徒然草 featuring Mr.松山

松山の松山によるすべての人々のためのブログ

最寄りの海は日本海

2013-07-01 00:02:02 | 雑感

松本には当たり前だが海はない。「塩」「波」「島」「渚」など海とゆかりのありそうな名前の地名は多いのだが、the内陸といった街であるので当然海とは無縁だ。では、太平洋と日本海どちらが近いのかというと、それは日本海である。どちらかというと東京や名古屋といった太平洋側の街と関わりが多いのだが、市内を流れる川はすべて日本海に注ぐし、距離的にも日本海の方がだいぶ近い。

こんなことを考えていたら、日本海に行ってみたくなったので、土曜日、日本海に行ってみた。当初は大糸線で糸魚川まで行こうと思っていたのだが、大糸線は南小谷から先が土砂崩れで不通とのことで、やむなく、車で行ってみた。

日本海までの道中はなかなか変化に富んでいた。最初は安曇野の田園風景、次に白馬の山々と高原、そして、小谷村から先の日本離れした深山幽谷。それらを抜けようやく日本海であった。当初は糸魚川まで行くつもりだったのだが、親不知が近いと看板に出ていたので、親不知に行ってみることにした。そして、松本から2時間20分かけ、ようやく親不知着。夕方は雨との予報だったが、びっくりするぐらいいい天気で、日本海の海は青く穏やかだった。

芥川龍之介の「トロッコ」ではないが、何も考えず調子に乗って遠くまで来てしまうと、帰りのことを考えてゾッとしたりする。行きはよかったが帰りも同じ道を戻るのは流石にしんどいし、トロトロ帰るとどこぞの山奥で日が暮れかねない。そんなわけで、帰りは高速で戻って来た。北陸道は初めて通ったが、トンネルばかりで、まるで地下鉄のようだった。150キロくらい高速に乗ったが、ETC割引は偉大で親不知から松本の近くまで1950円。リーズナブルな日本海ドライブであった。


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