「日本文学の革命」の日々

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『美しき日々』と韓国ドラマ

2019-11-16 16:16:11 | 日本文学の革命
休日の今日は一日中ハングルの勉強をしていた。写真にある『美しき日々』で学ぶハングルは韓流ブーム全盛の頃僕もハングルが学びたくなって買ったものだが、すぐに挫折して本棚の奥にしまい込んでしまったものだ。最近またハングルが学びたくなったのでこの本を引っ張り出してきて、今回はこの本の中にあるハングル文章をすべてハングルで書き写してみようと決意して取り組み始めた(写真のノートはその成果である)。
毎日忙しい中隙間時間を利用して書いていったのだが、始めはチンプンカンプンだったハングル文字も書いている内に面白いようによく分かってきて(なにしろ文字数が少ないのですぐ慣れてしまう)また難解だったハングルの文法もよく分かるようになった(なにしろ日本語とそっくりなのである!その上日本語より簡単なのだからすぐにマスターしてしまう)。少しずつ成果が積み重なってゆき、あともう少しでフィニッシュできると今日一日のすべてをこれにつぎ込み、疲労困憊して目がショボショボになったがついに完成できた!

なぜハングルを学びたいのかというと、実は僕も韓国ドラマにハマった一人だからである。
はじめてNHKで『冬のソナタ』が放映されたとき僕もリアルタイムでそれを見ていた。はじめはバカにしながら見ていたのである。「へー 韓国のドラマ…。韓国でもドラマなんか作るの。韓国の学園もののドラマかあ…。男が転校してきて、フン、ヒロインの女の子と出会う訳だな、フンフン。恋愛ものの学園ドラマかあ…」と小馬鹿にしながら見ていたのだが、3話目で転校生の男が突然交通事故で死んでしまい「え〜〜!!!…死んじゃったよ。話も10年後に飛んじゃうし…。日本のドラマじゃ有り得ない展開だよ!」とビックリしてしまい、それ以降は回を追うごとに引き込まれてゆき、すっかり魅了されてしまい、最終回は拍手喝采、大絶賛を送ることになった。
それからというもの僕も韓国ドラマの魅力にすっかりハマってしまい、韓国のドラマや映画を片っ端から見るようになった。ユン・ソクホの『四季シリーズ』をはじめ様々な韓国ドラマを見てゆくようになったのである。

写真の『美しき日々』もその一つで、今は亡き母が好きだったドラマで、当時パソコンができるのは僕しかいなかったので僕にネット通販で買ってくれと頼んで来たので買ったものだが(韓流ブームが巻き起こっていた当時は豪華な装丁を施された韓国ドラマが続々と売り出されていた)、家族のために不屈で献身的な愛を降り注ぐ理想の母親像を描いた名作ドラマである。ハングルの勉強をしながら最近またドラマを見返したのだが、やはり今見ても素晴らしい。

その横にある『美しい彼女』は『美しき日々』と同じ監督が作ったドラマで同じくイ・ビョンホンも主演しているが、これは僕が韓国ドラマの中で一番好きなものの一つである。98年に作られたドラマで、日本に来ている韓国ドラマの中では一番古い方である(日本では木村拓哉の『眠れる森』が作られた年で、これは日本のドラマの中では珍しい名作ドラマだが、惜しくも最終回で大失敗してしまった。あまりにも惜しかったので、自分で最終回を書き直した原稿を作り、『眠れる森・最終回・完成版』と銘打ってフジテレビに送り付けてやったほどである。この『眠れる森』が韓国と日本のドラマの命運を分けたのである。韓国では『美しい彼女』という発展の起爆剤となるようなドラマが作られた後、続々と名作ドラマが作られて上昇気流に乗ってゆき、世界に冠たる韓国ドラマが築かれたが、日本のドラマ界は『眠れる森』の失敗のあとはひたすらだらしなく下降を続け、今や日本人ですら見向きもしないようなお粗末でくだらないドラマになってしまったのである)。

このドラマも母から注文を受けてネットで買ったのだが、母に届ける前に僕も見て、その面白さにすっかり夢中になってしまった。これはイ・ビョンホン演じるボクサーが主役となったドラマだが、家族を守るために命懸けで闘う理想の父親象が描かれており、とにかく面白いのである。イ・ビョンホンの妻役のシム・ウナという女優にもすっかり惚れ込んでしまい、「美しい彼女」という言葉は彼女のためにあるような言葉だと思えたほどだった。あまりの素晴らしさに僕も愛蔵したくなり、もう一つ今度は自分で金を出して買ったのが写真にある『美しい彼女』のDVDである。

韓国ドラマに魅せられたあげくハングルまで勉強するようになったが、とりあえずはハングルを習得できた。これから韓国ドラマを見るときはドラマで流れるハングルまで楽しみながら見ることができそうである。

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