塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ジャージという人気の尺度に関して

2018-08-16 00:31:40 | 日記
 もし僕がサッカー選手であり、スタジアムで応援歌を歌われたならば。

 もし僕がサッカー選手で、僕のマーキングが施されたレプリカを見つけたならば。

 日本代表の選出や高い報酬がクラブから提示されることも嬉しいですが、こちらの方が数倍嬉しいと思います。

 バスケットや野球はオールスター・ゲームのように、ファンの好みが確実に反映される試合があります。

 選ばれなかった選手は休養日となり、体力の回復に使えるわけですから、それはある意味良い意味ですよね。

 しかし、オールスターに選出されることは栄誉の一つとされていますから、どこか寂しい思いを抱いても不思議ではありません。

 サッカーではなじみのない背番号の刻印や名前入りシューズもバスケットはでは当然の措置であり、これも人気の判断材料となります。

 リーボックが1990年代、アレン・アイバーソン、シャキール・オニールというオールスター常連選手を大切にする一方で

 グレン・ロビンソン(ミルウォーキー・バックス)
 ショーン・ケンプ(クリーブランド・キャバリアーズ)
 ニック・ヴァン・エクセル(LAレイカーズ)

 というように、オールスターに選出されてもおかしくはないが、前の二人に比べると人気がイマイチ、と言う選手に専用シューズを与えていたのです。

 確かに契約選手は増えましたが、リーボックの台所事情を相当苦しめたのではないか、と推測します。

 一方、ジャージは企業が制作し、「ファンが金を用意」しますから、ある意味人気のバロメーターとしてはこれほど基準になるものもありません。

 サッカーでは背番号「12」があることも、特筆すべきことでしょうが。

 
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選手が持つ強烈な自意識

2018-08-16 00:14:25 | 日記
 コビー・ブライアントは引退時ナイキの愛用者でしたが、1996年のプロ入りの際はアディダスの契約選手でした。

 彼がアディダスを愛用したのは、マイケル・ジョーダンを痛烈なまでに意識し、ジョーダンと同じことをしていては、彼を上回ることは到底できないと判断したため、と言われています。

 アレン・アイバーソンがリーボックを、グラント・ヒルがフィラと契約したように、今も昔もNBAの有望株はどのスポーツ・ブランドにとっても魅力的な物です。

 それが今はアンダーアーマーやリーニンに変化しているわけですが。

 ブライアントはアディダスとの契約を終えた後、リーボックやナイキなど複数のブランドをフリーの状態で履いたのちに、ナイキと契約します。

 彼の中での自尊心が良い意味合いで丸くなり、ナイキと歩もうをいう心境の変化があったのでしょう。

 誰かが誰かを痛烈に意識する

 これはバスケットに限らず、選手の競争意識を掘り起こします。

 よく指摘されることは

 メッシには天から授けられた才能が有り、ロナウドはそれを究極の自己鍛錬で見につけた
 しかし2010年のイニエスタ、2013年のリベリがバロンドール受賞から漏れたことは、やはり議論の余地がある

 という点です。

 トップ・オブ・トップはチャンピオンズ・リーグの遠征で欧州全土を渡り歩きますから、各国を代表するスタジアムとドレッシング・ルームを知り尽くしています。

 チェルシーの練習施設、コプハムの充実度
 マンチェスター・シティが手掛ける大規模なスポーツ・コンプレックス

 というように、今後は報酬だけでなく練習施設や食堂の規模が、選手獲得に不可欠ではないでしょうか。

 ちなみにナイキ最大の顧客がアディダス、アディダス最大の顧客がナイキのジャージを着用していることは、あくまでクラブの契約のため致し方ありませんが、どこか興味深いものです。
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