オリンピック選手： ＤＮＡは特別か ＲＲ、ＲＸ、ＸＸタイプ

昨日の朝日新聞に、「もっと知りたい！　五輪選手のＤＮＡは特別か」という記事がありました。

ニュースの背景を、解説してくれるコーナーです。

バンクーバーオリンピックの報道が連日伝えられていますが、オリンピックに出場するような選手は、ＤＮＡ的にも特殊なのでしょうか？

最近は、筋肉の構造に関わる遺伝子（スポーツ遺伝子）が分かる「ＡＣＴＮ３」が注目されているのだそうです。

「ＡＣＴＮ３」は、オースラトリアの研究者らの調査で注目を浴びました。
ＲＲ、ＲＸ、ＸＸの３タイプがあります。

唾液で判断できます。

日本人は、
　　ＲＲ　　２０％
　　ＲＸ　　６０％
　　ＸＸ　　２０％　　

ＲＲタイプは、瞬発力に優れます。
日本人では、スピードスケート、クロスカントリー、陸上、水泳選手に多く、アフリカ系の人は、一般人でもＲＲタイプの人の割合が高いです。

ＸＸタイプは、持久力に優れるという研究もありますが、そうでないという意見もある状態です。

「ミトコンドリアＤＮＡ」も注目されています。

「ミトコンドリアＤＮＡ」は、細胞内で生命活動に欠かせないエネルギーを作ります。

東京都健康長寿医療センター研究所の福典之研究員が、スポーツ科学センターや英国グラスゴー大学との共同研究をしました。

オリンピック選手（日本人、アフリカ系）を調査したところ、瞬発力や持久力に優れる選手は、それぞれミトコンドリアに特徴的な遺伝子型の組み合わせを持つ割合が多いことが分かりました。

ミトコンドリアＤＮＡは、母親からのみ引き継がれます。

福研究員は、
「お母さんの運動能力が、子どもに関係するかもしれない」と見ています。

個人の遺伝子に合わせた「オーダーメイドトレーニング」への、遺伝子検査の利用も研究されています。

東京大学の石井直方教授は、筋力トレーニングと「ＡＣＴＮ３」の関係を研究中です。
強い運動では、ＲＲタイプが、筋力が疲労しにくく、回復も早い可能性がある、ということです。
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記事には、日本国内でも「ＡＣＴＮ３」の遺伝子検査をする会社があり、口内細胞、唾液、血液から調べる方法があるということです。

タイ： ３５分間の国際線 食事・飲み物 笑顔

昨日の朝日新聞に、「特派員メモ　バンコク　３５分の神業接客」という記事がありました。

特派員の方が、担当地のユニークな話題を紹介されるコーナーです。

特派員の方が、アンコールワット遺跡のシエムレアプ（カンボジア）から、タイのバンコクまで飛行機で帰られたそうです。

飛行時間は、たったの３５分。
それでも、国際線でちゃんと食事も飲み物も出ます。

離着陸があるので、客室乗務員の方の持ち時間は２０分強。
その接客ぶりには、いつも感心されるそうです。

離陸後３分、まだ上昇途中にシートベルト着用サインが解除されると、女性乗務員４人がいっせいに動き始めます。

サンドイッチ、春巻き、フルーツ、ヨーグルト、ジュース、水が入った紙の箱を、約１６０人の乗客に、「どうぞ」と配ります。

続いて、紅茶やコーヒーが入ったポットを手に、１人ひとりに好みを尋ねながら注いで回ります。

ここまで１０分足らず。
１５分ほど経つと、降下開始の放送があり、紙箱の回収が始まり、これは３分とかかりません。

シートベルト着用のサインが点灯し、着陸まで約１０分を残して機内食は終了です。
乗務員も、自分の席に戻ります。

こう聞くと、あわただしいようですが、乗務員の方の表情は、笑顔があり、時間に追われた様子はなく、むしろゆったりと感じられるのだそうです。

この路線は、タイの航空会社が独占運航しています。

タイの航空会社は、国内線の短距離でも機内食が出るお国柄で、そこで鍛えた接客術ゆえか。
シエムレアプ－バンコク便は、ドル箱路線なだけに、さらに磨きがかかっているように見える、ということです。
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「タイの航空会社」ということは、タイ国際航空のことだろうかと、ホームページを見てみました（http://www.thaiair.co.jp/参照）。

予想した以上に多くの都市を結んだ便があります。

「タイ航空　評判」で検索すると、アジア系航空会社では、シンガポール航空と並んで評判がいいと書かれていました。

「タイの航空会社」（ウィキペディア）を見ると、タイには航空会社が９社あるとのことです。
　　オリエント・タイ航空
　　タイ国際航空
　　PBエア
　　スカイスター航空
　　ノックエア
　　プーケット航空
　　タイ・エアアジア
　　バンコク・エアウェイズ
　　ワン・トゥー・ゴー航空