JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1曲目凄い  SENECIO / SYLVAIN KASSAP

2007-03-22 21:20:19 | 聞いてますCDいいと思う
maid in franceの表示とこのジャケットで拾った一枚です。1990年のアルバムでリーダーはマルチリードプレーヤーSylvain Kassap(シルヴァン・カサップ)という人でアルバムの雰囲気はオリエンタル急行からその先まで走った感じです。
何も知らないで拾ったにしては、1曲目だけだったら、これは凄いアルバムです。
その1曲目は、バリのケチャを思わせる掛け声で始まる、リズムに乗った曲で、ソプラノの高速メロディと他の楽器や声との掛け合いで、ケチャの様に盛り上げていく面白い曲です。
2曲目はベースが低く流れる中でトロンボーンが深い思いを語るように吹いていくと他の楽器がそれに答えていくようになります。
3曲目はバスクラ、皆さんはバスクラ好きですか。私はいまいちなのでその後のトロンボーンが好きです。エキゾチックな味がちょっとアブストラックな表現に乗ります。
4曲目はクラリネットが低い音でハーモナイズすると乾いたギターのメロディーがかさなります。
5曲目はペットやチューバ、トロンボーンが、ギターとベースの一定のリズムに乗って少しづつ攻撃的なフレーズを吹くと、チューバのソロなんかもあり、リベレーション・ミュージック・オーケストラを思い出します。私好きなのです。
7曲目は現代クラシック風のクラリネットに最後の方はユニゾンでヴォーカルが絡みます。
8曲目はジャズ・ロック調のリズムの曲。
5曲目ぐらいまで、エキゾチックなはっきりしたメロディの雰囲気で好きですが、後半現代音楽風が強くなるとその線のラインがぼやけてきて残念です。
ただそれは好みの問題なので、後半好きという人もいると思います。
フランスには、ちょっとしゃれたジャケデザインで、それなりに主張して面白いものがあり、馬鹿に出来ません。

  SENECIO / SYLVAIN KASSAP

Sylvain Kassap saxophone&clarinettes
Jacques Veille trombone
Phlippe Deschepper guitares
Michel Godard tuba
Jean-Francois canape trompette&bugle
Jacques Mahieux batterie&voix
Claude Tchamitchian bass
Pablo Cueco percussions
Vincent Bruley son,sampling&maintenance

1 KACHINAS
2 UNA NINITA MARIPOSA
3 CIAO
4 SENECIO
5 GAZELLES BRAGARDES
6 KARAGOZ
7.1 CENDRILLON
7.2 MIDNIGHT
8 OTHER BANSHEES
9 SENECIO,1922


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