ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



自由のための戦いみたいなのが必要だって聞いたんだけど、でも日本って自由な国じゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『未来への国家戦略』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。

 このままでは、日本は全体主義になります。それが近づいています。
 全体主義、国家社会主義は、はっきり言えば、戦争中の体制です。国が全部を決める社会、国が配給を決めるような社会です。経済すべてを国のコントロール下に置く社会です。「そちらのほうに向かっています」と私は言っているのです。
 「言論の自由」や「結社の自由」など、多様な意見を受け入れる自由がなくなろうとしているのです。
 今の小選挙区制のままでは、制度的に第三極以下は消えていくようになっています。二大政党に有利で、小党は非常に苦しいのです。
 中選挙区制であれば、一つの選挙区から複数の当選者が出るので、第三党や第四党から候補者が出ても、当選する人がいるのですが、小選挙区だと、一名以外は全員が落ちてしまいます。その場合、当選者は、たいてい二大政党のどちらかになります。そして、片方の政党が全国で圧勝した場合には、本当に一党支配になってしまう可能性もあるのです。(中略)
 私は、『国家社会主義とは何か』という本を、警告として出しているのですが、このままでは、本当に危ないことになります。七十パーセントの税金を取れる国は、すごく強い国家ですが、国民は奴隷状態にかなり近づいていきます。そして、国の方針どおりに言わされるのであれば、言論の自由などなくなってしまいます。
 私の考えは、それとは逆です。「やはり、自由の領域を増やさなくては駄目なのだ」と私は言っているのです。
 ただ、自由とは言っても、「人間には、完全な自由があるのだから、好きなようにやってよい」というわけではありません。経済学者のハイエクが言うように、「いちおう、最低限の法律さえ守っていれば、あとは何をしても自由である」と私は考えています。
 したがって、法律は、あらかじめ、きちんと明示しておかなくてはならないのです。
 ただ、法律は、毎年、国会で続々とつくられていくため、増える一方であり、その分、自由の領域が減っていくので、私は、「無駄な法律は削ってよいし、有害な法律は廃止していかなくてはならない。自由の領域を侵されないように、できるだけ自由の範囲を広く取らなくてはいけない」と言っています。
 例えば、憲法では「信教の自由」が保障されていますが、現実は、どうでしょうか。宗教が政党をつくっても、マスコミは、その宗教政党について、できるだけ報道を控えるように努力しています。どう見ても、そのような努力をしています。政党助成金の要件を利用して、そういうことをしているのです。(中略)
 日本創新党という、元杉並区長らが新たにつくった政党も、政党要件を満たしていません。国会議員が五人以上いるか、あるいは、国会議員が一人以上いて、かつ、直近の国政選挙の得票率で二パーセント以上を獲得することが、政党助成法の定める政党の要件ですが(中略)、新聞等は、そこをよく取り上げて載せています。そういったかたちで差をつけているので、政党要件は言い訳にしかすぎないことが明らかです。
 やはり、「自由のための戦い」を続けないと危ないのです。そうでないと、いつ自由が奪われるか分かりません。
(106~109ページ)

今の小選挙区制では、制度的に第三極以下は消えていくようになっており、二大政党のうち片方が圧勝した場合には、本当に一党支配になってしまう。

その先には全体主義、国家社会主義になりかねず、「言論の自由」や「結社の自由」、「信教の自由」など、多様な意見のための自由がなくなろうとしている。

しかし、最低限の法律さえ守っていれば、あとは何をしても自由であるべきであり、自由の領域を増やさなくてはならない。「自由のための戦い」を続けなければならない──。

まさかと思いたいところです。

でも、宗教家であるはずの大川隆法先生が、なぜ政党まで立ち上げて選挙戦を戦い、矢継ぎ早に本を出し、ひたすら警鐘を鳴らしておられるのか、です。

本書が刊行されてから、10年以上の歳月が流れました。

2021年のいま、コロナ対策を錦の御旗にして、政治家の鶴の一声で、国民の自由がどんどん奪われているのを、私たちは目の当たりにしています。

このままでは、日本は全体主義の国になってしまう、政治家たちはその練習をしているのだ、という声を本当に聞く時代になっていると思えます。

その背景に、じつは、自由な声を圧殺してしまう、選挙制度の根本的な仕組みの問題が横たわっていると考えてみたとき。

この自由を求める大川隆法先生の魂からの声に、一人でも多くの方が耳を傾けてくださいますようにと私は願っているのです。
 

未来への国家戦略―この国に自由と繁栄を (OR books) 『未来への国家戦略』

 大川隆法著


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