赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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4 手術や治療を待っているあなたへ

2018-12-23 07:07:07 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
告知を受けて、ある程度の話を聞かされたのに、まだ、手術の日が決まらない。
入院の日も、手術の日も決まっているのだけれど、まだ、日にちにに余裕があって、自宅待機をしている。

こういうあなたは、今 一番辛い時期にいるのかもしれません。

どうにもしようがない。どうしたら良いのか分からない。

でも、ガンが自分の体の中にいる。

しかも、もしかしたらとても微量ずつではあるけれど、

増殖しているような気がする。

こんな不安なことってあるでしょうか。

周りの人は昨日と変わらず、さっきまでと変わらず元気でいるのに、自分だけどこか悪い所にジワリジワリと向かっているような気がしてしまいます。

こんな時に、ちょっとでも出血があったり、痛みがあったり、重い感じがしたりしたら、考えることはただ一つしかありません。



女の人は我慢強いです。

いつもなら少しくらい重苦しくたって、お腹をさすりさすりがんばっていました。

仕事があれば職場では 痛いなーなんて思いながらも、「ちょっと来てくれない?」と言われれば、「はーい。」と返事をしてすっくと立ち上がり、笑顔になって飛んでいっていました。

子供がいれば、PTAにだって行ったし、お弁当を作ったり、塾の送り迎え・・・。

ご主人のYシャツにアイロンをかけなくちゃ。

そんな風にいつもなら何とかやってきたのに、告知をされた途端に、悪い方にばかり考えてしまうんです。

もなみなんか、2年も3年も変だった時は平気だったくせに、ガンだと分かった日から、出血多量で倒れるんじゃないかとか 今このときにも転移しようとガンが手を伸ばしているんじゃないかとか、悪いことばかり考えていました。

あんなにほっておいたのだから、しかも病院が待ってくれといっているのだから、多分日々の進行はもののかずにはならないものなんです。客観的に見ればそうなのでしょう。

でも、こんな時に誰が何を言っても 無駄なんです。

これって、もなみが頑固だったからかもしれないけれど、でも、 前向きになろうと 気の持ちようだと思おうとしても どうしてもどうがんばっても 顔が引きつってしまうんです。

落ち込むなって言われたって、ガンだと告知されて、しかも具合の悪いところがあちこちに出現しているんです。

ガンになったこともないような人に 落ち込むな!気の持ちようだ!なんていわれたって 全然説得力ないです。そんな風に考えちゃっていました。

だから、もなみはあなたのことを励ましたいんだけれど、どう励まして良いのか 分からないんです。

もなみは、じっと貴女と待つことしかできないんです。

じっと、じっとあなたのそばにいて、例えばメールで話を聞いたりパソコンの前で貴女のことを考えたり って。

必ず、必ず、貴女は何か光を見つけられるはずだから、自分で前を向き始めるはずだから、その時をじっと貴女と一緒に待ちたいと思っています。

もし、誰かのホームページで素敵な出会いを見つけたら、

もし、誰かのお話で勇気や元気を見つけたら、

そうしたら、もなみに教えてね。

その時は、精一杯の力を込めて、貴女のがんばりを応援します。

後押し・・・・・・・・・・ポン、って。

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