不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

主要都市の地価動向

2012-05-31 10:51:41 | 日記
 国土交通省は、5月30日に、全国の主要都市の商業地と住宅地の四半期ごとの、地価動向を発表しました。

 この調査は、主要都市の地価動向を、四半期毎に把握することにより先行的な地価動向を明らかにするものです。

 報告書では、平成24年第1四半期(1/1~4/1)の主要都市の150地区における地価動向は、上昇は22地区(前回16)、横ばいは80地区

 (前回70)、下落は48地区(前回64)となり、上昇または横ばいを示す地区が102と全体の約3分の2である68%(前回57%)を占め

 た。としています。

 これらの結果から、国土交通省では、地価は、「下落基調から脱却する動きがみられる」と分析しています。

 この影響は、地方都市へは遅れてくると予想されますが、ようやく土地価格の下げ止まりになるのかなあ・・・。

 小生、思うに、地価の安定を願いたいものですね・・・・・。





















旧土地台帳

2012-05-30 16:43:05 | 日記
 物件調査で、調整区域内の宅地について、線引き前の、昭和46年以前に宅地であったことが証明できれば、既存宅地として建築

 ができるという回答が、行政からありました。

 しかし、登記簿謄本や固定資産税の評価証明を取っても、そんな古い記述はありません。

 どうやって、証明したらいいんだろうと・・・・・。

 そこで、法務局登記課で、旧土地台帳を取りました。

 旧土地台帳とは、明治20年頃から昭和12年頃までに利用された、土地の所有者等の諸情報を記録した台帳で、各地の法務局

 に保管されています。

 旧土地台帳を見てみると、土地の地目が記述されていました。

 明治時代から、宅地でした。

 これで、とりあえず証明することができます。

 近年、除籍謄本の保存期間の関係で、年々除籍謄本から得られる情報が少なくなってきています。

 こういった現状の中で、昭和46年以前の証明なんて、できるんですかね・・・・・・。

 お役所の物的証拠主義、なんとかならないですかね・・・・・。

 

協賛金

2012-05-29 16:44:43 | 日記
 今日、知合いの方が会長さんとして、開催されるイベントへ協賛金を支払いました。

 小生の事務所や住所地の地域ではありませんが、毎年の行事で、会長さんとの人脈というか、つきあいで続いています。

 これから、各地域では、運動会やお祭といった行事が多くなってきます。

 地域のこういった活動は、ボランティアで開催されるので、どうしても協賛金が必要ですよね・・・・ 

 ところで、この協賛金の支払いには消費税がかかるのでしょうか

 消費税の申告上、課税仕入れとして仕入れ税額控除ができるのでしょうか。

 実はこれ、一般的には課税取引(消費税のかかる取引)なのです。

 つまり、本則課税で消費税を納めている場合、仕入れ税額控除の適用を受けることができます。

 運動会等の主催者に対してその協賛者である会社や商店が協賛金を支払うと、そのスポーツ大会や運動家のプログラム等に社名

 や広告が記載されます。

 この場合、その支払いは広告宣伝の対価であり、消費税の課税対象、つまり課税仕入れとなります。

 逆に課税取引にならない場合とはどんな場合でしょうか。

 それは、スポーツ大会等の主催者に対して協賛金を支払っても、いっさいの広告宣伝が行われないもの、その他の見返りがない

 ものが該当します。

 この場合は、その支払いは寄付と同じで、全く対価性がありませんから、消費税の課税対象外(不課税)取引となります。

 税金の仕組みって、難しんだなあ・・・・・。



 

不動産の塩漬け

2012-05-28 09:19:47 | 日記
 土地等の不動産が、長らく売却できないことを、「塩漬け」と言います。

 塩漬けの本来の意味は「野菜・魚肉などを塩で漬けること、また漬けたもの」のことをいいます。

 塩漬けは、株式投資で主に使われる用語で、保有している銘柄が買値より大幅に下落し、売却した場合に損失が大きくなるた

 め、売れに売れない状態のことをいいます。

 不動産でもよく使われることばです。

 バブル経済の頃、投資した不動産について、価格が下落して投資額に損が発生して、売れば実現損になります。
 
 売るタイミングを逃がしたことにより、土地が「塩漬け」状態になっているのです。

 しかしながら、将来的に土地価格が上昇するという確証はありません。

 「塩漬け」の原因にもよりますが、見切りをつけるのも必要かなあ・・・・・。




決済

2012-05-25 08:30:18 | 日記
 今日、土地売買による決済(ケッサイ)を行いました。

 決済とは、代金の支払いと、土地の引渡によって、売買取引を終了することです。

 売主、買主、司法書士、不動産業者が集まり、所有権が売主から買主へ移転できる手続き及び、残金等の金銭精算を銀行等で行

 います。

 更地の売買では、契約から1ケ月後ぐらいに行うのが、普通です。 

 契約書の締結が、婚約としたら、決済は結婚式みたいなものですかね・・・・。

 婚約破棄もなく、無事に履行できたといった感じです。

 不動産屋としては、一件落着といった感じですかね・・・・・。