「ボトルネック」について、一度教えてもらったんだけど、なんだか抽象的で分からなかったんだ。具体的にどんな話になるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『常勝の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
たとえば、工場を拡張して、たくさんの製品をつくれるようになったとします。それ自体は素晴らしいことですが、それに相応するだけの販売組織網ができていなければ、いくらつくっても、在庫が山積みになるだけです。そのように、販売組織網の確立の部分がネックになることもあります。
あるいは、「工場はつくったけれども、倉庫が足りない」というときには、倉庫の部分がネックになります。
また、販売組織網をつくっても、販売員の教育ができていないときには、「人数だけは配置したけれども、新製品が全然売れない」ということもあります。「商品が悪いから売れないのかと思ったら、そうではなく、販売員の訓練が足りないために売れなかったのだ」というようなことはよくあります。
それから、新しい会社の場合は、技術力などが優れていて立ち上がってくるのが普通なので、商品そのものはよいのですが、会社が大きくなってくると、最初のころは要らなかった総務や経理、人事などのセクション(部門)が必要になってきます。(中略)
こうしたことについて、社長があまり理解していないこともあります。人事も自分一人でやり、経理も自分で“どんぶり勘定”をやってきたというような場合です。しかし、その部分を人に任せるようにしないと、それ以上は発展しなくなります。社長は、自分で販売したくても外に出られなくなってきますし、研究開発をしたくてもできなくなってくるのです。
そのように、会社が小さいときには不要だと思われていたり、一見、単なる人件費の無駄に見えたりするようなセクションが、必要になってくるのです。
何がネックになっているかということは発展過程に応じて出てくるので、そのつど、ボトルネックを解決していかなければなりません。規模相応に考え方を変えていく必要があるのです。
何がネックであるかを発見し、それを解決したら、もう一段、発展することができます。しかし、やがてまた何かネックが出てくるので、そのときには、それをどう解決するかを考えなければいけないのです。
(189~191ページ)
たとえば、工場を拡張してたくさんの製品をつくれるようになったとしても、販売組織網の確立の部分がネックになれば、在庫が山積みになる。
工場はつくったけれど倉庫が足りないとき、販売組織網をつくっても販売員の教育ができてないとき、最初のころは要らなかった総務や経理、人事などの部門がないことが、ネックになる。
何がネックになるかは発展過程に応じて出てくるので、規模相応に考え方を変え、そのつどボトルネックを発見し解決していけば、もう一段、発展することができる──。
今日は、「ボトルネック」の具体例について、教えていただきました。
要するに、「ボトルネック」とは、水差しなどのボトルの首の部分のように、本体が大きくなっているのに、発展のための阻害要因になっている特定の部分のこと、とでも理解すればよいのでしょうか。
経営者でなくとも、ビジネスマンでも学生でも、そして主婦であっても、今日のお教えからどんな自分に役立つ学びを発見するかは、私たちに委ねられているのだと私は思っているのです。
|
『常勝の法』
大川隆法著
|
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)