自民党って、国防のところ、どうするつもりなのかね。もっとも国防に詳しい人の考えを聞きたいよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『国防アイアンマン対決 自民党幹事長石破茂守護霊vs.幸福実現党出版局長矢内筆勝』(幸福実現党)で、防衛大臣もやった自民党の国防族で、タカ派と言われる石破茂幹事長の守護霊の言葉(「霊言」)を、綾織「ザ・リバティ」編集長(当時)と矢内幸福実現党出版局長(当時)との対話の形で、次のように伝えておられます。
石破茂守護霊 まあ、私は、現実に戦争状態になるようであれば、自衛隊への防衛出動を命じるつもりではいます。その意味で、「タカ派」と言われているわけです。タカ派でない人たちは、現実に、そういう侵略行動を受けても、ただただ、口に指をくわえて見ている可能性が高いですからね。
だけど、私は、現実に攻撃を受けた場合には、防衛出動を命じるつもりでいる。政界では、これだけでタカ派にされちゃうのよ。これで、「いちばんのタカ派」になるんですよ。(中略)
綾織 そこから先の想定はないのですか。
石破茂守護霊 ないです。(中略)
綾織 ただ出動命令を出すだけ?(中略)
石破茂守護霊 それは無理ですよ。現実に政治家を二十年、三十年とやってきたら、それが無理なのは、もう分かってるんですよ。無理ですわ。
君らは、宗教だから、言いたい放題なんだよ。仮想現実のなかで生きてるからさ。(中略)
綾織 今、中国が軍拡を続ける一方、アメリカは、財政問題を理由にして、今後、どんどん引いていく方向にあります。それに対し、どう対処しますか。
石破茂守護霊 あなたがたが言うように、中国に、「東南アジアの国々を取る」という侵略意図があったとして、例えば、「フィリピンを取る」とか、「台湾を取る」とか、さらに、「グアムまで攻める」とか、「オーストラリアまで取る」とか、まあ、いろいろあるのかもしらんけども、正直に言えば、政治家としては関係ないんだよ。(中略)
日本の領土を取られたら、要するに、上陸して制圧されたら、それに対しては、「取り返せ」という命令を出すことができる。これが“タカ派”です。
綾織 では、台湾が取られたとしても、何もしないつもりですか。
石破茂守護霊 ほかの国については、何もなす術はないし、義務もないし、そういう立場にもない。
矢内 いや、「国防」という観点からすれば、もし、台湾が中国に取られたら、日本のシーレーンを中国に押さえられることになりますので、石油も食料も、何も入ってこなくなるおそれがあるんですよ。
石破茂守護霊 そんなことは知りません。(中略)
台湾との国交を断絶したのは、田中角栄さんの判断です。中国本土と国交をつくるために、あえて断絶したんです。台湾は、国ではないんですから、(中略)取られたって、しかたがないじゃないですか。日本は(台湾を)見放したんですからね。
(97~104ページ)
石破茂幹事長は、自分が総理大臣の場合、現実に戦争状態になるようであれば、自衛隊への防衛出動を命じる決意はあるが、しかし、それ以上の考えは何もない。
たとえば、日本のシーレーンの防衛上、最重要である台湾が侵略されても、何もなす術はないし、義務もないし、そういう立場にもないと考えている。
当時の総理大臣の判断で、台湾との国交を断絶したのであって、台湾は「国」として認めていないのだから、中国に取られたってしかたがないと考えている――。
現在の自民党の政治家としては、それ以上のことはできないと考えているって。
言ってることはわかります。
しかし、それで、日本を外国の侵略から守ることが本当にできるのでしょうか。あまりに無責任という感はぬぐえません。
対談相手となった幸福実現党と「ザ・リバティ」の考え方は、従来の政治の常識からははみ出しているのかもしれません。
でも、このディベートをみると、自民党よりも、幸福実現党の主張のほうが、あまりに常識にかなったものではないかと、改めて私には思えてならないのです。
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『国防アイアンマン対決 自民党幹事長石破茂守護霊vs.幸福実現党出版局長矢内筆勝』
大川隆法著
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