放射能汚染漁(ストロンチウム90)から、どのようにして身を守るのか!
福島第一原発からは、2011年からずっとストロンチウム90が海洋に漏れ出ています。
そして、魚だけではなく、東北のノリとワカメからも、ストロンチウム90が出ていますし、魚の缶詰などは、もう当たり前。
最近は、福島県沖で取れた魚からストロンチウム90だけではなく、放射性銀も検出されているのです。
セシウムが存在するところには、セシウムと比較して量は少ないものの、必ずストロンチウム90は存在しています。
これから、「福島発」の放射能に汚染された魚、貝、海藻が日本列島にあまねく供給されるでしょう。
さらにマスメディアが、それを子供たちに食べるように推奨するはずです。
政府は産地偽装を取り締まっていますが、偽装水揚げ魚だけは取り締まらない
はずです!
これから危惧されるのが、ストロンチウム90に汚染された魚を国民が長期間にわたって食べることです。
セシウム137が○○漁港で水揚げされた魚から検出されましたというニュースを見たときは、ストロンチウム90も含まれていると考えてください!
セシウムもストロンチウム90も水溶性ですから海水に溶け込んで、魚の体内に蓄積されます。
そして、小魚を食べた中型魚の骨にストロンチウム90が集まり、それを丸呑みするような大型魚の骨にストロンチウム90が生物濃縮します。
ストロンチウム90の内部被曝のメカニズムは、セシウムとは違います。
少量のストロンチウム90のほうが、ずっと危険なのです。
ストロンチウム90に限っては、体内に取り込んだ量が少なくても危険は減らないのです。
問題は、ストロンチウム90が含まれた食品を長期にわたって摂取し続けるこ
とです。
最近、増えている心筋梗塞の原因の一つと言われているガンマ線とベータ線を同時に出すセシウム134(半減期約2年)、セシウム137(半減期 約30年)は、ヨウ素131(甲状腺に集まる)やストロンチウム90(主に骨形成部)と違って、特定の臓器に結集することはありません。
全身の筋肉組織や実質臓器に分散されます。
さらに、その臓器内に取り込まれたセシウムも、臓器の中では偏って存在するようになります。
密度の濃いところと薄いところに分かれます。
セシウムは、人体の中ではカリウムと同じような動きをすると考えられています。
血中カリウムが、常に体外に排泄されているように、セシウム(134、137)も、常に排尿・排泄・発汗などによって体外に排出されています。
人体の中のセシウムの量が半分になるまでの期間(生物学的半減期)は、大人で約100日、子供で約40日です。
ある医師が、1年のうち一ヵ月でも二ヵ月でもいいから、東京から離れてきれいな空気と放射能汚染されていない食べ物がある土地で暮らしなさい、と強く勧めているのは、そういう事なのです!
その間、わずかでも体のほうに、放射性物質に対する抵抗力が備わってきて、修復機能が働くようになるのです。
ですから、転地して、完全にきれいな環境で、それ以上の追加被曝をしない生活を送れば、セシウムは、どんどん体外に排出されるということになります。
地元の汚染された野菜ばかり食べていた複数人の子供のセシウムの体内取り込みが酷く、それを止めたら80日後には、体内のセシウムの量が4割程度まで減っていた事実があります。
しかし、その間は、細胞を傷つけられているのです。
特に、体内のセシウムの量が半分になるまでの期間が40日と短い子供の場合は、転地してセシウムを体から出すことは、とても有効です。
内部被曝の場合は、低エネルギーこそが恐ろしいのです!
飛程距離が短くて、高エネルギーの放射線がいちばん恐ろしいのです。
ストロンチウム90のベータ線の場合は、どちらかというとエネルギーが低いのです。
そのセシウムの出すベータ線のほうです。
ホールボディーカウンターが感受できるのは、セシウムの出すガンマ線だけです。
ストロンチウム90が実際にはセシウムとともに体内に取り込まれているのに、それは検知されないのです。
このセシウムの出すベータ線、体内に入り込んだセシウム分子の半径1.6~2.3mmの範囲が、集中的に攻撃を受けることになります。
狭い範囲内が、電離放射線に傷付けられるのです。これが、ガン、内臓の機能障害を引き起こすと言われています。
セシウムは固まって一箇所に集まるものでなく、体全体に分散されるので、少しくらい多く取り込んでも大丈夫と言っているのです。
計測できないストロンチウム90こそが危険なのです!
ベータ線の本体は高速電子です。
つまり、ベータ線は、四方八方、高速電子というマシンガンの弾を打ちっぱなし状態である、ということです。
セシウムは体の外に出ていきますが、ストロンチウム90は、骨に取り込まれてカルシウムに置き換えてしまうのです。
ストロンチウム90の半減期は約28年で、半径1.17mmの範囲を毎日攻撃するのです。
ストロンチウム90は、セシウムと違って骨に蓄積されて体の外に出ていかな
いのですから。
セシウムを大量に摂取することも恐ろしいのですが、ストロンチウム90は、たとえ、わずかでも長期間、体内に取り込んでいくと、どんどん骨の中に溜められていくのです。
ストロンチウム90は、ベータ崩壊後、イットリウム90になって、再びベータ崩壊を繰り返すので二度にわたって細胞を破壊するという「セカンド・イベント理論」があります。
イットリウム90の半減期はわずか64時間ですから、その分、単位時間当たり放出されるエネルギーが大きいことになるので、破壊力がある、という理論です。
恐ろしいベータ線でも、核種の違いや持っているエネルギーの違いによって、細胞に与えるダメージの度合いは大きく異なります。
一般に、エネルギーが高いほど、人体に与える影響は大きいと考えがちなのですが、それは逆です。
内部被曝の場合は低エネルギーのほうが恐ろしいのです。
ベータ線が持っているエネルギーが低い場合、1~2ミクロン程度しか飛ばないので、細胞をじかに攻撃することがあります。
細胞の中にある細胞核の中に取り込まれてしまった場合は、細胞核のDNAを攻撃することになります。
細胞の中に取り込まれてしまっても、細胞核の外にとどまっているのであれば、DNAまでベータ線は届かないので、危険は生じません。
問題は、ベータ線を出す核種が細胞の中を動いたりすることです。
そして、発ガンが、常にたった1個の細胞から起こることです。
「ストロンチウム90からどう身を守ればいいのか」
についてですが、食べなければいいのです。
「アルギン酸-放射性ストロンチウムの体外排泄について」
ストロンチウム90は、セシウムと違って、デトクッスは無駄です。
取り込んでしまった後では、ほぼ対処法はないといわれていますが、「波動入り醗酵液」が、ストロンチウムを包み込んで身体を守ります!
高山長房ホームページhttp://nagafusa-takayama.com/