不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

旧土地台帳

2012-05-30 16:43:05 | 日記
 物件調査で、調整区域内の宅地について、線引き前の、昭和46年以前に宅地であったことが証明できれば、既存宅地として建築

 ができるという回答が、行政からありました。

 しかし、登記簿謄本や固定資産税の評価証明を取っても、そんな古い記述はありません。

 どうやって、証明したらいいんだろうと・・・・・。

 そこで、法務局登記課で、旧土地台帳を取りました。

 旧土地台帳とは、明治20年頃から昭和12年頃までに利用された、土地の所有者等の諸情報を記録した台帳で、各地の法務局

 に保管されています。

 旧土地台帳を見てみると、土地の地目が記述されていました。

 明治時代から、宅地でした。

 これで、とりあえず証明することができます。

 近年、除籍謄本の保存期間の関係で、年々除籍謄本から得られる情報が少なくなってきています。

 こういった現状の中で、昭和46年以前の証明なんて、できるんですかね・・・・・・。

 お役所の物的証拠主義、なんとかならないですかね・・・・・。