<新刊情報>
書名:スペース・コロニー~宇宙で暮らす方法~
著者・監修:向井千秋
著者・編者:東京理科大学 スペース・コロニー研究センター
発行:講談社(ブルーバックス)
NASA、JAXA、ESA(欧州宇宙機関)、さらにSpaceX社やブルーオリジン社などの民間企業との連携のもと、現在、月軌道上の滞在施設「ゲートウェイ」の建設が進められている。アルテミス計画と名付けられたこの計画では、さらには火星探査の前哨基地となる月面基地建設もはじめられている。日本でも2020年秋から野口聡一宇宙飛行士が、2021年4月から星出彰彦宇宙飛行士が、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在している。さらに2021年秋には、JAXAによる新たな宇宙飛行士の募集も始まる予定。宇宙で人が暮らす時代が、もはやSFのものではなく始まっている。宇宙で人が暮らすためには? 水・食料・エネルギーの確保は? 心身の健康や環境維持は?……極限の閉鎖環境の中で人が暮らすためには、さまざまな技術が高いレベルで要求される。この人類史に残る計画に向けて設立された「東京理科大学 スペース・コロニー研究センター」。この研究所の研究・開発をもとに、実際にスペースシャトルでのミッションを行った向井千秋宇宙飛行士がその詳細を徹底解説。人類の「宇宙生活」のために進められている技術開発の最前線を、それぞれのtopixごとに詳細な図版とともに紹介。