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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手がお子さんに隠したいこと

2021-12-12 13:42:43 | 日記
 講談社から刊行されている漫画「かくしごと」

 主人公の漫画家、後藤可久士は自身が漫画家で生きていることを、愛娘である姫ちゃんにひた隠しにして生きている、という脚本で物語が進みます。

 漫画家の娘とわかると、周囲からいじめの標的になる
 母親がいないこと(作中で明らかとなります)で寂しい思いをさせたくない

 こうした後藤可久士の考えが、様々な思い違いを生み出しながらも、父と娘の愛情が感じられる作品です。

 今の時期、サッカーも同じかもしれませんね。

 引退を表明した選手はお子さんがいれば

 「お父さんはもう、プロサッカー選手ではないんだ」
 「だから来年からはスタジアムに行かないよ」

 と、タイミングを見計らって伝えればよいわけです。

 日本代表経験者の場合は、マスメディアが過敏に反応しますから、報告よりも前に映像で確認してしまう可能性はありますが。

 一方で俗にいう「0円提示」の選手は、妻、両親はともかくお子さんにはある意味「隠したい」という感情がわくのではないでしょうか。

 0円提示は一般企業でいえば「懲戒解雇」と同じだと思いますし、遅刻や欠席など出社時の態度が問題だとすれば、基本懲戒は経理の不手際など、ある意味警察の厄介という事が多いわけです。

 サッカーにおける0円提示はそのような犯罪がらみではありませんが、

 「君はもうわがクラブには不要です」
 「ですので来年は別のクラブで生きてください」

 という事ですからね。

 人間、他人様(僕は基本そうなんですが)から相手にされないことに遭遇するつらさは、味わってみないとわかりませんから。

 ですから合同トライアウトなど様々な機会が与えられるわけですが。実際は引退を決断する選手が多いのではないでしょうか。

 サッカーは時に残酷ですね。
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