あーあ、なんであんなことでケンカしちゃったのかな。あのとき、なんだか自分が自分でないみたいな言葉が出てきちゃって、とりかえしつかないくらい怒らせちゃったんだよね。・・・なーんてことで悩んでる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『理想国家日本の条件』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
家庭のなかで不和が起きるときは、ほとんど九十九パーセント、悪霊の作用があります。もちろん、この世的に考えて合理的な理由も多々あるわけですが、その背後には必ず悪霊の作用があります。
ですから、夫婦不和、夫婦喧嘩、離婚騒動が起きるときには、もう一度踏みとどまって、これはほんとうに自分の考えなのかどうかを、よく考えていただきたいのです。そういうときは、相手がものすごく悪く見えてきます。いくら考えても相手が悪いと思えるような状況が、確かにいくらでも出てくるのです。そして、相手にこそ悪霊が入っているに違いないと思うわけですが、そう思うときには、自分自身のほうに悪霊が入っていることのほうが、実ははるかに多いのです。
他人が悪く見えるときには、悪霊が入っていることが多いのです。それをよく知ってください。「まわりがみんな悪人だと思えるほどの悪人はいない」という言葉がありますが、その通りなのです。家族でも他の人が悪く見えるときは、自分自身が悪いことのほうが多いのです。ですから、その考え方が自分自身のものなのか、それとも、他の世界のもの、はっきりいえば憑依している悪霊から来ているものでないかどうかを、よく考えていただきたいのです。
きのうまで仲よくしていた夫婦でも、悪霊に憑依されると考え方がコロッと変わってしまいます。そして、結婚してからの相手の欠点、あるいは結婚する前から気がついていた欠点までふり返り、「だから、この結婚は間違っていたのではないか」と思えるようなことをたくさん思い出して、それを合理化したくなります。「あの時も、あの時も、あの時も、あなたはこうであった」、あるいは「おまえはこうであった」と、ふだんは忘れているようなことまで思い出します。
そして次には、本人だけではなくて、その実家の問題などに思いがいきます。「そもそも実家が悪い」とか、「兄弟が悪い」「友人が悪い」「会社が悪い」といった、その人の家族関係、親族関係などにまで思いが向いていって、全部を否定したくなります。そして、「ああ、この結婚は間違いだった。前世の緑がなかったのに、間違った結婚をした」ということを考えるようになるのです。これは完全に悪霊の作用です。(中略)
要するに、本人が持っている執着や煩悩、あるいは人を裁く心、悪を見る心、こうしたところに悪霊が感応してきて、その考え方を増幅させていくのです。そうなると、自分が自分でなくなるのです。
(143~146ページ)
家庭のなかで不和が起きるときは、その背後にはほとんど悪霊の作用がある。
そのときは、それがほんとうに自分の考えなのかどうかを、よく考えるべきである。
他人が悪く見えるときには、悪霊が入っていることが多い──。
つまり、家庭で争いが起きて、自分が自分でなくなるような考えがわいてきたときには、「いや、待て。これは悪霊が来てるんじゃないのかな?」と、とりあえず考えてみることが大事だってこと。
でも、だから家庭不和は悪霊のせい、自分は悪くないってわけじゃなくって。
悪霊が来るのは、自分自身が持っている執着や煩悩、人を裁く心、悪を見る心などが原因であるわけで、そこは改めて反省しなきゃいけない、ということだと私は思うのです。
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『理想国家日本の条件』
大川隆法著 |
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