では九十九里浜から米軍が上陸するということで防空壕を作り、竹槍を作って
 備えたのだ。その名残が今こんな形で役だっている。宿は養老川に沿って立ち、露天風呂からは支
 流の流れを見下ろすことが出来る。橋の川は濁流が渦巻いていた。

    
   一夜明けた養老川

  宿の対岸の木々はいくぶん紅葉 しはじめていたが、まだまだという感じ。11月下旬から12月が
 見頃とのこと。養老渓谷は関東では紅葉が最も遅いところとされる。
  会員制の宿なのでその夜は貸し切り状態。遅くまでカラオケなどに興じた。
  翌日は晴れて散策にはちょうど良い陽気だった。「粟又の滝」または「養老の滝」という滑床状の
 滝が100メートルほど続く珍しい滝。昨日の雨で水量が多く、普段連絡できる散策道が水没してい
 た。

        
       粟又の滝

  滝を見た後は大多喜城の見学。NHKの大河ドラマで初代大多喜藩主であった本多忠勝を是非
 取り上げて貰らおうという運動が今繰り広げられあちこちに幟が立っている。
  石高10万石大多喜藩の城は明治4年に廃城隣白は壊されたが、昭和50年に復元された。
 月曜日は休館とて大多喜城内の見学は出来なかった。

      
      大多喜城

  次いで「豊乃鶴酒造」で銘酒「大多喜城」のいろんな銘柄を試飲しお買い上げ。「十万石饅頭」など
 を買い、「くらや」という蕎麦屋さんで昼食をして上総牛久駅まで車で送ってもらって帰柏した。

      
    伊勢幸酒店(指定文化財)  渡邉家(藩御用金扱・国重文)      上総牛久駅

  はるばると遠くの観光名所を訪ねて疲れ切って帰って来るのよりは、ここのような割合近場でゆっくり
 と楽しんで早めに帰ってくるのもよい。

                                             (以上この項終わり)

 

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