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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

インテルの今のユニットを壊すな

2010-06-01 14:49:53 | 日記
 チャンピオンズ・リーグの優勝からおよそ10日。ジョゼ・モウリーニョのレアル・マドリーの監督就任が決定しましたが、インテルは候補となる指揮官の名前が紙上を賑わせていますが、実際後任監督は決定していません。

 インテルファンのひとりとして僕が新指揮官に望むこと
 それは
 「モウリーニョの残した遺産を、有意義に活用してください。」
 ということです。
 
 古い話で恐縮ですが、1例を述べて見ます。
 
 インテルが13回目のスクデットを獲得した1988-89シーズン。インテルはスクデットを防衛する為、ブンデスリーガのシュットガルトから、西ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマンを獲得しました。

 当時のインテルには西ドイツ代表の主軸、ロタール・マテウスとアンドレアス・ブレーメが在籍しており、クリンスマンも早い段階でミラノの雰囲気に慣れるだろうと、インテルのフロントは考えたんですね。

 クリンスマンの移籍に伴い、スクデットの立役者であったFWラモン・ディアスがインテルを離れ、クリンスマンとアルド・セレーナ(1988-89シーズンの得点王)の2トップで、インテルは1989-90シーズンを迎えたのです。

 しかし結果は芳しくありませんでした。

 セレーナとクリンスマンの2トップは呼吸が合わず、控えと先発の実力差も目立ち、インテルは3位でこのシーズンを終了します。

 当時はミランの「オランダ・トライアングル」に代表されるように、
 「代表チームのユニットを、そのままそっくり移籍させる」
 という方法論がクラブの成績向上を、一番の得策だったんです。

 ですから机上の理論では、インテルがスクデットを制してもおかしくありませんでした。でも理論のようにいかないのが、サッカーであり人間という生き物なんでしょうね。

 ですから新しいインテルの指揮官も、モウリーニョの築いた土台を最大限に活用しながら、(今のユニットを壊すことなく)2010-11シーズンに備えて欲しい。

 そう僕は願っているのです。
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