50年近くジャズを聴いてきて、そして10年近くblogを書いてきて一度も記事にというか文字も打ち込んだことがないだろうピアニストがいます。
ジャズを聴き始めたころにLPを持っていたけれどそれもあげてしまっていらい、何度かは耳にしたけれど音源は一度も買わずきたピアニスト。中古屋さんでお安いのをみていたら、これがあって、新しいアルバムが出ていることは知っているので、これはベスト盤かなと思って買ってみました。
ジャック・ルーシェの「プレー・バッハ」といえば、当時のジャズの入り口にいた子供にはとても解り易い音楽でした。「プレー・バッハ」と言えば頭にはピエール・ミシュロとクリスチャン・キャロの名前がしみ込んでいるのにミュージシャンが違いました、これは当時のベスト盤ではなく、1985年にメンバーをかえて復活したアルバムのようです。
これが正解だった。恐ろしいもので50年近く前に聞いたフレージングも頭に残っていて(若いころ真面目にきいていたから)このアルバムのフレーズを聴くと変わったところでアッと驚いたり、円熟が加わったのがそれも新鮮でこれは楽しめました。本日きちんと聞き直しました。
私が持っていたアルバムにはトッカータとフーガ ニ短調が入っていたから第何集だったのだろうか。
50年前には知っていて、今の活躍も(81才で)知っていて、そのくせ保持CDが今回の1枚、blogにも載せていなかったけれど、現役ジャズ・ピアニストの特別席を提供しても良いようなある意味恩人みたいな人です。
不義理というか、スマヌとおもいながらかなり楽しみました、81才だから不義理ですみませんでした、に訂正してお薦めに変更です。
PLAY BACH IN DISTAL RECORDING / JACQUES LOUSSIER
ジャック・ルーシェ ピアノ
ヴァンサン・シャルボエ ベース
アンドレ・アネピノ ドラムス
1. G線上のアリア
2. 2声のインベンション第8番ヘ長調
3. シチリアーノ ト短調
4. トッカータとフーガ ニ短調
5. 前奏曲第1番ハ長調
6. 前奏曲第2番ハ短調
7. 主よ、人の望みの喜びよ
8. イタリア協奏曲ヘ長調 第1楽章 アレグロ
9. イタリア協奏曲ヘ長調 第2楽章 アンダンテ
10. イタリア協奏曲ヘ長調 第3楽章 プレスト
11. コラール前奏曲第1番「目ざめよと呼ぶ声あり」
12. 幻想曲ハ短調
13. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 第1楽章 アレグロ
14. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 第2楽章 アダージョ
15. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 第3楽章 アレグロ
考えて見れば50年の歴史ですね。あれ以来ピアノ・トリオが今でも中心にいます。
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/cat34792895/index.html
この記事を書くにあたり、ネット・サーフして貴殿の記事を読みました。
ルーシェに同じように(私は薄いけど)かかわったのですね。
貼り付けいただいた記事を再読させていただくと、どうやら私が持っていたのは第4集のようですね。ジャケットは違いました。