昔々、大会の賞品で戴いた手作りのタモ枠。
作者不明だが竹を使った凝った作りと美しい塗りで素人の作品でないことは想像できる。
道具は使ってナンボの世界、このまま日の目を見ずに飾り物になるのは可哀そう
という事で網の取付作業。
アミ目数を数えずに取り付けた割には上手く出来た。
既存の渓流ダモより一回り大きいので釣れる魚のサイズで使い分ける予定であるが・・
魚を掛けない事には出番がないのだ。
昔々、大会の賞品で戴いた手作りのタモ枠。
作者不明だが竹を使った凝った作りと美しい塗りで素人の作品でないことは想像できる。
道具は使ってナンボの世界、このまま日の目を見ずに飾り物になるのは可哀そう
という事で網の取付作業。
アミ目数を数えずに取り付けた割には上手く出来た。
既存の渓流ダモより一回り大きいので釣れる魚のサイズで使い分ける予定であるが・・
魚を掛けない事には出番がないのだ。
1年前から暇つぶしにやっていた天然木の鮎タモ作り。
最終段階入り正月休み返上で作業を進め昨日でほぼ完成しました。
縦のひび割れとダボ穴はパテ+塗装でごまかしました。
グリップの下部に節穴風のコブを作りることで握りやすさの向上と回転防止に役立つデザインにしてみました。
うらしま印のうるしを7回塗り重ね濃い目の飴色に仕上げましたがちょっと刷毛むらが目立ちますね。
枠径は約38cmなので39cmテクノメッシュの網を取り付ける予定です。
40年前はこんな手作りのタモを使っていた釣り師が多数派でした。
和竿、金属や木製の囮かん、竹や木の引き舟、竹の通い筒など多くの道具が絶滅していったなかで最後の砦といえる手作りタモ、こんな趣のある道具が消えていくのも忍びないのでもう少し使い続けます。
オフシーズンなのでボーっと過ごしてます。
天気の悪い時の楽しみはタモ作り。
師匠から伝授した作り方は火を使わない「型ワク成型工法」?
自分の備忘録として左のカテゴリー「タモ作り」で製作過程を6回に分けてUPしてあります。
昨年末にカヤの木が手に入ったので5年ぶりに挑戦しました。
型ワクに縛り付けて9ヶ月経過したのでワクから外してみました。
きれいな円になりましたが持手の部分にひび割れです。
長くて深い割れですのでこれ以上広がらないうちに補強することにしました。
ちょっと乱暴ですが4箇所に穴を開けて木ネジをねじ込み6mmのダボで埋めて隠す作戦です。
どうなることやら・・・
枝の先端も接着しました。
合わせ部分に竹串3本打ち込み接着剤が固まってから出ている串を切り落とす予定。
今日はここまで (続く)
タモ作りも最終回になります。
素材を生かしたシンプルな形と機能性を構想に作り始めたので網の取付けはライントラブルの少ないピンを打ち込む方法を選択しました。
ピンは釣具屋で購入、下部にアゴ(かえし)付いていて打ち込んだら抜けない構造です。
3cm間隔で38本を打ち込み接着剤を垂らします。
網はテクノメッシュ36cmを使用、手すきの網よりミミの数が少ないので有難い。6号のナイロンラインでミミを5目拾ってピンを通す、これの繰り返しで一周します。
強めの老眼鏡と忍耐力が必要でしたがなんとか完成しました、今年はこれを使って何匹キャッチできるかな?
大会の時はミスの無いように39cmの市販のタモを使いますけどね。
タモ作りシリーズはこれにて完結とします。はじめは自分用に制作工程を記録するためでしたが完成までに1年あまり、6回のUPになってしまいました。長期間お付き合い有難うございました。
素晴らしいタモを作る方はたくさんいらっしゃいます、興味がある方はこちらから
その昔、鮎釣り入門したころは仕掛けはもちろんのことタモ、引きフネ、オトリカンなども手作りする時代でした。今のように釣具屋に行けばなんでも手に入ることは少なく先輩から作り方を伝授され失敗を重ねながら作ったものです。
またそれがシーズンオフを過すための楽しみでもあり半世紀近く経った現在も細々と続けています。
おとり箱(箱貞作)
それはさておき・・・このタモを作り始めて約1年。ようやく完成が見えてきました。
紙やすり50~400番で表面を仕上げて形作りは終了。
次は塗装です。
うらしま印のウルシ 茶,透、透明の3色を準備します。ウスメ液の臭いが強いので家族の苦情は覚悟しましょう
まず節に茶で化粧を施します、全体の色は明るい飴色に仕上げたいので透明4:透1を塗り重ねていきます。
塗り重ねるほどに濃い色になります。
7度塗りでいい色になったのでこれにて塗りは終了。
後は網の取付ですが取付方法で悩んでいます。
昔ながらの糸で縛る方法とピンを打ち込みその穴に通す方法があります。
いずれも昔作ったタモですが、今は右のタモを使っています。使い勝手が良くライントラブルも少ないのですがピン打ちと網の耳を数えながら通す作業にめちゃくちゃ手間がかかるのでためらっています。
進展があったらまたUPしますね。
夜な夜な、音を気にしながら作業を進めまして少しだけ進展したのでUPしておきます。
グリップの末端は傷防止とウェイトバランスを考慮して鹿の角を付けることにしました。
12Φの丸棒を双方に差し込む印籠継で隙間のないように接着します。
補強に3Φのアルミ棒を横方向に打ち込んだのでしっかり付きましたがアルミの頭が目立ちすぎかな。
木の太さを合わせてナイフで大まかに形を作っていきます。
握りの形状やベルトの抜き差し、足に挟んだ時のバランスなど人間工学?をあれこれ考えながら削っていく楽しい作業です。
今日のところはこれぐらいで・・・
今後は120番、250番、400番と紙やすりで仕上げていきます。
このような作る楽しみはなかなか家族の理解は得られませんが適度の苦行と行楽が混じるボケ防止の手段と心得よ
先日タモ作りを再開しました。其の一、其のニをUPしてから11カ月経ちましたが忘れてたわけではありません、乾燥するための放置期間が続いたのでBLOGネタにもなりませんでした。
わくわくしながらワクから外しました。
ほとんど形状に変化がないほど形が整っていてひび割れもありません。大成功です
大きさは尺二寸(36cm)です。縦より横の直径が広いので円周を計算し、紐で大きさを計測して決めました。小学校で習った算数が役に立ちましたよ。
枝の太さが均一でないので少し左寄りに接続個所を決めました。接着面を大きく取るため斜めにカットします。2液式エポキシ接着剤を塗りクランプかタコ糸でしっかり固定します。
1日おいて接着剤が乾いたらドリルで2.5の穴をあけ接着剤を塗りやきとりの竹串を打ち込んでまた1日乾燥
竹串を切断して糸を取り除き紙やすりで太さを整えます。↑
十分に強度があるので籐を巻きません。
ここからが楽しいところです。
節やりグリップを好みの形に削る作業です。電動サンダーを使わずにナイフと紙やすりでのんびり仕上げていく予定です。鹿角も付けようかな?
次の記事はいつになるのかわかりませんが、よろしかったらまた覗いて下さい。
ご訪問ありがとうございました
前回に続いてタモ作りです。
基本的に素材の形と木目を生かした素朴なデザインが好きなので手抜きをしながら作っています
皮を剥きます。新しい木は水分を含んでいるので簡単に剥けます。枝を傷つけないよう丁寧にやりましょう。 OLFAのクラフトナイフがたいへん使いやすいです。 いい木の香りはご褒美かな?
ここで枝を縛りつけて矯正するためのワクを準備します。
直径4~6mmくらい鉄棒を曲げてワク(リング)を作ります。下が平らで少し横に広がった形にするのがこつです。切り口を溶接でつなげればベストですが針金でしっかり縛ってもOKです。
ワクはこの形です⇒ 少し小さ目がいいでしょう。
適当な大きさの「植木鉢スタンド」を切断して形を整えるのもいいですね。
100円ショップでも売ってます
この鉄のワクに枝をしっかり縛りつけます。 古い木はしばらく水に漬けて柔らかくしてから縛ります。
このまま風通しの良いところで1年くらい乾燥すると形が整います。
剥いたり、しばったり、放置したり、たっぷりドS気分を味わいました(笑)
次の工程からデリケートな作業になりますがそれがいつになるかは未定です。よろしかったらまたお付き合い下さい
アユダモ=鮎釣りには必要不可欠なアイテムで主にオトリ交換や釣れたアユの取り込みに使います。
鮎釣りの道具は科学技術と釣り技術の向上により日々最新の素材やデザインの物に進化しています。当然タモの改良も進みジュラルミンやカーボンの枠にテクノメッシュの網を取り付けた物が最近のトレンドのようです。
そんな中で昔ながらの木枠鮎ダモを使い続ける釣り師もいらっしゃいます。多くはベテランの方々ですがその背景にあるのはノスタルジー感と今でも使用に耐える機能を兼ね備えているという所でしょうか、自分も大会の時以外は自作の木枠ダモを使っています、自己満足の世界ですがしょせん道楽とはそんなもので成り立っているのかも知れませんね。
今回から製作工程を記録するために逐次Upすることにしましたが1年以上かかるので完成まで飽きずに続くといいのですが・・・
タモの素材はカヤやモミの木を使います。今回はプロが剪定で切ったカヤを頂戴しました。
いい形の枝を選びます。同じ太さの枝が左右対称に同じ角度で伸びているものが最適です。太く大きい枝は鮎タモ、細くて小さいものは渓流タモにします。
仕上がりをイメージして柄と枠を必要な長さに切断します。
そして家に持ち帰ります。
つづく