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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アジアカップに向けての準備

2010-12-10 14:41:56 | 日記
 僕は今アジアカップに向けて、日本代表は2通りの考え方ができると思います。

 その考え方は

 1・優勝に向けて、今編成できる最強の布陣で挑むのか?
 2・それとも4年後を見据えて、選手層を厚くするための大会にするのか?

 というものです。

 僕はブラジルワールドカップとその2013年のコンフェデ杯は、代表にとっての大きな
試金石になると考えていますから、是非ともアジアカップに優勝して、ブラジル遠征への切
符を自力で掴んで欲しいのです。

 しかし欧州リーグの選手達からすれば、代表に合流したい気持ちとクラブに残って練習し
たい気持ちの狭間にいることを考えると、選手層を厚くするための

 「実験の場」

 にすることが、現実的な捉え方とも思えてしまうのです。

 ロシアリーグが全日程を終えた松井と本田は別としても、例えば長友のようにクラブが
降格の可能性があると、代表に合流すべきかイタリアに留まるべきかで悩む事は当然の結果
です。

 実際彼は今相当悩んでいると聞きましたし、まずチェゼーナのフロントが長友の離脱を認
めるとも思えません。

 ですのでどんなにザッケローニ監督が欧州リーグの選手達を使おうとしても、所属クラブ
の合意が無ければ何も始まりません。

 ですのでもし早い段階で、長友、内田、そして香川や阿部の招集が困難だと判断できたな
ら宇佐美を始めとする新戦力を抜擢する決断が、協会とザッケローニ監督には求められると
思います。




 
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かつての日本とロシアとカタール

2010-12-10 01:25:02 | 日記
 今から17年前を振り返ってみましょう。

 当時生まれたてのJリーグには、現在からは考えられないくらいの有名外国人選手
がいて、欧州諸国からは

 「年金リーグ」
 
 と呼ばれていました。

 でも待って下さい。

 「年金リーグ」

 と呼ばれることは、当時の日本はそれだけ選手の好条件を提示できるだけの資本が
備わっていたという証拠です。ですので欧州諸国の批判の裏には、Jリーグに対する

 「やっかみ、嫉妬」

 が含まれていたと思います。

 選手はプロですから報酬を気にかけるのは当然ですし、

 「新しいプロサッカーリーグに歴史を残せる」

 という付加価値もありましたから、尚更外国人選手が来日するだけの理由があったん
ですね。

 カタール、そしてロシアの両国が今リーグのレベルを急激に上昇させているのも、やは
り彼らに資金力があるからです。

 資金があれば

 1・借金返済のために選手を無闇に売却する必要が無い
 2・高額のギャランティを提示できるため、有望株や質の高い選手を補強できる。
 3・スタジアム周辺のインフラ整備

 というように、様々な形でサッカーを強化できます。かつて日本がワールドカップに向
けてスタジアムを建設し、代表の強化を果たせたのじゃお金があったからでした。

 従ってロシアとカタールはこれからワールドカップに向け、相当の金額を費やすはずです
し、それに伴いリーグのレベルも向上するでしょう。

 今欧州で一時代を築いた選手は、その後アメリカに新天地を求めています。

 今季レッドブルにはアンリ、マルケスのふたりが加入し、LAギャラクシーにはベッカム、
過去にはマテウス、ジョルカエフ、ドナドーニという有名選手がアメリカの土を踏みました。

 しかしこれからは、ロシアとカタールがアメリカにとって変わるかもしれません。

 日本がかつての隆盛を再び味わうには、やはり資金という武器が必要になりますね。
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カタールの未来

2010-12-10 01:10:18 | 日記
 いよいよアジアカップが迫ってきましたが、開催地のカタールにとってはいささか
気が早いかもしれませんが、2022年ワールドカップに向けての最初の準備が始ま
ると言ってもいいでしょう。

 日本が1992年のアジアカップで優勝し、翌年のJリーグ開幕を盛り上げ98年
のフランスワールドカップに出場したように、カタールが今後10年で、過去の私た
ちのような

 「長足の進歩」

 を遂げる可能性も、充分あると言えます。

 ベッケンバウアーが提唱したように、カタールがワールドカップの夏季開催が不適切
ならば、今回のアジアカップのように冬季開催の可能性もあるわけです。

 ならばこのアジアカップ時の気候、運営はひとつのサンプルになるでしょうし、この
時期は各国リーグ、冬の移籍市場を迎えている欧州諸国に、データを提示できるはずで
す。

 カタールがワールドカップを成功させるには、施設面だけでなくカタール代表の底上げ
も大きな課題となります。

 かつては

 「年金リーグ」

 と揶揄されたカタールですが、近隣のバーレーンやオマーン、戦火に悩むイラクの選手
たちからみれば、カタールでプレイすることは大きな魅力と言えるはずです。

 中近東は地理的に欧州に近いため、カタールがその気になれば欧州諸国との親善試合も
容易に組めると思います。

 かつて日本にも親善試合でイタリア、コンフェデ杯の相手としてフランスが来日しまし
たし、2001年には敵地でフランスとスペイン、2002年にはポーランド、ノルウェー
と、様々なタイプの国と対戦できました。

 それも日本がワールドカップ開催国であることを、最大限活用したからです。

 カタールはワールドカップ本番までのおよそ10年を、代表の強化とインフラ整備に費
やすことができます。

 日本と韓国は本番までに6年の猶予しか残されていませんでした。

 カタールが残された時間をどう費やしてゆくのか、今後ファンの視線がカタールに注が
れるでしょう。
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