徒然草 featuring Mr.松山

松山の松山によるすべての人々のためのブログ

西大井駅19時30分

2011-02-23 23:15:39 | 雑感
ボトルネック踏切という言葉がある。言葉の響きからしてトラブルを誘発していそうな名前だが、これはいわゆる開かずの踏切のことである。国土交通省はちゃんとこれを定義していて、ピーク時1時間のうち30分以上明かない踏切のことをボトルネック踏切という。この類の踏切は東京近辺にはまだまだ結構あり、中にはピーク時1時間のうち58分閉まっているなんていう猛者もいる。

まあ、ここまで開かなければ、もはやこの時間は通行できるわけがないと諦めもつき、毎日通行する道にそんな踏切があれば素直に迂回する道を選ぶだろう。だが、一番厄介なのは開いていることが多いけれど、まれに10分以上全く開かなくなる時間帯があるという踏切。この類の踏切だと、開いていることが多い、もしくは閉まってもちょっと待てば開くことが多いので、毎日通行する道に踏切があっても「すぐ開くはず」と考え横にエスカレーター付きの歩道橋でもない限り迂回はしないだろう。その結果たまに全く開かない時間帯に当たって悲劇を見る・・・。このランダムさが恐怖である。

そして、そんな恐怖の踏切の1つが西大井駅の横にある原踏切である。この踏切朝は概ね閉まっているから、通らないようにしているのだが、夜は長時間閉まることが少ないので通ることにしている。が、この踏切、19時30分過ぎくらいに10分くらい開かない時間帯があることに最近気付いた。一度これにはまってしまったことがあるのだが、雨の中開くのを待っていたら、あまりにも長時間踏切が開かないため、開いたころには雨が雪に変わっていた(ノンフィクション)。

こんなことが起こるのも横須賀線の運転間隔が非常にランダムで、2分で次の電車が来ることもあれば20分来ないこともあるというダイヤのせいである。前述の19時30分ごろは上下線とも同時に運転間隔が短くなる時間のため踏切が開かなくなるのだ。東京の電車たるものダイヤはわかりやすく等間隔にが大前提だと思う。

なお、踏切が開かなくても、ちょっと前の京成船橋駅のように閉まった踏切のくぐるのは結構危ないので、やめましょうw

One more time, One more chance

2011-02-21 01:23:49 | 雑感
小生の好きな街の一つに桜木町がある。生まれてから昨年まで横浜市民だった小生だが、いわゆる横浜とはかけ離れた場所に住んでいた。ゆえに「お住まいはどちら?」「横浜です」「(港を思い浮かべ)いいところですね」「失笑」というやりとりを何度も繰り返してきた小生にとって、桜木町はいわゆる「横浜」の要素が凝縮された街で、嫉妬しつつもあこがれの対象だった。

土曜日に久しぶりに桜木町に降りた。以前は駅を降りると高いビルは数えるほどしかなく、空地も多く、広々した駅前のイメージだったが、最近は高いビルがまるで屏風のように建っていて、かつてのような開放感はなくなった。造成した横浜市などにとってはうれしいことなのだろうが、広々したところに高いビルが悠々と建っている光景こそあこがれの未来都市の象徴だと思っていたから、みなとみらいもそろそろ小生のあこがれの未来都市ではなくなってきたようだ。

桜木町と聞くと頭に浮かぶ曲が2曲ある。1曲目がゆずの桜木町。そしてもう1曲が山崎まさよしのOne more time, One more chanceという曲だ。この名前を聞いてピンとくる人は少ないかもしれないが、秒速5センチメートルのテーマソングというと理解してくれる人も増えると思う。秒速5センチメートルの舞台は世田谷とか栃木とかであるが、この歌の舞台は桜木町。この歌に思い入れがあるだけに、桜木町に行くとこの歌が頭をよぎる。そしてこの日も最後の一節が頭をよぎった。

いつでも探してしまう どっかに君の笑顔を
急行待ちの 踏み切りあたり
こんなとこに いるはずもないのに
命が繰り返すならば 何度も君のもとへ
欲しいものなど もう何もない
君のほかに大切なものなど…

もう終わってしまった恋で、もう吹っ切れたつもりでも、ふとした拍子に思い出してしまうことがある。そんなとき、この歌詞をふいに思い出す。だが、この曲にはこんな一節がある。

奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった「好き」という言葉も

過去に生きてもしょうがない。次会った時に新しい自分と将来への期待に満ち溢れている自分を見せられるよう、努力しなければならないのだ。深い歌である。

桜木町駅の改札を抜けみなとみらい方面に歩きながら、ふとそんなことを考えた。



年休の美学

2011-02-19 01:55:48 | 雑感
今日は年休で休み。朝目覚めると土砂降りだったのでもうひと眠りし、昼過ぎから今日は活動的な生活を送った。まず、郵便局で住所変更をし、免許試験場で免許の書き換えをしてから池袋で映画を見て、スタ丼を食べて帰宅した。

まあ、この中でメインイベントは多分免許の書き換えなのだろうが、教官の意味わからない話を30分ばかし聞いたたら終わっていたから、メインの割には印象に残らないイベントだった。なお、今回の書き換えで無事小生もゴールド免許になった。国民の半分くらいはゴールド免許だろうし、特段誇るべきことでもないのだが、いざゴールド免許を手にするとうれしいものだ。

映画は太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男~を見た。実は映画を一人で見に行ったのはこれが初めてだったのだが、題材と夜の上映という時間のためか周りもだいたい一人で見に来ている人間ばかりだったから、特段肩身が狭い思いをすることもなかった。終戦の前後サイパンでゲリラ戦を展開していた帝国軍人と民間人を必死に救おうとした一大尉の話で、こんな史実もあるのだと勉強になったが、個人的には以前見た武士の家計簿の方が感銘を受けた。

で、そのあとはスタ丼を食べた。。最近は品川の店に行くことが多かったのだが、今日は池袋のスタ丼。いつものように飯増しを頼んで食べていると、隣に座った比較的スレンダーな女性のもとにスタ丼の肉増し飯増しが運ばれてきてそれを食べだしたので、思わずその人を二度見してしまった。自分より多量の食事をしている女性を見たのは久しぶりである。もし自分に奥さんができてその人がスタ丼肉増し飯増し食べるような人だった日には松山家の米櫃は一瞬にして空になってしまうことだろう。




渋温泉で湯治

2011-02-13 23:20:19 | 雑感
3連休、あざみ野バイト時代の仲間と長野の渋温泉に行ってきた。東京でも雪が降る大天候だったので、長野のごときは雪で埋まっているのではないかと心配したが、長野でも思ったほど雪は降っておらず心配は杞憂に終わった。

今回はあざみ野の仲間ということで、かなりマニアックなところをついた旅行で、温泉がメインだが、行き帰りの電車もメインの一つというものだった。そんなわけで行きは順当には長野に向かわず、ウィークエンドパスを使用し、中央線⇒小海線⇒しなの鉄道⇒長野電鉄というルートをたどって渋温泉の最寄り駅湯田中駅まで向かった。マニアックなところは書いても理解が得られない可能性があるので割愛するが、長野電鉄はさまざまな要素があり面白いということだけPRしておこうと思う。

さて、渋温泉。この温泉の特徴は狭い坂道沿いにたくさんの旅館が密集し温泉街を形成していることで、その温泉街の中に宿泊客専用の公共浴場が9つあり、浴衣を着て下駄をはき、その浴場を巡る(湯めぐり)のが名物となっている。温泉街にも趣があり、そんな温泉街で湯めぐりができるのはこの上ない贅沢であるように思える。もっとも、絵にかけば確実に美しい光景なのだが、実際にやってみると、お湯が異常に熱かったり、浴場が狭かったり、下駄が歩きにくかったりと、苦労も絶えない。。なにより我々が行った時は夜大雪になったのだが、積もった道を下駄で強行突破しようとすると、下駄に雪が詰まり大変な騒ぎになる。特に雪が降った際の湯めぐりはある程度の気合と覚悟が必要といえる。

2日目は長野で善光寺に寄った。善光寺には以前も行ったことがあるから、新鮮味はなかったものの、おみくじを引いて失笑。「望む幸福は一日にして成らず。多忙に向かう運勢だが、プレッシャーに負けず、確実に成し遂げること」と書いてあった。現実にならないことを願いたいところだ。

写真は千と千尋の神隠しの舞台となった油屋の一つ。夜に映える宿の灯が幻想的です。

八百長

2011-02-10 00:34:34 | 雑感
そのまた昔、小生は八百長と聞いて世の中には社長や校長のように八百長という役職があり、おおむね八百屋の主人がつく役職がそれだと思っていた。八百長の本当の意味を知ったのは多分高校くらいで、日本語の難しさというか深さを改めて思い知った覚えがある。

さて、相撲の八百長問題が話題になっている。まあ、多くの国民が前から「相撲に八百長がないわけがないだろ」という認識だっただろうし、「ついに本気でバレたか」というのが大方の感想なのではないだろうか。八百長というと聞こえが悪いが、負け越すと下位の番付に落ちると待遇に雲泥の差がある角界で、勝ちが先行している力士が負け越しかけている力士のために、あえて負けてあげるという発想はさりげなくやれば粋なものにもなると思う。今日のNHKの特番では「人情相撲」という言葉を使っていたが、他のスポーツとは一線を画した面がある相撲においては、そういった類の取り組みがたまには混ざっていてもいいと思う。

だが、それは力士個人の気遣いで行われるべきもので、あらかじめ談合してやるものではないだろう。今回の八百長でマズかったのは、あらかじめ、談合が行われていてしかもそれに金が介在していたということに尽きるだろう。まあ、それでも先述の特殊な角界の事情を鑑みれば極悪な行動であったとまでは小生は思わないが・・・

まあ、それにしてもメールでそんなやりとりを行うとは何ともリスキーである、自分が八百長するなら少なくとも電話でやるw
仕事をしているとメールを送るということの重さがわかる。電話で相手の名前をいい間違えても訂正すれば済むが、メールで相手の名前を入力し間違えればおおごとだ(ちなみに今日それで詰められたw)。また、重要な案件の証跡を残すために歩いて7歩の隣の部署とわざわざメールでやり取りをしたりもする。メールの怖さをもう少し学ぶ機会があってもよいのかなと思う。

あと、一日か。。。無事明日を乗り切れるだろうか・・・


路線バスで「縦」に走る

2011-02-06 23:02:26 | 雑感
東京で暮らしているとバスに乗ることというのは意外と少ない。だが、東京の路線バスの中には気がつかないだけで、意外と電車に乗るよりピンポイントで目的地にアクセスできる路線があったりする。たとえば渋谷から六本木へ移動するのであれば、確実に都バスの新橋行きに乗るのが便利で早いし、お台場へのアクセスも意外と都バスが便利だ。知っていないと使いこなすのは難しいが、知っていると意外と得をするのが東京のバスなのだ。

最近、小生がよく乗るのは大森~新代田を結んでいる路線バス。馬込銀座から新代田までひたすら環七を走るというわかりやすい路線だが、道路以外縦に走る交通手段が乏しい東京周辺では非常に重宝する存在だ。今日も下北沢に行くのにこのバスを利用した。まあ、渋滞にはまると全く動かないという致命的な欠点はあるのだが、今日は上馬のあたりで少し渋滞にはまっただけでスムーズに走ったし、当方もない遅延が出ることはないように思う。下北沢まで行ってくれれば非常に便利なのだが、新代田という非常に中途半端なところが終点で、そこは少し不便ではある。

他にも環八や玉堤通りといった東京を縦に抜ける道にもバスが走っており、定時制に若干の難があるがこれらは縦の移動には非常に重宝する。バスの利用客が減少して大変だという事業者の声をよく耳にするが、それならこのような隠れたバス路線をもっとPRすればよいのではないかと思う。特に東京周辺の縦方向の移動には潜在的なニーズはあるのだろうから、時間帯曜日ごとの定時運行率を表にするなどしてPRするなどやり方次第では利用客も増えるだろう。

かくいう大森~新代田線もダイヤ改正ごとに本数が減っているようだ。細やかな需給調節のできるバスは潜在的移動ニーズのある大都市部ではまだまだチャンスがあると思うのだが・・・。頑張れ東京の路線バス!といったところだろうか。