文春新書から刊行されている佐藤勝、池上彰両氏の対談集である「新・戦争論」
この73ページにおいて
「マルクス主義では本来、国家は死滅すべきものだとなっているのに、どうしてソビエト国家ができたのか」
「レーニンは、これは国家だはなく半国家であると言いました」
という記述があります。
僕はドストエフスキー、チェホフ、トルストイ、そしてツルゲーネフなど来夏のワールドカップに向けて、ロシアを代表する作家の本を読みたいなと思うだけで、まだ実行に移せてません。
その一方でこの一文を読むだけで
「世界最も権威を主張する国が、今現在は国家の体があるのだろうか」
「国家は死滅すべきと思う人物が過去にいた国で、国家間で最高の舞台であるワールドカップが開催されるとは」
という思いを抱いたわけです。
ロシアは代表選手がロシア・リーグでプレイし、2010年の南アフリカのように開催国でありながら16強進出は相当難しいと指摘されています。
レーニンはつまり
「国家は廃棄されるべき」
と語ったと佐藤氏は述べていますが、ロシア代表がファースト・ラウンドで敗退すれば、ある意味国家はその誇りを失うのか、というテーゼが生じる気がします。
ウクライナはロシア語で片田舎を指すそうですが、ウクライナ代表も2012年欧州選手権以降、政治的体制が尾を引く形で難しい状態に追い込まれています。
イタリア語ではプロビンチャ
フランス語ではプロヴァンス
が地方を意味しますが、この優雅な響きとは異なり、ウクライナの片田舎という響きは哀愁が感じられます。
果たしてクリミア、南オセチア、ジョージア、そしてウクライナと周辺諸国の政治状況をどう顧みながら、来夏のワールドカップを開くのか、ロシアは進路が難しいように思います。
この73ページにおいて
「マルクス主義では本来、国家は死滅すべきものだとなっているのに、どうしてソビエト国家ができたのか」
「レーニンは、これは国家だはなく半国家であると言いました」
という記述があります。
僕はドストエフスキー、チェホフ、トルストイ、そしてツルゲーネフなど来夏のワールドカップに向けて、ロシアを代表する作家の本を読みたいなと思うだけで、まだ実行に移せてません。
その一方でこの一文を読むだけで
「世界最も権威を主張する国が、今現在は国家の体があるのだろうか」
「国家は死滅すべきと思う人物が過去にいた国で、国家間で最高の舞台であるワールドカップが開催されるとは」
という思いを抱いたわけです。
ロシアは代表選手がロシア・リーグでプレイし、2010年の南アフリカのように開催国でありながら16強進出は相当難しいと指摘されています。
レーニンはつまり
「国家は廃棄されるべき」
と語ったと佐藤氏は述べていますが、ロシア代表がファースト・ラウンドで敗退すれば、ある意味国家はその誇りを失うのか、というテーゼが生じる気がします。
ウクライナはロシア語で片田舎を指すそうですが、ウクライナ代表も2012年欧州選手権以降、政治的体制が尾を引く形で難しい状態に追い込まれています。
イタリア語ではプロビンチャ
フランス語ではプロヴァンス
が地方を意味しますが、この優雅な響きとは異なり、ウクライナの片田舎という響きは哀愁が感じられます。
果たしてクリミア、南オセチア、ジョージア、そしてウクライナと周辺諸国の政治状況をどう顧みながら、来夏のワールドカップを開くのか、ロシアは進路が難しいように思います。
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