衣装ケースの中から出てきた昭和の匂いのするベスト。
今は無きブランドα-BIG(アルファビッグ) 当時は良い商品をたくさん扱っていたのにいつのまにかフェードアウト・・・と思っていたが昨年の1月まで細々と営業展開していたらしい。
MVPのロゴはちょっとカッコいいがMVP(most valuable player)を自分で主張するのはちょっと恥ずかしい。
当時のJPA(Japan Professional Ayu Association)のプロはよくこれを着ていましたね。
ベストだけにSimple is Bestという視点で見ると今のものにはない優れたところもあります。
ポケットの数は前5、内側2、背中1、肩がこるのであまり道具をもたない自分はこれで十分。
背中は2重メッシュなのでたいへん涼しい。ここに年鑑札を2~3枚入れていたのでメッシュの意味はなかったが・・・。
生地は文字どうりゴワゴワのゴアテックス。新聞紙を着ているようでフィット感はまったくないが軽いのは非常にありがたい。
αーBIGの古いゴアテックスは日光に当たりすぎると生地が水泡のように膨らんでくることがあった、それをメーカーに伝えたら神対応の無償交換をしてもらったことを憶えています。
今は見られなくなったフタ付きポケット、フタのおかげでファスナーを閉め忘れても中のものが落ちにくいし雨も防ぐ、なんといってもフタの裏にマジックテープが無いのがいい。
裏地の赤がおしゃれ感を出しているがリヴァーシブルではない。もちろん緊急時に裏返して着るためでもないようです。
最近のベストは重いし、機能が満載であるがゆえに価格は青天井で困ったもんです。