赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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1 癌のステージが高いと診断されて、ショックを受けているあなたへ

2018-12-23 10:10:10 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
え?まさかと信じられないかもしれません。
いや、もなみの経験からすると、3期に入ると実はいろんな自覚症状があって、診断を聞いた時・・・「やっぱり」という気がしたかもしれません。

多分身辺整理なんかしながら 即入院の用意をしていたり、外泊でNETから情報を収集していたり、どうにしても絶望と隣り合わせで、例えばいつもはがんばっているけれど、ふとした瞬間に最悪のことを想像しているのではないでしょうか?
本当は もっともっと進歩していることを 普通の人は何となくしか知りませんから。 


生存率とか確率なんてものは こと癌に関しては関係ないんだ ってことを知って欲しいです。

実際ステージが上がるにつれて生存率が低くなってしまうのは、
ショックの大きさに比例して 免疫力や抵抗力が落ちてしまうからではないだろうか?
とさえ思ってしまいます。

だからといって「気の持ちようよ。」
なんて軽々しいことは言いません。

癌だって宣告されて平気でいられるわけがない。
今までの歴史を見る限り 辛くて暗い未来をあてがわれたような気がするのは 当然なことなんです。

だから、
家族のため会社のため 気力でどうにかしなくてはと焦ったり
泣きたいのに我慢して 作り笑いで自分をごまかしたりするのは
・・・どうかな?と、思います。

ちまたでは早期発見により 子宮癌は怖い病気ではなくなりました。
とよく言われます。

勢い、早期発見ではないと相変わらず怖い病気であるかのように感じられてしまいます。

いや、やっぱり いろんな不都合は多くなるかもしれないし、治療も大変になるかもしれないから 早期発見に越したことはないんですけどね。

もちろん、どんなに早期であったって、同じ辛さを味わっていることは変わりないです。

どちらにしても、

病院の中にいると病気で闘っている人しか見えないのではないかと思うんです。

だから、

実際3b期でも こうやって元気にしている者がいることを知って欲しいんです。

こう書くと、じゃぁ4期はダメなんだと思う人がいるかもしれないから あえて付け加えますが、4期でも手術をして退院しお孫さんができたという連絡をくれる人が ちゃんといます。産んだのはお嬢さんですけど。

つまり、

元気な自分をイメージして欲しいんです。
笑って 楽しんで 免疫力を高めて欲しいんです。

最初は小さな事からでいい。
お見舞いのメロンがおいしいとか。
窓から見える空が青いとか。

そのうち 飛んでいたカラスの羽がもつれて落ちかけたり、
帰っていくお見舞いの人が ぺこぺこ頭を下げながら後ずさりしてドアにぶつかったり、
そういうチョッとしたおかしい瞬間に出くわした時
もらさず、笑える用意をしておくといいと思うんです。

もなみの場合は幸いなことに部屋のみんなが明るい人で
見て見て!と先に笑い出してくれたので 釣られて気持ちが明るくなれました。
主人が悲観的な顔をせず、いつもと同じに接してくれたのも 心のよりどころになりました。

しかし、大きな転機となったのは

「○○さんて、3期だったのに退院後離婚して、ペンキ屋で仕事しながら子供を自分で育てているんだってよ。」
っていう噂話でした。

え~~~?!
女の人が離婚して子供を育てているのだってすごいのに
3期で退院後!!!
ペンキ屋さんになり!!!
もう ビックリでした。

でも、もなみにとっては、過酷な日常=生きる未来 に見えてしまったのです。

マイナスに考えて、精神的に負けてしまっちゃ意味ないじゃん?
医学もお医者さんも看護士さんも みんな貴女のためにがんばってくれているんです。
あなたは あなたができることを
笑顔や 明るい自分を取り戻して 免疫力をあげていきましょうよ。

後押し~~~~ぽん。


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