心って、脳の作用だなんて説明する人もいるけど、これって何なんだろうね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『奇跡のガン克服法』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
まず知ってほしいのは、「人間は、単なる車ではなく、運転手と車が一体になって人生を生きている存在なのだ」ということです。(中略)
この「運転手」のことを、「魂」や「霊」などと言うと、古めかしく、いかめしく聞こえるかもしれないので、もっと分かりやすく、「心」と言ってもよいでしょう。
「人間は心と肉体で成り立っている」と聞けば、納得する人は多いと思います。その表現であれば、九割以上の人は、だいたい納得するでしょう。
ところが、「人間は霊と肉体で成り立っています」と聞くと、途端に、半分ぐらいの人は、不安になり、「そんなものがあってよいのか」と言い出すのです。
ただ、それは言葉の使い方の問題にすぎません。魂や霊と言われているものの正体は何かというと、この世的に感じられるものとしては、私たちが「心」と呼んでいるもののことなのです。
この世で生きているかぎり、心は目には見えません。しかし、心が存在していることは、誰もが自覚しているはずです。心なるものがあるような感じがするはずなのです。
自分の体を、ゼンマイ仕掛けで動いているように感じる人は、いないでしょう。自分が、ロボットのように動き、マジックハンドを伸ばして物をつかんでいるように感じたりはしないでしょう。
みなさんの家にも、おもちゃはあるでしょうが、おもちゃが動くように自分も動いているとは感じないと思います。何かが違うはずです。
ロボット犬なるものも発売されましたが、ロボットの犬と、家で飼っている飼い犬とでは、何かが違うことは分かるでしょう。「動く」という点では同じですし、癖も似ていますし、どちらも吠えたり言葉に反応したりしますが、ロボットの犬と本物の犬とは違います。
その違いは、「命が宿っているかどうか」ということです。
同じように、ロボット、あるいは単なる機械と、生きている人間との違いは、どこにあるかというと、やはり、「心の存在を感じるかどうか」ということなのです。
その「心」なるものは、別な言葉で言うと、実は生命というものです。生命の本質が心です。生きている力です。さらに言葉を換えれば、生きていくエネルギーです。それが心の正体なのです。
それは、肉体を生かそうとしている力です。肉体の主人公であり、支配者です。「この肉体を使って、どういう人生を生きようか」と考え、計画している、強い意志、意欲です。
これが、実は、心なるものの正体なのです。
(22~26ページ)
人間は、単なる車ではなく、運転手と車が一体になって人生を生きている存在と考えてよいが、この「運転手」のことを「魂」や「霊」と言ってもよいし、「心」と言ってもよい。
「心」を別な言葉で言うと、生命の本質、生きている力、生きていくエネルギーである。
「心」は、肉体を生かそうとしている力であり、肉体の主人公であり、支配者であり、人生を計画している強い意志、意欲であって、これが、心なるものの正体なのである──。
なるほど、なるほど、です。
今日は、「心」について、改めてかなりよく分かった気が私はしているのです。
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『奇跡のガン克服法―未知なる治癒力のめざめ』
大川隆法著
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