塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

情熱大陸、あのピアニストを特集する

2021-11-29 00:01:32 | 日記
 日付変わって今日29日は非番です。

 そこでTBS23時から放送の「情熱大陸」で、ショパン・コンクール2位入賞のピアニスト、反田恭平の足跡を視聴しました。

 ポーランドと彼が次に拠点を置くオーストリアは、サッカーの世界では「現在」はさほど重要ではありません。

 (オーストリア代表は1930年代、欧州を席捲しましたが)

 しかし、ピアニストやソリストにとっては、常に大切な場所だということがわかりましたし、住民たちが音楽という文化に造詣が深く、東洋人だからピアノが弾けない、という感覚の持ち主でないことも伝わりました。

 ポーランドはロシアを筆頭に分割統治され、しばしば地図上から国そのものが消えた
 オーストリアは隣国ドイツの影響を近代受けてきた

 という観点が、人々を鷹揚にしているのでしょうか。

 受賞後、反田は応援する指揮者の佐渡裕が在住するウイーンに向かい、祝福の言葉を受けます。

 そこでショパン・コンクール2位の経歴が、世界へのパスポートとなるという言葉を聞いて、日本代表選手たちが求めているのも同様だと感じました。

 Jリーグではこの「世界」へのパスポートは得られない
 しかしベルギーやスコットランドへ移籍すれば、パスポート取得の足掛かりは得られる
 ならば早い段階で欧州へ
 
 という観点が年々増加傾向にあると思いますね。

 少なくとも欧州クラブの多くが借金経営かもしれませんが、中国リーグのような経済的失態には至っていません。

 広州FCは天河スタジアムでさえ売却し、本社の赤字補填に用いようとしていますが、これは住宅バブルを食い止めようとした習近平の政策だけに起因しているのでしょうか。

 三浦知良が1994年ジェノアに移籍する際

 アジアMVPが日本にとどまっても意味はない
 欧州でプレイできて初めてアジアMVPの価値がある

 と語りました。

 サッカーでもピアノでも、その概念が変わらない限り欧州を目指すことになるのでしょう。
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