前に聴いたFORMAT A TROISというグループがとても良かった思いがあります。
中古屋さんで、このアルバムを見つけました。
独自なサウンドをを思考しているような、その中でしっかり個性を持っているような感があります。
最初音の出が良くないカーステレオで聴いたら、解りませんでしたが、音量をしっかり上げて聴くと1曲目から素晴らしい感じです。ピアノがスクエアな旋律を弾くとベースが重く答えるような展開です。その後のピアノはしっかりと曲を語っています。ドラムスもオーソドックスですが良い感じです。
前作は白い霧の中を馬が走る抜けるイメージでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080124
ちょっと硬いピアノはE.S.Tに似た感じがします。
3曲目も大きな音で聴くと、とてもまとまった曲になっています。
4曲目、アルコのベースがとても落ち着いた音で、そこにかぶさるピアノはこのグループが確かな方向性を持っていることを教えます。
スヴェンソンがまだ生きているときのアルバムですが、今となっては大切にしたいグループに感じます。
基本は大変上手いピアニストALEXIS GELLERがいてそこにかなり良いFabico Sevillaというベースがいて、とても若々しい感覚を表現している感じです。
だから5曲目、フェンダーローズを使った曲も意図がわかります。
その後の6曲目のピアノの音がとても幽玄に聴こえときます。エキセントリックなベースの音も入れながら構成がしっかりしています。
7曲目はフェンダーを使った曲ですが、ころかなり良い演奏、多くのフュージョングループと違うことが短い演奏ながら解ります。
8曲目のピアノのソロは独自の世界を感じます。
テクニックで押し切るプレーヤーではありませんが、情緒をしっかりもった表現力のあるピアニストです。
10曲目“TIGOT”の哀愁あるメロディーとベースソロなどとても良い。
このグループ、今まであまり紹介されていない気がしますが、もっと評判になって良いとおもいます。
4作目、どこかで出あわないかなー。
3e JOUR / FORMAT A TROIS
Alexis Greller piano
Fabien Sevikka bass
Patrick Dufresne drums
1 JOSEPH
2 SNAP
3 D'UNE
4 ON VERRA DEMAIN
5 HOTS CHAMP
6 LA II CROCHE
7 L'UP
8 LEUR BLEU
9 -3-
10 TIGOT
11 PREMICES