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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今のミランの現状を考えてみる

2014-05-18 02:00:03 | 日記
 ザッケローニがミランを追われた際、ベルルスコーニはスーツの国、イタリアらしい表現で

 「ミランという素晴らしい生地があるのに、裁断するテーラーの腕が未熟」

 と断罪しました。

 でも、今思うと、ザッケローニだけでなくベルルスコーニを心底満足させる人間は、サッキとカペロ以降はアンチェロッティを含めて誰もいなかったように思います。

 アレグリだけでなく、テリムもタソッティも短命に終わりましたし。アンチェロッティでさえ

 「ミランは2トップで戦うべき!」

 というオーナーの進言に苦慮していました。

 彼は4-3-1-2と4-3-2-1を併用してある種のごまかしで危機を切り抜いてきましたが、後者がミランの基本布陣になったことは記憶に新しい出来事と言えます。

 ザッケローニに限らず、来季の指揮官は今の脆弱な戦力をどう変化させるかが大きく関与します。

 仮に2トップでは置き場所が無いシャーラウイを売却し、30億円程度の現金収入があったとして、アディダスとエミレーツ航空からのスポンサー・フィで合計50億円程度の金額を補強費として得たとします。

 同時に余剰戦力として語られるロビーニョやメクセスを売却して彼らの給料を、本当に不可欠な戦力に割与えることで、残留を促すことは可能のように思えます。

 ただどのクラブでも、シャーラウイのような

 「生え抜きの存在」

 はファンの拠り所でもあります。

 ですから本当に彼を売却できるかと言えば、案外難しいと思いますが、スポンサーシップだけでは補強費の捻出は難しいでしょう。・べるる

 バルバラ・ベルルスコーニがガッリアーニとの折り合いをつけることも大事でしょうし、インテル以上に今のミランは、過去から決別しようともがいている印象を受けます。

 そうしますと、やはりインザーギという形で監督問題は落ち着くようにも思えます。

 
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