徒然草 featuring Mr.松山

松山の松山によるすべての人々のためのブログ

泣く子も黙る下北沢

2015-07-21 22:42:48 | 雑感
高架の代々木上原駅を発車した電車は坂道を下り地下に潜り、潜り潜り潜って地下3階の下北沢駅に到着する。下北沢駅を出た電車は今度は坂道を延々と上り再び高架の梅ヶ丘駅に達する。

この文章だけで矛盾を感じるのは自分だけだろうか。代々木「上原」と梅ヶ「丘」は字面的にも高い所にありそうだ。一方で下北「沢」は見るからに低い所にありそうだ。高い所にある駅が高架線で低い所にある駅が地下線。しかもその間3キロ足らず。。まるでジェットコースターのようなアクロバティックな構造だ。

こんな地形だから、当初、下北沢駅は井の頭線の上に作られる予定だった。でも、いろいろあって地下深い今の下北沢駅が誕生した。もともと無理して作った駅だから、まあ人には優しくない。

最近、よく下北沢駅を使うのだが、都心の巨大ターミナル駅ならいざ知らず、この規模の駅でこんなに乗り降りに汗をかく駅は珍しい。エスカレーターも長くて、時間がかかるので、ここのところは移動にエレベーターを使ってしまう。できれば利用を避けたいが、下北沢に用事があるときは使うしかしようがない。こんな構造だから、地下に潜ってから下北沢駅の利用客は1割も減ったらしい。利用客の足は正直だ。

減った利用客はどこへ行ったか?どうやら代々木上原駅からの千代田線利用にシフトしているようだ。代々木上原駅は対面で乗り換えができるから、人に優しい駅だ。だが、利用客が増えると、着席通勤が難しくなる。人に優しいホームが疲弊したサラリーマンに優しいとは限らないようだ。

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