徒然草 featuring Mr.松山

松山の松山によるすべての人々のためのブログ

遠くの観光地より近くの温泉?

2014-11-28 00:07:36 | 雑感
意外と知られていないが、品川区と大田区には温泉がとても多い。大田区に特に多いが、品川区にも3箇所くらい温泉が湧いている。黒湯と呼ばれる黒色の湯が特徴の温泉が多く、大田区のこれらの温泉施設のことを「総称して黒湯温泉」ということもあるらしい。黒湯が多い地域ではあるが、品川区には黒くない普通の温泉が湧いているところもある。我が家の近くの西品川温泉がそれで、ケイ酸が含まれている透明な温泉が湧いている。

都区内の温泉は銭湯が由来の施設が多く、銭湯と同じ価格で、比較的遅い時間まで入れるのが魅力的だ。先述の西品川温泉の場合、入浴料は他銭湯と同じ460円で、深夜1時まで入れ、おまけに露天風呂まである。夜、露天風呂についている小窓から大崎のビル群を眺めるのは気持ちが良い。

では、都区内の温泉に欠点はないかというと、とにかく込むのが難点だ。先日、武蔵小山温泉に行ったのだが、行ったのが祝日の夕方ということもあり、湯船は芋洗状態。これでは足など伸ばせるわけもない。まあ、いくらこの地域に温泉が多いといっても、人口の多さを考えれば少なすぎるわけで、混雑するのは致し方ない。もっとも、温泉に行ってリラックスできないのでは、行く意味がないから、行く時間を少し考える必要がある。

欠点はあれど、これから冬を迎えるにあたり、温泉が近くにあるのは心強い。寒い時はやはり温泉に限る。

高尾駅を降りると

2014-11-18 00:14:00 | 雑感
東京都のはずれにある高尾駅は山と都会の境界線にある駅だ。新宿から電車に乗りゴミゴミした沿線を抜け、高尾駅まで来ると急に視界に山が広がる。

そんな高尾駅に降り立ち、東京にも自然がまだいっぱいあるのだなと、山々を見渡していると絶対に目に入る怪しげな建物がある。山の中腹に立つとても大きな金色で円形の建物。特に京王線のホームに降りると嫌でも目に入る。ようやく広がった自然の中になんてものを作るのかと思わざるを得ないような建物だ。

最初は怪しげな新興宗教の道場かなにかなのかと思っていたのだが、調べてみるとそうではないらしい。その施設は「高尾みころも霊堂」なる施設で、厚生労働省所管の独立行政法人労働者健康福祉機構が運営する施設とのことだ。wikipediaによると殉職者の霊を慰めることを目的としているようだが、どうも胡散臭い。まして、先日この労働者健康福祉機構が障害者雇用率を捏造していたことが判明したから、いよいよ怪しい施設に思えてきた。一体、何のために建てられた施設なんだか。

労働者健康福祉機構というと労災病院というイメージが先行しているが、こういう怪しげな施設にも少しスポットを当てて欲しいところだ。




折り返し乗車はビジネスチャンスじゃないかと思う

2014-11-10 22:21:18 | 雑感
最近、横浜駅から東横線に乗る客が座るためにみなとみらい線でみなとみらい駅あたりまで折り返して電車に乗車すること、いわゆる「折り返し乗車」が話題になっている。

まあ、民法的にはまずいだろうし、自分がみなとみらい線ユーザーだったら、折り返し乗車してくる輩は極めて腹立たしいと思うだろうが、一方的に折り返し乗車をする客を一方的に非難するのもどうかなと思う。

そもそも、始発駅から乗る客も途中駅から乗る客も同じサービスを受ける権利があると思うのだが、始発駅から乗るというだけで着席に対する権利が発生するというのはいかがなものかと思う。本来はどの駅から乗る客も均等に着席する権利があるはずだと思う。

平等に着席する権利を保証するためにはどうすればよいだろうか。利用客に応じて始発電車を設定するか、着席に課金するか・・・。

しかし、じゃあ東横線の7割を横浜始発にできるかというとそんなわけもなく、課金できるかというと、それも無理がある気がする。なら、いっそ折り返し乗車を認める定期券を割安で作って、始発駅に並んでもらえばいいんじゃないかと思う。例えば、改札を出なければ、月2000円でみなとみらい線内折り返し乗車し放題とか。月5000人が利用すれば、横浜高速鉄道にとって年間1億2000万円の利益になる。しかも、空いている輸送力を使うからコストはほとんどかからない。

何かが多いということはそこに需要があって、ビジネスチャンスがあるということだと思う。こんな制度あってもいいんじゃないだろうか。

南信州の村々

2014-11-06 00:26:03 | 雑感
長野県は小さい村が多いことで有名だ。全域にわたり小さい村が点在しているのだが、特に小さく、聞いたこともないような名前の村が多くあるのが、飯田を中心とした南信地方だ。連休でそのうちの一つ売木村に行ってきた。人口600人ほど。近隣の村々からすれば標準的な人口規模だが、全国的に見れば相当小さい。だが、ゆえに里山に映える紅葉には観光地にない純朴さがあり、心が洗われた気がする。泊まった温泉旅館もいい雰囲気で気に入った。まあ、もう一度訪れることがあるかは不透明だが、こういう山村に行ってみるも楽しい。

売木村の近辺には他にも根羽村、平谷村、下條村、大鹿村、泰阜村など聞いたこともないし、下手すれば読めないような名前の山村がいくつもある。多分、東京からのアクセスの悪さは離島を除けば全国トップレベルだろう。何があるわけでもない村々だが、だからこそ、前評判に惑わされず良さを発見できるとも言える。軽井沢のアウトレットに行くのもいいが、たまにはこういう山村に出かけてみてはいかがだろうか。