イングランド代表のセンターフォワードとして知られたギャリー・リネカー。
彼が現役時代漏らした有名な言葉に
「サッカーは、最後に必ずドイツ代表が勝利するようにできている」
というものがあります。
1980年代から90年代のドイツ代表は
1986年ワールドカップ準優勝
1990年ワールドカップ優勝
1996年欧州選手権優勝
という非常に有意義な時期でした。
またイングランド代表の主軸が国内にとどまっている一方で
カール・ハインツ・ルンメニゲ インテルミラノ
リディ・フェラー ASローマ
アンドレアス・メラー ユヴェントス
というように、世界最高峰のセリエAに果敢に挑む選手が多くいたことも大きな違いでしょうか。
マティアス・ザマーという1996年欧州最優秀選手でさえ、1992年に移籍したインテルミラノでは、1年ももたずに分ブンデスリーガに戻るほど、当時のイタリアは苛烈でしたからね。
その成功体験に「あぐら」をかいたこともまた、事実なのでしょうが。
そしてUEFAチャンピオンズ・リーグです。
冒頭のリネカーの言葉を用いるならば
「最後に必ずレアル・マドリードが勝つ」
「選手は勝利して当然」
というある種の傲慢さで決勝戦をたたかっているのでしょう。
ボルシア・ドルトムントからすれば、やはりレアルは凄かったということになりそうですね。
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