ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



宗教が政治をやって何が悪いって、幸福実現党は言ってるんでしょ。それも分かる気がするけど、考えてみると、治維新のときは、「王政復古」とか言って、天皇制を中心に持ってきて、「国家神道」を国の根本に置いてって、やったんでしょ。何が違うんだっけ?

幸福の科学の大川隆法先生は、『維新の心-公開霊言 木戸孝允・山県有朋・伊藤博文』(幸福の科学出版)で、維新の元勲の一人である木戸孝允の霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。

 しかし、宗教は一般的に「古代返り」と思われているわけです。
 ただ、まあ、明治維新では、そういう古代返りの面もあったのかもしれないね。「王政復古」というのは、「昔返り」と「近代化」を一緒にするようなものだから、明治維新は、変てこりんな維新ではあったんだな。
 幸福実現党の主張にも、ちょっと、そんな感じがあるわけで、「宗教を中心にする」と言うと、みな古代に返るような感じがするんですよ。
 日本の神代の時代には、神様の言葉を取り次いで政治ができただろうけれども、今は世の中が非常に複雑で、政治、経済、金融、その他、いろいろな専門知識がたくさん要るような時代になっているので、「多少、神様の手には負えないのではないか」という感じかな。(中略)
 現代では、そうした霊的なものを感知しない人でもやれるような政治ですね、学校秀才か、世間で揉まれて選ばれた人ぐらいでやれる政治を目指しているのでね。
 私たちの時代には「王政復古」を唱えたけれども、それは、まあ、戦を勝ち抜かねばならなかったからね。
 そういう意味では、政治の面で宗教に期待する声は、世間を見渡すかぎり、残念ながら、非常に小さいんですね。蚊の鳴くような小さな声しかありません。
 そういうものよりは、「民主党なり、自民党なり、そういう既成のところに、もう少ししっかりした政治的なリーダーが、一人でもいいから出てきてくれないかな」というのが一般的な考えかな。
 宗教を絡めての革命運動というのは、話が大きいし、また、あなたがたには、全体に、騒動を大きくする傾向があるものだから、ピンポイント攻撃ができなくて、だんだん話が大きくなり、騒ぎが大きくなっていく。
 「ほんの少し、何かをいじればいい」というときに、全部を引っ繰り返さなければいけないような騒ぎ方をする傾向があるので、そのへんは、今、冷静に観察されているところかな。(中略)
 たとえ、今、維新の志士たちの霊言が降りているとしても、こういうものが未来永劫にわたって降りるわけではありませんから、そういうものがなくてもやっていける政治システムをつくらないと、政治は続いていかないものなんです。「そういう霊言は、あくまでも緊急的なものだ」という考え方でなければ、通用しないでしょう。
 今は危機の時代なので、「緊急的に予言がなされ、政治に警告をする」という意味での使命はあると思うし、それを果たすことはできると思うけれども、「政治運営や国家経営の実体をシステム的に奪い取る」ということになりますと、「社会からの抵抗は、かなり強い」と思うし、また、その抵抗に耐えられるだけの人材の厚みを確保するのは、残念ながら難しい。(中略)
 だから、あなたがたが出す欲というか、野心というか、そういうものが、自分たちの器や分を超えたものになったときには、それなりの反作用は当然起きるでしょう。
(21~28ページ)

うーん、淡々と語られてますが、幸福実現党に対して、ものすごく厳しい意見です。

幸福の科学の霊言集って、こうやってみると、自分に都合がいいとはとうてい言えないような霊人の意見も、淡々とそのまま活字に起こして公開されています。

そのあたりに、大川隆法先生の「天上界の霊人にも『言論の自由』を」という、まさに民主主義の精神そのものの姿勢が、現われているってこと、なんですよね!



『維新の心』

大川隆法著


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