後で読むだろうと思って買ったまま読んでない本がけっこう溜まっています。
いわゆる積読(つんどく)ですね。ちなみにシベリアはツンドラでドリフはズンドコです
読書の秋なので少しずつ読んでいます。読み直しもあるはずですが新鮮に感じるということは読んでも頭に残っていないということでしょう
やはり釣り関係の本を選んでしまいます。

おもしろかった本を少しだけ紹介させてもらいます。

魚のつぶやき 高田浩二著 東海大学出版会 ¥2,800+税
魚の驚いた顔は見たことがあるが、つぶやきは未だ聞いたことはありません。しかし著者のように長い間水族館で仕事をしていると聞こえてくるのかもしれませんね。内容は淡水魚や海水魚が魚種ごとにつぶやいています。たとえばオオクチバスは悪役として名高いが「悪いのは人間なんだ」と言っている。さらに「釣ったら再放流しないで食べてくれ」と・・・環境や生態にも触れて魚の代弁者として面白おかしく語りかけています。魚への愛情を感じる一冊です。
ここまでわかったアユの本 高橋勇夫/東健作 共著 築地書館 ¥2,000+税
天然アユの姿を取り戻すことに研究を積み重ねてきた釣り好きの二人がテーマ別にまとめ上げた一冊。といっても学術書ほど堅苦しくないので興味あるテーマから読み進むのも面白いです。初版は2006年で冷水病が大流行の時期。天然アユに及ぼす病気の影響も知りたいところであるがその問題は一切触れていないのは残念。

釣りミステリー傑作選 殺意の海 山前譲・編 徳間文庫 ¥590+税
釣りがテーマのミステリーも面白い。松本清張、森村誠一、西村京太郎など有名作家の釣りを題材としたミステリー7編がこの一冊で楽しめる文庫本。高級魚の五目釣りをしているようで得した気分になる。読書の秋にお薦めの一冊ですが入手しにくいかもしれません。
とまあ、長々と書いてしまいましたがついでにあと一点、魚関係ではありませんが面白かったので取り上げてみました。

「正しい」とは何か? 武田邦彦著 小学館 ¥1,300+税
TVのバラエティ番組ではおふざけが目立つ武田邦彦先生ですが中部大学の教授で環境評論家なのですね。この本の中でも喫煙の問題やら地球温暖化やら領土問題などで持論を述べていますがそもそも根拠としているデータが信頼できるものか疑わしいので共感できない部分が多すぎです。しかし視点を変えてみることに気づかせてくれたので読み物としては面白いかもしれない。不本意ながら一気に終わりまで読んでしまいました。
最近疲れ目です、目薬が手放せません
