オレってさ、毎日、残業残業で、もうボロボロで死にそうなんだよね。ところが、あの人は、どんなに仕事が遅くっても、次の日はまた元気に明るく、出てくるんだ。なんであんなこと、やってれるのかね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『限りなく優しくあれ』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
この地上に人間として生まれた人は、誰もが一定の法則の下にあります。その法則は「仏法真理」と呼ばれます。仏法真理とは、仏の創ったルールのことです。そのルールは明確です。
その一つは、「仏は、自分と似た性質を発揮しようとしている人間には、自分の光のエネルギーを惜しみなく与える」というものです。すなわち、人間が自分を仏に近い存在へと変身させていこうとするときには、その人の固有の力を超えた偉大なる他力が降り注ぐことになっているのです。
仏の持つ素晴らしい側面を、日ごろから自分の心の指針として生きている人を見ると、笑顔に溢れ、慈愛に溢れて、まばゆいばかりであり、ときに、まぶしい光さえ出ているように思えるはずです。目がくらむばかりのまぶしさに見えることさえあるでしょう。それが仏の光を受けている人の特徴なのです。
「みずからの心のうちに、まだ『充分に愛された』という気持ちがないのに、他の人々を愛したならば、その分だけ、心のなかの“お小遣い”が減っていくのではないか」と感じる人もいるでしょう。ところが、与えれば与えるほどに増えていくのが「心の富」なのです。
たとえば、「他の人々に優しい行為をもって接しようとしている人は、疲れることがない」と言えるでしょう。「常に他の人々への愛のために生きている人は、疲れることがなく、自分のために生きている人は、常に疲れのなかにある」と言ってもよいでしょう。
もし、「仕事をしていて、常に疲れてどうしようもない」というならば、それは、おそらく、その仕事を他の人々への愛ゆえに遂行してはいないからではないでしょうか。
他の人々への愛を込めた仕事は、決して疲れないものなのです。なぜならば、愛をもってなされた仕事には二つの見返りがあるからです。一つは、愛を受けた人から、喜びの思い、感謝の思いが返ってくることです。もう一つは、仏から「おまえを愛しているよ」という愛の光が降りてくることです。そのため、「一つの行為が二つになって返ってくる」と言ってもよいでしょう。
「一つを与えると二つに増える。二つを与えると四つに増える。三つを与えると六つに増える。十を与えると二十に増える」、これが仏の世界の法則なのです。(中略)
この逆もあります。他の人々から奪う思いで生きている人の場合です。(中略)
他人から一つの幸福を奪えば、その幸福は、奪った人のもとに来るでしょうか。そんなことはありません。幸福を奪われた人も不幸になりますが、その幸福を奪い取った人間もまた不幸になるのです。
なぜなら、仏の心に反した行為をした場合、その人は霊的には犯罪を犯したのと同じだからです。すなわち、みずからを利したつもりで、実は損をしているのです。魂の観点から言えば、「プラスではなくマイナスをつくってしまった」ということなのです。
このように、奪う心と奪う行いは、「一つを奪えば二つを失う」ということになるのです。
(63~67ページ)
人は、仏の創ったルール(「仏法真理」)の下にあって、そのルールは明確である。
仏は、自分と似た性質を発揮しようとしている人には、自分の光のエネルギーを惜しみなく与える。
だから、常に他の人々への愛のために生きている人は、愛を受けた人から感謝の思いが返ってくるだけでなく、仏から愛の光が降りてくるから、疲れることがない──。
基本を知ってしまえば、仏法真理はとてもシンプルなものです。
仏の念いにかなう、仏法真理にかなう生き方をしさえすれば、簡単に幸せになれるって。
この事実を知った以上は、まず自分は、他の人々への愛のために、生きていきたいものです。
そして、一人でも多くの方にこの仏のルールを知っていただいて、ぜひ仏の光で、まぶしく輝く人生を生きていただけたらと私は願っているのです。
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『限りなく優しくあれ』
大川隆法著 |
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