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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーも商品も流行廃りの繰り返し

2013-08-18 21:50:10 | 日記
 90年代、ジーンズに求められた要素は履き心地でもなく、シルエットと色落ちでもなく、ただただ

 「耳付きかどうか」

 という1点でした。

 90年代前半から、御三家と言われるリーバイスとリー、そしてラングラーが40年代、50年代に手掛けたジーンズが爆発的
に売れるようになり、雑誌はこぞって古い時代のデニムや靴、ジャンパーなどを特集します。

 「耳付きジーンズ」 

 こそが最高の商品で、修繕が必要なひどい穴が空いている代物でも、随分高値の物が混じっていました。

 耳が付いていれさえすれば、履き心地が悪く明らかなオーバーサイズでも欲しいと言う方は幾らでもいましたし、リーバイスが
現在でも復刻している

 「501XX]

 は当時から垂涎の的でしたし、時代によって作りが異なる点も興味を惹く対象でしたね。

 そしてサッカーにもその時代の流行が存在します。

 特に戦術と布陣がそうで、2000年代から現在までは4バックが主流でしたが、80年代はドイツ、デンマークを軸に3-5-
2が主流となり、セレソンですら90年ワールドカップはスイーパーを置く形でした。

 イビチャ・オシムはネクタイの幅を例にだし

 「ネクタイの幅が時代によって異なるように、戦術も過去の流行が首をもたげる」

 という意味合いの事を語っていましたが、それは物づくりもサッカーも現在は古いものを見直すことで、新しい発見があるという
意味を持ちます。

 狂気の沙汰とも言えるジーンズブームがあったからこそ、エヴィスやシュガーケーンを筆頭に、日本のデニム産業が活気付き、世
界規模で信頼を得るまでになりました。

 もう4バックが行き詰まりを見せる今、案外J1の最先端である3-4-2-1は将来世界規模で見直される価値があるようにも
思えます。

 これも新しい発見です。

 
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